棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

損得抜きで愉しむ 

2014-03-26 09:55:53 | 山郷の暮し

大雪の降った今年の冬も、ようやく過去形になりつつあります。
いつもの散歩道を少し伸ばして、隣の集落にある福寿草の群生する土手に行きました。
年々増えていき、しだいに見ごたえのある風景になりつつありますが、自然に増えたものではなく、
お爺さんが移植をされているのを見ました。

同じような個人の利害を超えた営みを見ることができる風景があります。
そのひとつ、これから楽しみの土手には、水仙が一面に咲くのです。

そして、斜面の休耕田にサクラを植えているグループもいます。
オッちゃんの弁が良かった。
「花の下で酒が飲みたくてセ・・」

私もこの花の谷に移り住んでまもなく、面前の北斜面山にサクラが見たく数本勝手に植えました。
が・・・下草刈りであえなく・・・。同時の我が家のサクラは大木となっているのですが・・。

テレビなどで、利害を超えた個人の執念とも情念ともいえる行為が放映されますと、見入ってしまいます。
ずっと以前の放映で不確かな記憶ですが、琵琶湖に向かう乗り合いバスの運転手さんが、沿線にサクラを植えていった。
というような放映がありました。

損得抜きのことに、なぜかこの話を思い出すのです。




ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本