岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

関西スクール新人戦 その2

2011年03月09日 | ビデオ連続画像
単発では、岡山にも良いプレー、良いタックルもたくさんありました。
ただ、それが次につながらない、継続できない、ターンオーバーやマイボールの確保につながらない、それが大きな課題です。


以下の画像は、ナイスタックルをしても、接点が弱いため、簡単に相手にボールを出された場面です。


低いタックル一発で倒しました。


この瞬間、回りには、岡山の選手がたくさんおり、ターンオーバーの絶好のチャンスです。




少し画像の間隔があいていますが、相手の先取が勢いよくサポートに来ました。
岡山の選手の数が多い中での、接点のボールの争奪です。


この接点での1対1での勝負に、完全に相手に負けています。
このあたり、勢いよく走ってきた相手に勝つには、低く鋭く入ることが必要です。
ただ、1対1の勝負に加えて、まわりの岡山の選手が立って見てしまっているところも大きな課題です。


ここから先は、昨日のブログと同じです。
相手チームは低く、しっかり下半身を踏ん張りながらボールを越えて、キッチリとボールを出しました。


岡山の選手を見て言えること。 「高~い」「棒立ち」


新人戦以降、接点での低い姿勢と早さ、ボールの上を越える意識を課題として練習してきました。
それ自体は、新人戦の頃よりかなり上達し、北条カーニバル等でも一定の成果が出ていましたが、関西スクール新人戦では、あらためて、甘さと課題がハッキリしました。

課題は、低さ・早さに加えて、さらに激しさ・強さ・しつこさ・ボールへの執着心をさらにアップすること、またボールや人への反応をさらに早くすることです。


次回の練習からは、このあたりをさらに重点的に取り組みたいと思います。

関西スクール新人戦 その1

2011年03月08日 | ビデオ連続画像
岡山から見た場合の、1つの課題と1つの見本です。

上の5枚は、岡山の選手のタックルについてです。
姿勢が高い上に、踏み込みもなく、受けてしまっています。
相手が大きいほど、下に(太ももに)思いっきり強く入って、倒さないといけません。










下の4枚は、相手チームのラックです。
後ろからの画像なので、相手の姿勢がよく見えます。
両足をしっかり踏ん張って、ねている味方を越えています。
ダウンボールした選手が手を伸せば、ハーフが簡単に処理できます。

岡山の選手も接点でかなり低くなってきましたが、試合前の練習で確認したように、単に低くなってボールに上半身がかぶさる位置ではなく、低い姿勢のままで、開いた足の下にボールがくるくらい味方をこえて相手にプレッシャーをかける、ことが大切です。






足を広く開いて、姿勢を低く踏ん張っています。
岡山の選手がくずそうとしても、ビクともしないといった感じです。


6年生および保護者の皆さんへ

2011年03月07日 | チーム理念&メンバー募集

岡山スクールの掲示板に、次のようなコメントを書いておきました。

新しい1年生(当然2年生も)がたくさん入ってくれることは、岡山ジュニアスクールがチームとして活動していくためにはどうしても必要なことです。

現在の中学生も、岡山スクールの6年生はもちろん、できるだけ多くの人が新たに参加するよう勧誘して下さい。


(コメント)

6年生の皆さんは、小学生としてのスクール活動も、あとわずかとなってきました。

中学生の先輩やコーチは、皆さんが、中学生になっても、是非、ジュニアスクールに参加してくれることを期待しています。

3月13日は小学生のグラウンドの空いた場所を借りて11時頃から(12時~全面で練習)、3月21日は、スクールの卒業式をはさんで、午前・午後と、小学生の隣のグラウンドで練習しますので、6年生や保護者の方は、ジュニアの活動を是非見ていただければと思います。

また、その際に、質問等ありましたら、遠慮無くお尋ね下さい。


関西スクール新人戦 2日目

2011年03月06日 | 試合(H23チーム)
関西スクール新人戦2日目は、大阪北地区選抜Bと対戦しました。

結果は前日とは逆に大敗しました。

大阪のチームの、基本の確実さ、プレーの力強さ、さらにそれらの精度と継続の力を見せつけられました。

岡山の選手たちも、新人戦以降の練習の成果をよく出していましたが、まだまだ単発であったり、肝心なところでミスが出たり、ラグビーに対する甘さを教えられました。

その甘さをどう克服するか?

まずその一つとして、練習の時から声を出す、ミスを無くす、1回1回のプレーを力強く、そして基本を思い出す。ここからだと思います

O塚監督も次のように話していました。
「練習を見ても、やっていることは同じ。ただ、大阪のチームは、練習の時から1回1回が激しく、しかもミスが無い」

これまで岡山がやってきたことに間違いはないと思います。
今日の試合は、さらにもう一段上がっていくためのよい経験でした。

来週の練習から、もう一回、新たな気持ちでやっていきましょう。


今日のスナップです。

この悔しさを忘れずに、さらに自分やチームを高めて行こう。







ここから、いくつかポイントを書きますので、是非考えてみて下さい。

以下4枚。

タックラーの特に視線に注目。
相手の選手は、岡山の選手の短パンのあたりをしっかり見ています。(タックルも太ももにしっかり入っています)
岡山の選手は、相手の顔を見ているといった感じで、あごが上がり姿勢が高いです。
これだと、タックルをはずされやすいし、高くなります。(倒すことができても、受けてしまいます)








以下1枚。

大型選手と接近してたたかうフォワードの選手こそ、低く入って一発で倒すタックルが求められます。



以下2枚。

わかりやすい写真ではないですが、岡山の選手もずいぶんサポートが早くなりましたが、相手の選手は、さらに1歩2歩早く、ボールにからまれる場面が多かったです。
(下の写真のように、ボールキャリアーを見てしまう)




以下4枚。

相手と岡山の選手を比べると、違いがハッキリわかります。

岡山の選手は、ひざが高く姿勢も起きており、これだと相手に押込まれてしまいます。
背中が伸び、しっかり押込んでいる相手が大きく見えます。
また、岡山の選手は、密集に参加しているようで、静止画像で見ると、近くにいても立って見ているだけの選手が多くいます。








関西スクール新人戦 1日目

2011年03月05日 | 試合(H23チーム)
今日は、関西スクール新人戦にカネカ高砂製作所グラウンドに行ってきました。

試合相手は京都スクール選抜Bでしたが、発展途上のメンバー編成であり、試合自体は大差で勝ちました。

このような試合展開でしたので、試合には全員に半分以上出てもらいました。

まず、選手たちが点差がひらいたにもかかわらず、最後までひたむきにプレーしたことは、評価したいと思います。

ただ、一つだけ、ラグビーをする上での基本的な課題をあげておきます。

今日、岡山の選手には出発する前に、美作・津山の選手には到着後に、いくつかの課題を書いた紙を渡しました。
その紙に一番最初に書いていた内容と同じことです。

試合の立ち上がりを激しく、そして集中すること。そのためには、練習の段階から盛り上げること。

これを一番最初に書いていましたが、今日は全くダメ、0点です。

まず、練習の時から全く声が出ていないし、ダラダラとして上級生が引っぱる雰囲気も感じられない。
試合の前に、「ヤル気」が顔や体から感じられなければ、試合の最初からいいプレーができるわけがないし、岡山県チームを代表して試合に出る資格はありません。

今日は、ブログ担当コーチは、久しぶりに「ヤル気がなければ、このまま棄権して帰る」「試合中でも棄権する」と怒りました。

一つ言っておきますが、ブログ担当コーチは、自分の発言には常に責任を持って言っているつもりです。今日の「棄権する」という言葉も本気でした。

血圧が上がるので、これからは怒らせないようにして下さい。

当然のことながら、試合の立ち上がりはパスミスだらけだったり、攻め込まれました。相手がもう少し強ければ簡単にトライされています。

次の試合で快勝した鯉城スクールはもちろん、その次の試合に出た山口も、岡山と比べるとはるかに元気がありました。

選手たちは、明日の2日目から、このことを本当によく考えないと、今のままで進歩は止ってしまいます。
今年のチームの目標は何なのか、こんな状態で足踏みしていいのか、よく考えること。


さて、最後に、今日の試合の選手たちのスナップです。

できるだけ、見にいけていない保護者等のためにも全員を紹介したいのですが、フルバックやウイング等の選手が、どうしても写っていない場合があります。
写っていない選手も元気に頑張っていました。

(この写真、何かおもしろくないですか?)




























縦・縦・横 その2

2011年03月04日 | ビデオ連続画像
前回のブログの続きです。

フォワードが連続して縦を厳しく攻めたことで、相手の人数をかなり内に(密集近くに)引きつけることができました。


サポートも早く来ています。
バックスから見れば、ここは是非ボールをもらいたい場面です。


フォワードは、まだまだ縦に行きたいと思います。
ただ、ここでフォワードが縦に行くことは、相手の中に突っ込んで行くことになり、相手にからまれる危険性も高まります。前に進めてもそれほど長い距離は進めません。
フォワードが「行きすぎるな」と言われるのはこのような場面です。

ここで大切なのは、ハーフやバックスの大きな声と、冷静な判断力です。
相手と体を当てて全力でファイトしているフォワードから出たボールを、フォワードの勢いを殺すことなく、冷静にバックスに展開する。
このようなプレーができればゲインできる力や得点力は一気に高まります。


ハーフからの球出しもリズムがよいです。
ここから、スタンドオフ、センタ-が、浅めのラインで、鋭く勝負していきます。






スタンドオフ森Mが鋭く相手の裏に出ています。
森Mの強さを活かしたプレーです。


ここにセンター出Iが、素早く上がってきています。
この瞬間的なスピードの変化は、出Iの優れたところです。


パスをもらって、さらにギアチェンジしてスピードアップしています。




以上、フォワードの積極的なアタックとサポート、スクラムハーフの素早いつなぎ、バックスの素早い判断と勝負、これらがうまくつながったプレーです。

縦・縦・横 その1

2011年03月04日 | ビデオ連続画像
チームの課題の一つに、フォワードの積極性、フォワードがファイトすることがあります。
その上で、フォワードとバックスが連携を求めています。

そのためには、バックスにも、外側を単調に攻めるだけではなく、フォワードを使う意識、フォワードがサポートしやすいようなコース取りが求められます。

また、このようなフォワード・バックスが一体となったプレーを継続するためには、スクラムハーフの早い判断やボールの処理はもちろん、ういているフォワード、スタンドオフ、センター等のが大きな声を出すことが基本です。

今回の画像は、地面に落ちたイーブンボールへの働きかけから、フォワードが2本立てにいって、センターが縦に切り裂いたものであり、非常にリズム良くアタックできています。

今回の遠征では、このような継続した攻めが結構見られました。

ういているフォワードの立つ位置、アタックの方向等については、日曜日の練習でさらに確認しました。
さらに意識を高めていきましょう。

2回にわけて画像をのせます。


イーブンボールへのいい働きかけです。
このような、体をはった忠実なプレーができる選手が多いほど、チームは強くなります。






姿勢が低く、相手に対するプレッシャーもある、まずまずのモールが組めています。


フォワードの縦へのアタックです。


少しでも早く2人目が(ボールを)サポートすることが大切です。




低くラックに入れていますが、一番いいところは、ひざを地面につかずに、少しでも自分で立とうとしているところです。


ひざをついていないことで、次のプレーへの働きかけが早くなります。


フォワードの2つめの縦です。

接点

2011年03月03日 | ビデオ連続画像
接点での反省点です。

低く早くサポートし、きっちりとした姿勢をつくるという課題は、かなりできていました。





今回のケースも、ボールの位置はわかりませんが、かなり良い姿勢です。
この段階で練習でコーチから言われているのは、

体にしっかりと力を入れて強い姿勢をつくる。
両足でしっかりと地面に踏ん張る。
背中を伸ばしたままで、ヒザに力を入れて前にプレッシャーをかける。(相手から逃げない)
相手のコンタクトや足を取るプレーにもしっかりガマンする。
といったことです。


このあたりから、相手の選手に上半身を起こされかけています。
一番の原因は、ひざが高く、姿勢も高くなっていることです。


さらに押込まれています。








結果的には、相手がオフ・ザ・ゲートの反則をとられましたが、反則にならなかったら、これまでの試合でよくあったように、一気にピンチになる場面です。

全体的には接点のプレーがよくなってきてはいますが、接戦の場合には、一つのミスが致命的な失点につながります。
中学ラグビーは20分ハーフと時間が短いですし、今の岡山チームは、疲れれば途中で交替できる選手もかなりいます。

常に集中をきらさず、全力でファイトすることが大切です。

北条・12人制 その2

2011年03月02日 | 試合(H23チーム)
北条北中学との試合のスナップです。

毎年のことですが、今年の北条北中も強いチームで、トライを取られたのは岡山の1トライだけでした。

北条北中学と試合をしていつも感じるのは、味方の選手の個性や長所をいかしたラグビーをすること、試合の中で相手の特徴(ウイークポイント)をつかむのが早く的確であることです。
つまり、中学生はラグビーをよく知っており、また先生は自分のチームの選手を本当によく知っていることです。

今回は15分ストレートの試合だったので、普通の試合では序盤戦といった感じでしたが、もし後半も試合があれば、どのように攻めてくれただろうかと思うと、少し残念ではありました。

逆に、岡山の選手たち、特にキャプテン、バイスキャプテンは、、相手の選手をどう感じ、もし、後半も試合をしていたら、相手のどこを攻めようとか、どういう攻め方が効果的とか、相手の誰に注意してディフェンスしようとか、前半でイメージはできあがっていたでしょうか?

北条北中学とは、是非、練習試合の機会があればまたお願いします。
また、岡山の選手たちは、中四国の公式戦で北条北中学と試合できるように頑張っていこう。