岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

最終調整

2010年07月25日 | 技術
大変暑かったです。
今日は岡山スクールの単独練習でしたが、関西大会前の最終調整(1年生は、8月7日の富田林スクール練習試合に向けて)を行ないました。(9時~13時30分)

その後、可能な人でバイキングに行きましたが、ブログ担当コーチは完全にバテたため、帰らせてもらいました。スイマセン。

帰ってからすぐ寝て、目が覚めたのでブログを書いていますが、気持ち悪いです。また寝ます。

さて、今日の練習ですが、1年生+コーチでアタックしてもらい、2・3年生チームがディフェンスするという形を、タックル無しで繰返しました。

なお、練習で鼻を負傷した矢◇も、午前中は練習に参加してくれ、お父さんとノーズガードの話などもしました。
やはり、大きな戦力です。

さて、2、3年生チームについて、今日の練習の目的や、コーチから色々と言われたことを書いておくので、あらためてイメージしてください。

美作の選手も、是非見ておくようにお互いに伝えてください。

◎ディフェンスの際のコントロール役
 ・題◇が中心となって、2次、3次以降の声かけ。
   特に3次くらいになるとバラバラになりやすいので、特にリーダーは意識を。
 ・題◇が巻き込まれているときは犬◇。
 ・その他、ハーフやフルバック、皆が声をかけあい、統率された動きをする。

◎ディフェンスの姿勢
 ・姿勢を低く。
 ・ノミネート、声。
 ・鋭い出足。
 ・短い試合時間です。まず、雰囲気や気迫で勝つ。やはり大切なことです。

◎タックルライン(タックルポイント)
 ・タックルラインは、相手のゲインラインより、少しでも相手側で。
 ・相手側に押込んでいれば、味方FWのカバーディフェンスも効果的に間に合う。味方FWを後ろに走らすようでは、苦しくなる。
 ・岡山のディフェンスは、まず前に出ることを基本に練習しています。
 
◎3回、4回と粘り強く、ディフェンスを繰返せば、必ず相手がミスしたり、ターンオーバーの機会が来る。粘り強く。

◎相手(第1センターくらい)が、DF側の第2センターとウイングの間や、さらに外をめがけて、思いっきり走ってくる攻め方が結構多い。(対面の第1センターは、特に下がっている1次攻撃では届きにくい)
 その上で、DF側のギャップ等をつく。
 ・DF側はそろって前に出る。
 ・フルバックはボールキャリアーを狙いながら上がる。(DFがコンタクトするまで)
 ・ロック等のカバーディフェンス
 ・ここを攻めて来ても絶対止められると、まず相手に思い知らせることが大切。

◎フルバック等のライン参加への対応(一次攻撃)
 ・詰めのディフェンスの際の、ウイングの動き、フルバックの上がり方、スタンド等の内側の選手のカバー、ロックのコース(タックルをねらう位置(相手が走ってきやすい位置))等をイメージのこと。

◎二次以降のフルバック等の参加への対応
 ・二次以降は、味方DF側の人数や、味方の残り方等様々。
 ・内側からつぶしていきながらも、一番外を抜かれないよう、カバ-に走ってくる選手とコミュニケ-ションをとる。

◎相手スタンド等の移動(逆サイド等への移動)に対する反応
 ・ハーフはスクラム最後尾に立ち、少し余裕を持って判断。
 ・前に出るのは両ロックとする。
 ・スクラムの場合、モール等の場合、どちらも両ロックや、ポストプレーヤーはまず前に出て、相手のコースをつぶす。

◎フルバック
 ・キック処理を気にしすぎて、残りすぎないように。
 ・相手が持って前に走ってくれば、DFラインが抜かれた場合に備えて上がっていく。
 ・その上で、味方がコンタクトし止めれば、上がるのをやめて次の動きを。

◎ブラインドウイング(その1)
 ・相手が展開して遠くでポイントができた際に、どうしてもボールやポイントに近づいてしまう。 
 ・そのために、相手が展開した際に、自分の外をゲインされるケースが多い。
 ・ブラインドウイングは、対面等の相手もよく見て、相手より外側に残ればよい。 
   (相手のアタックも外向きに来る場合が多く、自然に自分の方に走ってくる)
 ・外側に残り気味に立って、全体を余裕をもって見渡し、人数が足らない場合は、大きな声で味方を呼ぶ。

◎ブラインドウイング(その2)
 ・相手が展開したら、味方のオープンサイドウイングは前に出るし、フルバックも上がっていくので、少し後ろ気味に戻ってキックを警戒。
 ・次に相手が自分のサイドに展開して攻めはじめたら、すぐに上がってディフェンスラインをつくり、前に出る。

◎ブラインドウイング(その3)
 ・スクラムやポイントの際に、ラインに近いところで、相手ウイングと向かい合うケースも多い。
 ・相手に絶対に内側(ポイント近く)を抜かれないように。ライン側に押し出しながらタックル。
 ・前に出る。

◎フルバックや両ウイングに、試合中休んでいる時間はない。
 ・ディフェンスの時は、他の2人の動きも見ながら、上がったり、下がったり、声をかけたり、時にはブラインド側のコーナーまでカバーディフェンスに走る。
 ・アタックの時は、少しでも攻める人数を増やす。
   ジャッカル等されたら、すぐにディフェンスに戻る。

◎フォワード
 ・ポスト、カバー、時にはラインディフェンスへの参加等、走り回り、遠慮しないこと。
 ・足を止めたり、さぼった場合は、何の役にも立たないが、足を止めなければ、決して「間違い」はない。自信をもってプレーすること。
 ・特に3年生の能力は相当高いです。絶対に走り勝ち、当たり勝て。

◎ポストディフェンス
 ・FWは、立つだけではなく、前にプレッシャーをかける。
 ・ポストプレーヤーは、まず前に走り、それから内側からプレッシャー。
 ・最初から斜めに走ると、相手が内側に走ってきた時にゲインされやすい。
 ・なお、FWがポストに立つのが遅れている時は、ハーフがまずどちらかに立つ。
   FWが来たら交代する。

◎ブラインド側のポストディフェンス
 ・必ず前に出る。そうしないと、相手が方向を変えて走ってきた際に対応できない。

◎スクラムの際のロック
 ・必ず両ロックとも前に。
 ・特にポイントがセンター付近の場合、どちらに攻められるかわからない。逆側にまわりこんで攻めてくるチームも多い。

◎最後に、このような形で、相手を止めた場合に、必ず相手とファイトして(闘い)、ボールを奪ったり、押込んだり、倒したり、ボールを出させずマイボールにしたり、少なくとも相手がボールを出すのを遅らせなければならない。
 そうすることで、味方の次のディフェンスや、フォワードのカバーディフェンスもやりやすくなる。
 ポイントができたら、近くの選手は素早く寄って、必ず相手と闘う(競う)こと。

 そして、ボールを奪うこと(ターンオーバー)を意識し、相手と全力でファイトすること。
 体が大きいとか小さいとか、足が速いとか遅いとか全然関係ありません。ラグビーで一番大切なのは「闘志」「統率」「集中力」、これだけです。(高校生との練習を思い出せ)

(補足)

○アタック
 ・上に書いたことは、反対に、岡山がアタックする際にも考えたらよいことです。
 ・逆サイドに動きながら攻めること(一次攻撃から相手のディフェンスを動かすこと)、第1センターが外側を攻める、サイドアタック等、試合の最初でまず試すことにより、相手の特徴(強い点、弱い点)を知ることも大切です。
 ・キャプテンを中心に、これまでのサインプレーに加えて、立ち上がりの攻め方を考えてみてください。

○ディフェンス
 ・アタックも含めてですが、試合開始の笛とともに、闘志や走力が全開できること。
   ただし、頭脳は冷静に。
 ・岡山チームの課題です。

○タックル
 ・怖がるな
 ・気持ち
 ・最後まで追い詰めてパワーフット(簡単に飛び込むな)
 ・ジャージをつかむような情けないプレーをするな。
 ・強くコンタクトし、足をかきながら、腕を引きつけ、首(ほお)をしめる。
 ・相手を倒したら、すぐに起きてボール。
 ・大きい選手には2人でタックル。
   1人目が下に入ったら、2人目は上半身。 逆の場合は逆。
   2人目がタックルに入るのを遠慮するな。
 
○フォワード
 ・ラグビーは格闘技。
 ・フォワードの選手は、パワーと走力をもった選手である。(フォワードこそがラグビー選手)
 ・フォワードが負けたら、結局バックスは何もできない。(できるのは言い訳だけ)
 ・プライドをもって暴れろ。 


さて、1年生たちは暑い中、お疲れ様でした。
ただ、このような練習を通して、うまさだけでなく、相当力強くなってきました。
8月7日の試合を期待しています。
(※)勉強もしろよ


以下、午後からのスナップです。
























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