岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

活動方針

2011年09月09日 | 練習や試合の心構え
天気予報によると、今週末も湿度が高く(ジメジメ)、残暑が厳しそうです。
練習中の体調管理には、油断せずに個人個人が十分注意しよう。



さて、今年の秋シーズンの活動は、昨年までとは大きく変わっています。

先日も、応援してくれる人から尋ねられたので、あらためて書いておきます。

例年と一番大きく違うのは、全国大会に向けてです。

昨年までは、中国選抜チームを編成するために、早い時期に各県同士の予選という形をとり(予選という形をとらない年もあったと思います)、その後に何回か集って選抜練習をしていきました。

これに対して、今年は、各県同士で予選を行い、勝った県が代表となる(補強は勝った県の考え次第・・)という方式です。
※今年は、広島、山口、岡山の3県が単独チームを編成できる人数がいます。

このため、中国地区予選もかなり遅い時期で、岡山の最初の試合は10月23日(日)の広島との試合です。

今年の秋シーズンは、選抜候補となった選手だけでなく、岡山チームとして岡山チーム全員が、この中国地区予選を当面の目標として活動しています。



今年のチームは、3年生を中心にまとまりがよく、時にはこの前の中四国大会のような、コーチに刺激(ショック)を与える試合もしてくれますが、全体的には大変いい雰囲気です。

また、一緒に練習する来年以降の中心である2年生や1年生も、いい影響を受けてレベルアップしています。

チームとしての目標が明確な今回の方式は、選手全員が自分の役割や可能性をしっかり認識し、岡山の選手全員を良い方向に向けていると思います。

今年の広島県(鯉城、福山、崇徳中)は、人数も多く、色々な大会でしっかり結果を残しており、岡山にとっては大きな壁です。
堂々と正面からぶつかっていくために、残る期間を大切に、しっかりとやっていきたいと思います。

挑戦する意味

2011年08月16日 | 練習や試合の心構え
「できるとわかっているなら挑戦する意味はない」
ユニクロ創業者 柳井正


あまりにも現実離れした高い目標は、意欲を失わせる。

しかし、低い目標を立て、容易に達成できるなら、やる意味はない。

死にもの狂いでやれば、ひょっとしたら達成できるかもしれないところに、目標の旗を立てる。

「極限までチャレンジしない人生なんて、面白くもなんともないじゃないですか。」





中四国大会カップ戦は15分前後半を2日で4試合、ジャンボリーは15分ストレートを2日で4試合行います。

岡山チームのカップ戦の初戦は北条北中学です。
関西大会Aグループで見事に勝ち星をあげた愛媛県選抜にも多くの選手を送っています。
岡山チームにとって、これまで中四国大会ではどうしても勝てない壁であり、昨年も岡山が連続して試合した条件ではありましたが、2日目の第1位リーグ敗れています。

毎年のことながら、強くてよく走るフォワード、応用力に富んだハーフ団やセンター、スピードのあるウイングと、素晴らしいチームであり、ブログ担当コーチなどは、毎回敗れながらも、このようなチームを作りたいと見本にし、練習試合もお願いしてきました。

この北条北中学と、今回は、コンディションが同じ初戦で対戦します。

中学生たちは、是非、勝利に対する強い気持ちを持って、今の力を出し切ってほしいと思います。



最後にもう一つ。

温存しとこうとか、あとで使おうというのはダメで、今持っている力は早く使い切ったほうがいい。   
棋士 羽生善治




中四国大会では、今の岡山チームの力や戦術をすべて出し切ってほしいと思います。

出し切り、その結果、通用すること、通用しないことをもう1回見極めることで、これから2ヶ月間、さらにチームづくりを進めることができます。

単なる勝ち負け以上に大切なことです。

脳に勘違いを!

2011年06月24日 | 練習や試合の心構え

スポーツの技の記憶は、ある意味で手順の記憶であり、この技の記憶はなかなか消えません。
たとえば、自転車の乗り方を、まず忘れないのと同じことです。

さらに、脳が効率よく覚えた動きほど、なめらかでスムーズな動きになります。

脳に技術を覚えさせるためには、ストレスをかけて繰り返すことが必要です。
しかし、ストレスがかかる反復練習しかしなければ、そして「根性の特訓」「わけのわからない怒鳴り声の中での反復練習」では、中途半端にうまい人は簡単に作れても、応用がきかない選手、伸びない選手になってしまいます。

練習した場面は上手くできても、少し状況が変わったり、身体のバランスが崩れるだけで、何もできなく選手になってしまいます。(練習通りの場面は、まずありません)


では、どうすればよいか?

人間は、特に若い頃は、楽しく、遊びながら練習すると、脳の快感物質が多く分泌されて、脳のネットワークが広がりやすくなり、技のスムーズな手順を覚え、さらに応用も効きやすくなるそうです。

中学生くらいになると、当然ストレスのかかる反復練習や、痛い練習、いやな練習もするようになりますが、その中で、さらに上達するにはどうすればいいか?




答えはこれです。

①楽しくなくても、 「楽しい」と言いながら練習する。

②練習後、「楽しかった」と言う。

これだけでも、脳は勘違いして、本当に楽しんでいる時と同じ効果が期待できるそうです。

明日土曜日の練習からは、これでいこう。
 


1年生

2011年05月23日 | 練習や試合の心構え

岡山スクールの1年生に加えて、倉敷スクールや美作スクールの1年生も参加し、22日(日)も活気のある練習になりました。

2・3年生と、2時間程度一緒に練習した後は、1年生だけで、2対1や2対2の練習をしました。

1年生の練習については、次のように考えています。

1年生は、体の大きさ(身長、体重)、筋力、持久力、俊敏さ等、それぞれの選手で大きな違いがあります。
しかも、それら全てがそろっている選手はおらず、例えば身長は高いが筋力に不安がある、体は小さいが俊敏、体は大きいがスタミナが課題とかいった感じです。

岡山スクールでは、1年生はまず、ラグビーを知る、考える練習をしてもらいながら、しっかりと体づくり(大きい・小さいというより、ケガをしない強い体づくり)をしていきます。
このような練習や1年生中心(+2年生)の試合を7月頃まで行いながら、8月頃からは、上級生と一緒の(Aチームの)試合等も経験し、来年1月からの新チームに向かっていきます。
もちろん、現2年生の犬K、松N等のように、1年生でも十分力をつけ、ケガの心配も少ないと判断できる選手は、8月の中四国大会の頃には、Aチームの主力となることも十分考えられます。

さて、日曜日の2対2の練習では、たとえば次のような意味の話をしました。

1年生は覚えていますか

(ディフェンス)
・自分の肩と相手の肩の関係(自分のどちらの肩で、相手のどちら側をおさえるか)
・まず、しっかりとそろって前に出て、相手にプレッシャーをかける。
・2対2の場合に、外側のディフェンスの選手は、相手の内側のアタックの選手を気にしすぎない。 ※味方のディフェンス選手を信じる。
・ハンドダミーを持ったディフェンスでも、両足をそろえて待つのではなく、しっかり踏み込み(パワーフット)、きっちりと当てる。

(アタック)
・自分たちの現在のパス能力を知る。(離れすぎない)
・外側のディフェンスが前に出てこずにギャップができた場合、そのスペースを有効に使う。(ランあるいは、パスをもらいに走り込む)
・内側のボールキャリアーは、真っ直ぐ前にアタックするか、2人のディフェンスの間をねらうか、自分で判断する。
・ディフェンスをよく見る。
・内側のボールキャリアーは、相手の外側のディフェンスが、自分の方を見る(自分の方に体を向ける)か、自分の対面の選手をしっかりマークするかで、自分で突破するか、パスするかを判断する。
・外側の選手はトップスピードで走り込む。
・その上で、カットイン、カットアウト等で、相手ディフェンスをずらす。

などです。

中学生は成長期ですので、体はどんどん大きくなりますし、筋力もどんどんついてきます。
しかし、「考えること」「頭を使うこと」「ラグビーを知ろうとする」ことは、自分が意識してやらないと、絶対にできるようにはなりません。


また、上級生の練習や試合を見ること、見て考えることも、大変大切です。

上級生の練習や試合を見ようとしない人、見ても考えようとしない人も、決して上手にはなれません。
※目に映っているだけでは、見たことにはなりません。
 本当に見るということは、目に映ったことにあわせて頭や体が反応することです。
 そのためには、目で見て考える習慣が大切です。
※上級生の練習や試合をよく見ている人は、例えば急に上級生の中に入っても、それにあわせて動くことができますが、そうでない人は動くことができません。
 すぐに動くことができる選手ほど、試合に出やすくなります。

この時期の練習を、是非大事にしてほしいと思います。

1年生にはチョット難しかったかな。
まあ、まずは楽しみながら、ラグビーを覚えていきましょう。

1年生のスナップです。






















クビ

2011年05月22日 | 練習や試合の心構え

と言っても、ブログ担当コーチが、練習やブログに時間を使いすぎて、ついに仕事をクビになったのではありません。

森Mコーチから話がありましたので、あらためて書いておきます。

・ラグビーで大けがをしないように、首を強くすることが必要。
・家で毎日、首の運動(強化、柔軟)をしよう。


中学生たちは、家で体幹や腕立て・腹筋、個人練習などをしていると思いますが、首を強くする運動(アップの時にやっているようなことでいいです)も、必ずやるようにしよう。

ラグビーは決して危険なスポーツではありませんが、例えば、テニスや陸上等と比べた場合は、首のケガ等、大きなけがの危険性はあるスポーツです。

これまでも言っていることなので、中学生はやっていると信じていますが、決してラグビーというスポーツを甘く考えないように、首の強化はしっかりと行ってください。
※事故防止が第一ですが、首が強くなると、タックルや押す時などに、今まで以上に力が出ます。

当然1年生も同じです。
保護者の方は、是非家で「やるように」声をかけてください。

※テレビを見ながらでも、お風呂の中でも、歴史を暗記しながらでも、いつでもできます。


目標

2011年05月15日 | 練習や試合の心構え
15日(日)はブログ担当コーチは練習を休みでしたが、中学生たちは、充実した練習を行ったことと思います。

スクールの練習メニューはコーチ陣が中心に考えますが、練習の一回一回を中学生が主体性をもって行い、常に考え、判断しながら取り組むことが大切です。

自分の頭で考えない練習(コーチに指導されたことを含め)、ただ「ワーワー」やっているだけの練習では、必ず伸びは止まります。
中学生皆が考え、お互いに話合い、意見をだしあい、それにコーチ陣が助言していく、そういうチームをめざしています。

さて、後の写真は、2・3年生は覚えているでしょうが、昨年度の全国大会中四国予選で、惜しくも1点差で敗れた試合です。

今年の、2・3年生の目標は、まずは、11月の中四国予選のグラウンドに立ち勝利することです。

岡山の選手たちがこの目標を達成するためには、限られた期間に、広島や山口などの中国地方の選手たちや四国の選手たちに追いつき、追い越さなければいけません。

この目標は、岡山の選手たちにとって決して簡単なものではありません。
そのためには、それにふさわしい努力も必要です。

中四国大会の予選はもちろん、その前に予定されている中国地区予選等を考えると、決して十分な時間はありません。
 ※一ヶ月に、土曜・日曜が8回あるとすれば、4~5ヶ月で多くて35回程度です。
 ※部活の試合等があれば、さらに少なくなります。

例えば、7月末の関西大会には選ばれそうだといって気を抜いているようでは(そのような中学生はいないと思いますが)、おそらく11月のグラウンドに立っているようなことはないと思います。

スクール活動は、通常の学校活動や部活動とは別に行っているものであり、中学生には色々苦労があることはわかっていますが、このような目標を目指すのであれば、中学生皆が高い意識をもってやっていきましょう。












各コーチから

2011年05月08日 | 練習や試合の心構え
だんだんと暑くなってきました。

昨日と今日の練習では、第2期(7月はじめまで)の目的や強化の方向性を中学生に理解してもらうようなメニューも行い、各コーチから色々な説明がありました。

今日や昨日のコーチ陣からの色々な話について、いくつか書いておきます。

・これからも、元気な「いけいけラグビー(前に出る、プレッシャーをかける)」が基本。

・その上で、勝てるラグビーをするために、アタック面では、チェンジオブペース、そこからの動き、スペースの感覚をみがいて、何も考えずに相手に単純にぶつかるのではない(自分から相手にタックルされに行かない)ラグビーをめざす。
 ※相手が身構えたところに、単純にぶつかっていくようなラグビーをしない。

・バックスは、最近少しはできてきた、外側がどんどん走り込む意識をさらに高める。
 フォワードも、意識的にガンガン突進することと、意識的に球出しを考えた動きの両方を。

・ただ、そのための練習をしていくには、まだ中学生の筋力や体のバランスが不足している。
 ※今日の中学生の動き(チェンジオブペース等)からも明らか。

・全体練習だけでなく家でも、体幹トレーニングや、腕立て・腹筋・背筋・首、姿勢といった、自分の体重を負荷にしたトレーニングを、真面目にすること。

・フォワードは、ポストの意識、ロックの動き、特に内にきってきた相手への責任あるディフェンスができるように。
 ※バックスの負担を軽くしてあげないといけない。
 ※フォワードどうしの声かけ、話

・バックスは、常に内側の味方(フォワード、バックス)がいるかいないかを意識しながら、ディフェンスができるように。
 ※内側に味方がいない時に、内側に簡単に走られない。

・ハーフ、スタンド、キャプテン出Iの、フォワードへの指示
 ※ハーフは、フォワードが動かなければ、お尻をけってもよい(許す)。  
  そのかわり、フォワードがいない時は、ポストやサイドディフェンス等の役割をする。

・最後のランニング等の練習は、自主的に自分が自分を高めるための練習。
 手を抜くのなら意味がない。
 他の人を気にしない。 

・四国中央市長杯では、岡山はノックオン、パスミス(無茶苦茶パス)がとにかく多かった。精度をあげる。

最後になりますが、これからの2ヶ月は、学校の行事や、3年生は引退前の部活の試合等が結構重なり、人がぬけることも多く、練習に参加した選手の気持ち次第では、ダラダラした練習になりやすい時期です。

ただ、7月初めに振り返った時に、「にぎやかに練習したなー」「よく走ったなー」とかいうだけでなく、「○○ができるようになった」とか「チームとして○○の部分がレベルアップした」「自信がついた」というように、できるだけ目的を持って練習をしたいと思います。

もちろん、体力づくりやスタミナづくり(走力、筋力、バランス)のための、シンドイ練習もやりますよ。


O塚監督によるハーフ練習のスナップです。
3年生の高B、2年生の題Fが、どう成長するか。
今年のチームの一つのカギです。













本気

2011年04月28日 | 練習や試合の心構え

「本気」とは、「自分自身が覚悟を決める(腹をくくる)」ことから始まり、その結果「真剣」になり、「楽しく」なります。

一方、よく言われるう「一生懸命」とは「人に言われてなれる状態」です。
誰かから「今、○○をしなければならない」を言われてから行動することです。
こういう選手は「頑張っています!」と言っても、本気ではないことが多いのです。

「一生懸命」な選手は、「頑張る」ことが「深刻になる」ことにつながり、結果的に「選手自身が苦しむ」ことなります。
それでは、試合でも、良い結果にはつながりません。

「深刻」だと視野が狭くなりますが、「真剣」だと集中できるようになります。
どの分野でも、最終的に成功する人は「本気」の人たちです。 

まず「本気」になることで、力を発揮することができます。
練習はもちろん、試合前や試合中も、常に自分自身に対して「自分は本気なのか」「本気になれ」と問いかけながら、是非「本気」でラグビーに取り組もう。


風林火山

2011年04月12日 | 練習や試合の心構え

少し歴史の勉強をしましょう。

武田信玄が旗印に使用して有名な『風林火山』。

これは、約二千五百年前の中国の兵法書『孫子』を引用した言葉です。
『孫子』は、三国志に出てくる曹操も、武田信玄や徳川家康といった戦国武将も、そしてナポレオンも手本にした兵法書で、「吉だ!」「凶だ!」と、合戦の勝敗を占っていたような時代に書かれた、驚くべき利にかなった科学的かつ合理的な兵法と言われています。

日本では「風林火山」は、武田信玄の旗印として有名ですが、実際は、武田信玄よりも200年も早く、南北朝時代の武将・北畠顕家が、足利尊氏を打倒するために、現在の宮城県で兵を挙げた時から使用していた旗印です。

と、ここまでは歴史の勉強でした。

それでは、風林火山の意味を、ラグビー風に解説してみます。

【風】速きこと風のごとく
攻めるべき時には、風のように、すみやかにスムーズに動く。
※プレーの選択、サイン伝達、ポジションチェンジ等、スムーズな動きが大切。

【林】徐(しず)かなること林のごとく
準備を整え、チャンスが来るのを、林のように心静かに整然と待つ。
※自分達のやってきた練習に自信を持ち、試合にのぞむ。

【火】侵略すること火のごとく
いざ攻撃する時は、火のように激しく一気に攻める。
※試合開始直後、また試合中のアタックの場面では、一気に激しく攻める。

【山】動かざること山のごとく
守るときには、いくら攻められても、山のように落ち着き、自陣を堅守する。
※チームの仲間をお互いに信頼し、チーム全体で固いディフェンスを繰り返す。 
 
実際の「孫子」にはこの続きがあります。 

【陰】知り難きこと陰のごとく
味方の動きは、その影にあるものが、相手にわかりにくくする。
※サインプレーだけでなく、自然なアングルチェンジ、人数を増やす動き等。

【雷】動くこと雷のごとく
動くときは、雷が鳴り渡るように猛烈に、全力で相手に突進する。
※アタック、ディフェンスとも、接点で激しく、絶対に相手に負けない。

どうですか?
結構、日頃からコーチの人達から言われている基本的なことと同じだと思いませんか?


第1期の活動方針

2011年01月28日 | 練習や試合の心構え
1月23日(日)にビデオを見た後、今後の活動内容について配付(一部修正)した内容です。


岡山スクール&美作スクールの保護者・中学生の皆さんへ
                            平成23年1月23日

 先日、美作スクールの保護者数名も参加いただいた保護者会でも説明した今年の主要日程について、1月16日の新人戦の際の各県代表者会議で、次のような方針が決まりましたので、とりあえず説明します。

【関西大会(7月末)】

 基本的には、考え方は昨年度と同じです。

・中国地方から2チーム予定
・予選は、岡山、広島、山口3県の総当たりで行う。
・予選の上位2県がそれぞれ中心に2チームをつくる。
・敗れた県や予選不参加の県は、どちらかのチームに補強という形で入る。
・岡山県、山口県は、岡山・鳥取、山口・島根の形での予選もありうる。
  ただし、鳥取県は現2年生は1人のみ。
・関西大会予選 4月29日  場所:広島県営ラグビー場

【全国大会中国選抜チーム】

 最終的には関西大会予選の頃までに方針が決まりますが、次のようになる可能性が大です。

・中国地方の各県同士で予選を行なう。
・選出方法は予選の勝利チームが中心に決める(練習会場も含む)
・チームづくりをきっちりやっている四国にここ数年負けており、予選をやった上で明確なチームづくりをやるという方向になりそうです。
 昨年も予選の話はありましたが、岡山、広島でほぼチームが固定するため、やりませんでした。
・今年は、各県に一定の人数がいる中で、予選をやり、チームの核(指導者、選手)を決めた上で、他県からの補強選手等もその指導者が判断しますが、人数が多い他の県が勝った場合は、どうしても県選抜といった色が強くなりそうな感じです。
  
【今後(第1期)の活動方針】

・昨年と同様、まず4月29日の関西大会予選を第1期の目標として活動します。
・中学生は、4月29日は必ず参加するように、今からスケジュール調整のこと。
・新人戦で見たように今年は山口も相当強いチームであり、実力・人数的にも充実している広島(鯉城&福山&崇徳中学)とも、岡山にとっては厳しい相手ばかりです。
・鯉城スクールVS崇徳中といった形で中学生どうしの実戦的な練習もできる広島等と比べて、岡山が不足する部分を補うため、試合の数を少し増やしていきます。
 ※学校活動等との調整、費用面等色々あるとは思いますが、岡山のチームは、人数面も含め、現在の1年生、2年生の皆がまとまらないと、他県と競うことは簡単ではありません。
 ※予選2試合するため、1年生がどれだけ伸びるかも大きなポイントです。
 ※保護者の方も是非理解いただくようお願いします。




岡山のチームは決してサイズや能力、そして人数に恵まれたチームではありませんが、謙虚な気持ちで・まじめにラグビーに取り組めば、必ず両チームに追いつき、追い越すことができます。
まず、学年に関係なく、皆が同じ目標に向ってまとまっていくことが大切です。


1月23日(日)の練習のスナップです。















3年生からの継承

2010年12月31日 | 練習や試合の心構え

今年も今日で終わりです。

3年生は、既に自分の進路を決め、それに向けて勉強に集中したり、あるいはラグビーの一層の上達に向け、努力しているところだと思います。

今年の3年生は、全国大会予選は四国に8-7で敗れましたが、中国選抜チームでも大きな役割を果し、さらに中四国大会での活躍等、かなり高いレベルにあった学年でした。
ただ、2つ上の学年が0人、1つ上の学年が4人と、上級生のプレーを見て自然に成長するといったことができなかった学年であり、ある意味では、苦労したとも言えます。

2年生、1年生は、今年の3年生がもう一度作り直してくれた、岡山ジュニアスクールの土台をもとにスタートすることができます。

実際、新チームの1ヶ月を見ても、美作スクールの2年生も含め、すでにある程度のレベルにあります。

しかし、これから、広島県、山口県、鳥取県、島根県の選手たちと競い合い交流し、さらに四国をはじめ他の地方の選手と試合していくためには、まだまだ、技術・パワーとも足らないことばかりです。

中学時代は成長期の個人差もあり、大きな選手から小柄な選手まで、様々な体格の選手が頑張っていますが、ただ体が大きい選手が有利ということはないことは、実際に試合を見たり試合をしてみて、もうわかっていると思います。

むしろ、「速さ」「低さ」「俊敏さ」「自分で考える」「判断する」といったことの方が、はるかに大切です。

2年生・1年生は、自分たちが上達し、自分たちの世代がよい結果を出すことはもちろんですが、来年4月に入ってくるであろう、小学6年生等、下の年代に対しても、うまくつないでいく責任があります。

最近のブログにも書いているように、女子選手も岡山ジュニアスクールに登録し、一緒に活動したり、活動を応援していくよう考えています。

是非、今年の3年生の頑張りを引き継いで、活気あるスクール、厳しいけれども楽しいスクールにしていきましょう。

そして、今の2年生・1年生が、一人も欠けることなく(むしろ新しい人が増えて)、1年後の今日を迎えられるよう、皆で頑張っていきましょう。


関西大会の開会式。


関西大会の集合写真。


中四国大会後の写真。


中四国大会の表彰式(準優勝)。


全国大会予選の中国地区選抜チーム。




以下は、29日の10分間走のスナップです。

3年生もまだ一緒に走ってくれています。
このメンバーに、岡山の欠席者数人、美作スクールの選手を加えた中学生が、今年の岡山の中心メンバーになります。










約束

2010年12月30日 | 練習や試合の心構え

12月29日の練習から1月8日(土)の新年初練習まで、10日ほど間隔があきます。

29日の練習の最後に、コーチ陣から次のような話をしました。(ブログ担当コーチは、中学生との約束と思っています)

一つ目は、冬休みの間、宿題・勉強、さらに家の手伝いをしっかりするという、中学生として当たり前のことです。
 ※当たり前のことをしないで、「ラグビースクールを続けていいのか」といったようなことを、保護者や先生に言われるようなことが絶体に無いように
 
二つ目は、体づくりです。
 ・体幹トレーニング(3種類)や、腕立て、腹筋、背筋、首等を、家でもやること。
 ・しっかり食べること。

三つ目は、個人スキルです。
 ・フッキングやラインアウトのスローイング等、個人スキルをしっかり高めること。

中学生が休みの間にどの程度自分でやったか、コーチ陣は8日(土)に会うのを楽しみにしています。


瞬間力

2010年12月24日 | 練習や試合の心構え

「雀鬼(じゃんき)」と呼ばれる、桜井章一さんのことばです。
マージャンのプロの世界で20数年、一度も負けないという無敗伝説を築いた人だそうです。

もちろん中学生にマージャンを勧めているわけではありませんが、ラグビーにも通じるところがあるので紹介します。


「瞬間力」とは次のような意味です。

瞬間力とは、瞬間的な決断力、瞬間的な判断力です。

何ごとも、考え過ぎるのはよくありません。決断できないのは、考えすぎるからです。

決断は瞬間にするものです。

色々なこと(ラグビーなら、プレーの内容、相手、味方など)に関心を持ち、常に心を「感じるように」しておけば、瞬間力はついてくるものです。

無関心だったり、無感動だったり、打算があると。瞬間力は生まれません。

気が働いたら動く。これが決断力です。気を動かす力をつけなければいけません。

たとえば一秒の鉄則でマージャンをすると、迷いが消えます。弱気が消えてきます。

一秒の瞬間に迷ってはいられませんから、損得の気持ちも消えてきます。

これは焦ることではありません。心以外のものを動けなくする、ということです。

一秒の鉄則の中で、心の良否というものも出てきます。自分の未熟さもわかります。

瞬間力は、色々なことを解決してくれます。


イメージを大切に

2010年12月14日 | 練習や試合の心構え

中学生の指導で難しいのは、激しく当ったり全力でするプレーよりも、ゆっくりとした練習です。

激しい練習は、ケガさえ注意していれば、コーチとしては、その激しさに満足すればよいといった感じもあります。

一方、ゆっくりと形やイメージを確認しながら行なう練習は、中学生が、自分や相手や味方の動きをイメージできないと、本当に形だけの練習、あるいは、ダラダラした意味のない練習になってしまいます。

ラグビーの経験数が少なく、集中力の持続もまだまだの中学生に、いかにイメージを与え、気持ちを持続させながら練習に向わせ、何度も繰返すことができるか、これがコーチの一番難しいところですし、やりがいのあるところだと思っています。

岡山ジュニアスクールの週2回3時間ずつの練習で、激しい練習はそんなに長い時間ではありません。ゆっくりとするプレーも多いと思います。

いつもグラウンド以外で(家で寝る前や、風呂の中等で)イメージトレーニングをするように言っていますが、グラウンドでボールを持ってゆっくりする練習は、より実戦的なイメージトレーニングです。
しっかり意識して繰返すことで、脳がしっかり記憶し、激しいプレーの中でも自然に出るようになります。

中学生は、激しい練習に真剣に取り組むのはもちろん、ゆっくりとした練習を大切にし、より集中することが大切です。


次のスナップは、様々な接点をイメージした練習です。
こういった練習でイメージを高め、自然に体や頭に記憶させていきましょう。
















型とイメージ

2010年12月02日 | 練習や試合の心構え

「あわせ」の練習について、前回からいくつか約束を作りました。

一つは、ボールキャリアーがきっちりコンタクトや接点のイメージを持つことです。

つまり、試合では、走っていて止まる時は、当然、相手とのコンタクトがあるはずで、何となくボールを渡すことなどはありません。

ボールキャリアーが、例えば、立っている場合は、その姿勢によりガットあるいはリップ・ガット、ねている場合はスイープといったふうに決めようということです。
このように決めていれば、ボールキャリアーは接点でのイメージを持たなければいけないし、2人目・3人目のプレーヤーは、フォワード、バックスにかかわらずフォローしなければボールはつながりません。

次に、ディフェンスがいなくても、ダラダラ走るのではなく、場面やアタックの仕方で、相手のディフェンスをイメージしてコンタクトした形で止まるということです。

簡単なようですが、このプレーだとこのあたりで相手ディフェンスがタックルに来るといった、相手も含めた動きがイメージできていないと、案外中学生には難しいと思います。

この「あわせ」については、ブログ担当コーチは、ラグビーの経験がまだまだ少ない中学生段階では、ディフェンスをつけない練習も、型を修得するためには結構大事だと思っています。

もちろん、型といっても、全てが決められた型ではなく、中学生が自らイメージしてそれを走り方や接点の動きで表現するという意味での型です。

さて、4日(土)の練習は美作ラグビー場です。今回も大勢集まって盛り上げていきましょう。