日が傾きかけてきました。
庭に車輪の跡が ちょっと気になり箒を入れ すっきりと。
ひとすじの風が~ 枯れたモミジの葉を運んできます
そう、紅葉は散った・・・ 最後の1本の紅葉
真っ赤に燃えているのが「赤紅葉」です。
今、この時間、西日がもうすぐ落ちていく・・・
そんな瞬間の「光の魔術師」の技です。
残った葉は 枯れて 丸くなってます。
手前のいくらかが 西日に当たって・・・透かされて金赤色に
これこそ、パレットの上では調合できない 神秘的な色です。
今宵、風が強く吹けば・・・明日には もう 枯れ木だけになるのでしょう。
「燃え尽きた~」 と、声が 聞こえてきそうです。
でも、最高に綺麗です。
もうひとつ。
塀に面し 隅っこの場所で 目立つことなく 終わろうとしています。
「枯れ芒」
ひとつ ひとつ 小さな粒 が舞いながら飛んでいく~
すすきは 枯れてこないと 目に付きません
このすすきも こうして 西日が反射して・・・
銀色になってから 私の目に留まった・・・
こんなに綺麗なんだ~・・・ この粒は 小さな星の固まりのように
それも、風の仕業ではあるが・・・自分で動いているようにも
もしかして 詠っているのかな
しばらく眺めていました・・・芸術的な装いですよ。
芒の 最後の「〆」の姿ですね。
もうしばらくして・・・
西日も今日の務めを終えて沈んでいきます。