カレッジ今日の講義は「ホタルの一生と水辺環境」
というお話。
北九州ホタル館の永尾館長さんのさわやか、流麗な
話は皆を引き込んでいきました。
種類が日本にはいる?
46~50種類・・・
みんな知ってるのが
「ゲンジホタル」
そう、あの源氏物語桐壷の章で、光源氏が帝に
ミメ麗しい美女を眺めさせるシーン・・・
なんと、光源氏は、薄紙の袋にホタルを沢山いれ
その灯りで、美しい姿を演出した・・・・流石、色男!
・・・・こんな粋な挿話を交えて・・講義はすすむ。
まぁ、ホタルは、もっと以前(人間様よりは遥か昔から)
存在し、命の灯火を守ってきた。
しかし、現代、人間の飽くなき文明追及は自然を破壊し
いや、地球の存在すら滅亡させるのか?
という岐路ではないでしょうか。
「自然と共存する」という建前は破壊されるばかり
自然の生命の連鎖さえ失われつつある・・・。
自然の恐さは、今回の東北地区地震で何よりも
感じたことです。
自然に抵抗しても、所詮は負ける。
更には、「原発」問題は、人間の生活地盤である
「故郷」さえ奪い、大勢の人々を路頭の中に。
ホタルをはじめ、「動物」も「植物」も、「昆虫」も
人間以外の生き物は、太古から、自然の営みを繰り返し、
自分の環境とそれぞれの相手との共存をうまく調整して
生き残ってきた・・・。
途中から地球を破壊しながら「文明」を進化させた。
それが人間だ!
そろそろ人間のエゴだけを考えることでいいのか?
守り、残し、引き継いでいく 暖かい心も必要です。
自分の住んでいる処を次代に残していくことでは。
と、ホタルの話で
こんなに大きな言葉になってしまいました。
私もあまり熱くならずに・・・ホタルさんのように
「冷光」を放ちながら、自然流でいかなきゃ。
昔、人は、蛍雪の中で自分磨きをした。
「明るさも」も、ほどほどでいいのかもしれない。
破壊の繰り返しで、勝ち取ったものって?
「電力」は必要不可欠だが・・・
人間を脅かすような電力の供給策は一考の余地ありだ。
何か、空しいような・・・。
そういえば、ホタルのあの灯りは
晴れやかな明るさではなく、むしろ「空しい」明るさ?
人間に対して「考えろよ!」って無言の諭しかも?
そんな感じしませんか?