今日は「すてきに火曜サロン」で講演
町づくりカレッジの先輩のYさんから依頼され「旅の楽しみ方」というタイトルで。
「旅」って言っても、大きくは「人生の旅」についてを 話すことにしました。
最初にお話を受けた時「サロン」と言う響き・・・・これが決め手でしたね。
大きな会場で大勢が講演を・・・まぁ、この田舎では所詮無理な注文なんですが。
サロン形式なら・・・「おしゃべり」やら「お茶」やら、 気軽に、でも、勉強もと。
そこで、話の切り出しを、「ポンパドール夫人」から始めました。
そうです、ご存知の方も「ポンパドール」・・赤い袋のフランスパン
近くは、小倉の駅前井筒屋さんの地下に。
第1号店は、横浜元町なんです。
当時はフランスパンそのものが珍しく・・・開店と同時に売り切れ・・
これが、ずっと続き その名を広めて言った。
実は、このパンを最初に広めたのがポンパドール侯爵夫人なのです。
パリのパン職人に 引導を渡し? 研究させ、例の外は「カリカリ」中は「ファッ」
てやつです。
私も大好きで、いろいろなパン屋さん駆け回ってます。
博多三越「フォション」をはじめ、 大丸や岩田屋 ・・・市内のパン屋 などなど。
ルイ16世の愛妾、後に巨大な権力を振い、財政を湯水のごとく使い・・・。
この夫人が宮殿に、詩人、学者などを招き、社交界のご婦人方の勉強の場
これが「サロン」の始まりと。
お話も横道から入って・・・ティータイムを鋏ながらの2時間でした。
今回は最初だったので、軽い話で 終始しました。
落語の中から、当時の江戸で「伊勢参り」や「大山詣で」の外題から
ちょっと、下ネタ話・・・・ほとんど女性群(但し、還暦過ぎの方ですから)ですが
そこは御理解いただき・・・当時の旅が「詣で」 つまり「信心」が主流・・・
だがしかし、男は、「信心8割 遊び2割 」
いえ、違いました 信心 2割 遊びが8割」
遊びって・・例の遊び が目的にあり 」 なんて話を。
この落語に見る「日本の旅文化」から
大御所、圓生さんの 大山詣でからの一節で
「大山参りの帰りに 精進落としが楽しいよ・・・だから 行こうよ」
なんて、落語のいいとこを ご紹介しながら
気分を和ませて 江戸時代の庶民の 旅について進めていきました。
今回の「人生の旅」は、あと数回 続ける予定にしています。
そして、最後の旅が。
「終括について」でまとめる。
皆さんに、エンディングノートを作って頂こうと・・私もノートを用意
そんな段取りをしていましたら・・・
ちょうど、今朝の朝日新聞京築版に、社会福祉協議会から
「エンディングノート」発売中の広告。
なんと、これこそグッドタイミングでした。
講演中にご紹介しておきました。
講演が終わって、早速 ノートを買いに行ってきました。
大そうな装丁で・・・1冊 1000円。
ノートの はじめに
(中略)
「人生には終わりがある。 その前に、思考や判断力が衰えたり停止したりする
ことがあるかもしれない。
いつ書くか。流行のことばを遣えば「それは今でしょ」・・・・・」 だって。
このノート企画編集した方・・流行語大賞決まる前に・・これ作ってた。
そんなことはどうでもいいが、 人生が終わる時に、残したいこと、伝えたいこと。
を、ちゃんと整理しておくこと このことを勉強するのが、
このサロンでの講演をお引き受けした所以でもあるのです。
次回は、2月の第3週の火曜日に。
「五感を動かせ!」をテーマに お話します。