goo blog サービス終了のお知らせ 

黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

大濠公園の風は、もう夏!

2019-05-25 | 日記・エッセイ・コラム

 高速バスで博多の街に入り~

  地下鉄に乗り換えて大濠下車

 階段を上ると まだ10時前なのに なにこの暑さ!

 コンクリートの跳ね返りも凄い

 美術館までの道、かなりの距離

 木陰を選びながら湖からの涼しい風を受けて急ぐ。

 

 なかなか予定が立たず…今日に。

  会期も、5月26日まで…ぎりぎりのところでした。

 「福岡市美術館リニューアルオープン記念展」

 

 美術館の手前には、ご存知の「草間彌生」の作品…かの有名な「南瓜」だ。

 入る前に 「屋外彫刻」の鑑賞は始まっている…毎度のことではあるが。

 

 さらに 眺望も込みの? 作品がこれだ。

木内 克 「エーゲ海に捧ぐ」  

 

 エミリオ・グレコ 「スケートをする女」

 

 反対側の出入口には

 ジャコモ・マンズー 「恋人たち」

 

 

 博多に住んでいる時から 何度この美術館に足を運んだことか~

 今では ここまでが遠い距離の場所…特別企画展を含めても年に3度くらいかな

 屋外彫刻などは、いつもパスしていたので…今回は足を向けてみた。

 久しぶりにゆるりと鑑賞を~

 

 館内に入り、窓口で鑑賞券を~ シルバーです…私高齢者です。1500円が。

  800円で入場。 

 今日はラッキー もう一つ おまけが。

 全部 鑑賞してから「抽選会」が…赤玉を引いて~

 企画展記念はがきと1年間有効 1回限りですが「入場引換券」を頂きました。

 

  さて 記念展の会場へ・・・

 

    この企画展でも、「撮影禁止」 ああ、残念!

  会場では、1部屋のみの許可、立体的な1作品だけがOK

  という訳で、今回も、チラシや美術本、ネットから使用できるもので

  作品の紹介をさせていきますので あしからず・・・・・。

 

 2F コレクションハイライト(近現代美術室)からスタート~

 いきなり目に飛び込んできたのが 

 <マルクシャガール>  「空飛ぶアトラージュ」 

    

 

< ジョアン・ミロ>「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」

   この絵から あなたなら 何を想像しますかね…

   この絵を良く「見ろ」って言ったてねぇ~

     

 

 さらに、ご存知の 

 サルバドール・ダリ 「ボルト・リガトの聖母」

 

 1995年 美術館は この1枚を なんと5億6000万円で購入。

バブル崩壊によってこの作品が出バナされたため価格が下がっていた上に

彼、ダリの戦後の出発を告げる重要な作品であったという理由から

購入に踏み切ったそうです。

 

 この絵の生まれた背景には…

 原子爆弾投下のニュースから受けた衝撃によるものだと~

    

 

 どの作品 圧倒されますね。

 

 そして お馴染みの「フジタ」

 レオナール・フジタ(藤田 嗣治) <仰臥裸婦>

 

  妖艶な感じ~構図では ベッドを高くし、

  シーツの流れ、皺 …目線の置き所が凄いね。

  皺の線、髪の毛の1本、1本にまで神経が~ 

    

 

 草間 彌生 「夏(2)」

    

 

  良い作品を収蔵していますね…美術館の力量だ、これは強いよ。

  ここの展示は もう ただ 眺めていれば それでいい。

 

  今回の作品数は 300点を超えるもの 

   その中から 選ぶのは大変で~す。

  お気に入りの作品に絞って、挙げていきたいと…

  「縮小版」も入れていきますので…その場合は「クリック」を

  お願いします。

  モダンアート再訪

 坂本 繁二郎 「大島の一部」

  

 青木繁 「秋声」 

    

 

 アンディ・ウオーホル 「エルヴィス」

  

  これぞ現代アートなのだ!

  この作品は「描いてるのではありません」

  絵画は、本来自らのイメージを生み出し、苦心して描き上げる…どの画家たちも。

  でも ウオーホルの作品は「写真を複写しているだけなのです」

  ・・・私にもできそう・・・

   解説にありました~アーティストがこれを作品にしようと意図したから」

   ただ それだけまのです。 と。

   つまり、うまく描くということ、上手・・・よりも、どのようなコンセプト

 であるかが重要なのが現代アート。

  その先鞭をつけた作品が この<エルヴィス>なのです。

                         (解説より一部引用)

 ジャン=ミシェル・バスキア 「無題」

 

  

 

 九州をめぐる美術 藤野 一友

 孤高の幻想画家と呼ばれ、奇抜な絵である。

 発想が凄いね~やっぱり絵を鑑賞するには こちら見る側の発想も

 潤沢でないと? 付いていけないのかも…

 「眺望」

  

 「抽象的な龍」

  

 「卵を背負った天使」
  

 

  九州をめぐる美術 吉田 博

  自然と実写を写し込む~詩情あふるる新しいタイプの版画家だ。

  とにかくこの繊細さ…浮世絵に触発されたというが~

  西洋風なのが とても素敵! ほれぼれしますね。

  「瀬戸内海集 帆船 朝」  

     

  「瀬戸内海集 帆船 午後」

  

  

  「タジマハルの朝霧 第五」

  

 

  九州をめぐる美術 アジアの仏教美術

  この部屋は、「仏様」… 森田、川村、松永等のコレクションからの出品でした。

  多くの仏像から 松永コレクション作品

  「風神像」

  

 

  九州をめぐる美術 九州古陶磁・福岡とアジア・春の名品展(松永記念館室)

 と「陶磁器」の名品が展示されていました。

  その数 101作品もの スケールの大きさでした。

 ここは凄かった~ 焼き物は落ち着きますね。

 部屋も タイミングよく鑑賞者が少なく ゆっくりと近づいて眺め、

 一歩離れてまた眺める。

 段々と味わいが増してくる…いい雰囲気でした。

 「手に取って」 指先の感覚を~と思いましたが…無理ですね。

 

  順不同で 銘品を。

   「色絵吉野山図茶碗」 野々村仁清 松永コレクション

  

 

   芦屋香炉釜  「芦屋釜」 

 

 

 「黒楽茶碗 銘 次郎坊」 長次郎

 

  古唐津茶碗 銘「老鶴」  唐津焼

 

 

  美術でつなぐ福岡とアジア 

 

 こんなユーモアな作品も

 仙厓義梵作 円相図、 あくび布袋図  虎図

      

 

 

 

  そして 我が福岡の雄…黒田藩資料からも出品

    唐物茶入れ 銘「博多文林」 

  

  そして 最後の部屋は 特別展示室

   「インカ・ショニバレCBE:FLOWER POWER

 

  天上高く 広々とした 部屋に なんとも奇妙な作品がずらり…

  「おもちゃ」の行列 ? と見紛うほどの えっ、これ なに?

  何度も申し上げます…アートに 理由はありません。

  ここも 自分流に 眺め 理解して アートを楽しむ。

  インカ・ショニバレCBE  

   「ハイビスカスの下に座る少年」

 

 

   「桜を放つ女性」

   会場で 唯一 撮影OK の作品でした。

 

   

 

  会場を出ると、そこは 真夏の太陽が 照りつけ 帰りの道のアスファルトは フライパン?

 

  脇の下から 汗が…美術館滞在~3時間  いろいろと勉強になりました。

 

      ( 5月24日  大濠公園 福岡市美術館  )

   

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 京都美術協会(小作品)展へ | トップ | 太古の歴史が息づくまちへ »

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ebi)
2019-05-29 21:26:52
真夏のような暑さの中お疲れ様でした。
珍しい作品をたくさん掲載していただき感謝です。
これから本格的な暑さがやってきます。
暑さ対策なんて言葉が当たり前の時代になりました。
水分補給、栄養、休養、十分注意しましょうね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。