美術館内 近現代美術室 A,C へ足を向ける。
(2021.5.18ー(通年展示)
ここは企画展会場とは違って静かです。
この美術館を訪れた方は、ほとんどご覧になっている作品かも?
でも、年によって都合により展示が変更になる場合もあるので今日も
会場へ。
入り口の出品作品リストを片手に~
入った途端にこの名画からです…
マイク・シャガール 「空飛ぶアトラージュ」
シャガールは、第2次世界大戦を経験したユダヤ人でした。
亡命先のアメリカで、ナチスによってユダヤ人迫害の知らせを。
終戦の前年には、再際の妻ベラを亡くし、絵筆を握ることができない
ほど失意の底に沈みました。
この作品には、平和を願う社g-ルの祈りにも似た希望が込められている
のかもしれません。
(美術館解説より引用)
ルイ=ジョセフ=ラファエル・コラン 「海辺にて」
黒田清輝など日本洋画壇に新風をもたらした画家たちの
渡仏中の師であり、パリの日本人美術商林忠正とも親交が
厚く、日本と深い縁を持つ画家です。
*林忠正については、私のブログ「あのゴッホを追いかけてみよう」
(2020.10.17)に掲載しています。
柔らかで繊細な光の描写と軽やかな裸婦の表現はコランの
特質です。
コンスタティン・プラクーシ 雄鶏 (彫刻)
レナール・フジタ (藤田 嗣治) 「仰臥裸婦」
藤田と言えば、まず連想されるのが独自の「乳白色」、そして「裸婦」
のモチーフ。
1913年、念願のパリへ。
当時にパリには、ピカソ、モジリアーニなど、ヨーロッパ諸国から
芸術家たちが集まり、それぞれ独自の画風を追及していた。
この油絵の本場で、自分はどのような絵を描くべきか?
自分ならではの絵?
藤田は悩みに悩んだ…そして、一つの答えにたどり着く。
それが、いまや、藤田の代名詞となっている「乳白色の下地」の技法
である。この技法については秘密にしていた。
しかし、最近の研究でベビーパウダーを白い画材と混ぜることで
半光沢の滑らかな質感や上品な乳白色を得ていたことが分かっている
・・・・。
ジョアン・ミロ
「ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子」
20世紀のスペインの画家
ミロはパリでシュルレアリスムの運動に参加したことから、シュルレアリストに
分類されてはいるが、ミロの描く人物、鳥などを激しくデホルメした有機的な形態、
原色を基調とした色使い、あふれる生命感は他の画家の作風とは全く異なり独自の地位を築いている。
*日本では、このシュルレアリスム本来の目的から離れ、
「現実離れした奇抜で幻想的な芸術」という意味で
「シュール」という日本独自の概念・表現が生まれる
ことになった。
以下、それぞれの作品には、独自の「意味」があるのですが・・・・
やっぱり、「鑑賞者の目」と「どう理解するか」は
お任せすることにしましょう・・・・。
サルバドール・ダリ 「ポルト・リガトの聖母」
ジャン=ミシェル・バスキア 「無題」
草間彌生 「無限の網 A.H.T 1960
マーク・ロスコ 「無題」
白髪 一雄 「丹赤」
イブ・クライン 「人体測定」
アンディ・ウオーホル 「エルビス」
松尾藤代 「TOTAL LOSS ROOM」
やなぎ みわ 「アクアジェンヌ・イン・パラダイス」
Eternal City 1
本会場の作品 合計43点
(個人寄贈、銀行所蔵などあり作品撮影禁止の為紹介が無理
また、資料として写真収集ができませんでした。)
最後に、美術館の庭の彫刻 例の あれ…
作者の インカ・ショニバル氏
彼の作品は会場にも・・・
「桜を放つ女性」
*この作品だけ 撮影許可ありましたので~ 私、パチリ
次は、もう一つの会場へ。