オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

炒飯

2014-04-18 | Weblog

4/18(金) 昨夜は20時前に渋谷・奈加野に着いた。本音では赤坂・一っ木通り「禅」に顔を出す義理もあったが、或る理由から渋谷村を優先せざるを得なかった。渋谷村から赤坂へと戻る元気は、今やない。赤坂の歌姫には申し訳ない限りだが。かつて、深夜族であった頃の元気を無くして久しい・・・。

奈加野の店主は店が暇なのか、常連の呑み助オヤジと、どこぞに気の利いた女将さんが居るとかで飲みに出ていた。暫く待っても戻らない、携帯に連絡をして来月の予約を頼んだ。高校の同窓会のために、座敷を確保する。「もう少ししたら戻るから、待ってろよ」と、酔った声が返ってきた。

どうせ直ぐには帰ぇりゃしない、時間つぶしに「mr.Kanso」缶詰BARを久々に覗くことにした。上手い具合と云うか、店にとっちゃ不幸だろが、客は誰も居なかった。誰かお客さんが来れば失礼するよ、と云いながら三・四杯ハイボールを啜った頃合いにオヤジからの連絡。『缶詰BARだよ、ちょっくら顔を出したら』と、オヤジを呼んだ。

奈加野のオヤジも私と同様に膝を痛めており、不具合が甚だしい。店につづく長くて急な階段を、ギシギシ、ドタドタと音をさせてあがってきた。年寄りの寝ぼけ話を聴かされながら、ひと時が過ぎた。オヤジが「焼肉の旨い処があるから行くか?」と誘う。が、これが曲者。商売人の言うことを、まともに受けちゃいけねえが、『いいね~、行こうよ』と、缶詰BARを後にした。

案の定、読みどうり、例によって、最初話していた店に向おうとしない・・・。『なに?行かないの』とオヤジを責める。引けなくなったオヤジは、駆け引きを始める、近場のもっと安い店でお茶を濁そうと・・・。こっちも承知の助、『いいよ何処でも』と手を打つのであった。

二人で焼肉を軽くつつき、ビールを飲んだ。支払いの段階で、どっちが払うかでまたしても一波乱が起きる。これも承知の上だ。今回は俺の方が逃げ切り勝ちとなった。改めて「奈加野」に戻り、飲みなおしてから帰還となった。

 

  -炒飯への道ー

そんな前夜が尾を引いたわけじゃないだろ・・・が。目覚めれば、カーテン越しの外は仄かに明るい、五時を過ぎた頃かと、今日の弁当に思いが及ぶが、メニューが浮かんでこない。全く駄目・ダメ・だめなのだ。台所に立ってから考えようと、蒲団を出た・・・。

なっ、なんと!時計を見ると七時を過ぎている。驚いたことに7:10分になっていたのだ。ビックラこさ・・・、こんなことは稀だぜ。体調は悪くない、よく眠れたようで疲れもない…なのに、どうしたんだ!

家人は「これじゃ、お弁当は無理ね」と冷やかに云う。長女が弁当を取に寄るのは7:30~45分の間である。これから飯を炊くと間に合わないのだった。そこで機と気付いたのが「冷凍のご飯」のこと・・・。

ご飯を炊くときに、釜に残った飯は冷凍にして取り置く。このご飯で「チャーハン」、炒飯弁当にすると、決断した。これなら、20~30分もあれば出来上がる。早速、冷凍ご飯を電子レンジで解凍に掛かった。

                        

ベーコン・ウインナー・タマネギ・ピーマン・シメジを刻み具材を用意した。菜はこの際だ、家人が買い置いてある冷凍の鶏カツ・シューマイイを温め、同じく冷凍鯖を焼く。そして、従姉が山のように送ってきた絹ザヤを、オリーブオイルで軽く炒めて溶き卵でとじる。

                        

出来上がったのは20分後、弁当に詰めて25分で何とかお仕舞にできた。チャーハンの上に、先般函館の橋本君に頂いた「ワカサギの佃煮」をのっけて完成となった。ああ~、間に合ってよかった・・・。

                     

と、慌ただしい朝であった。

 

余談ながら、昨日持参したオムスビ6個と茹卵3個、菜の卵焼きとパスタサラダの行方だが・・・。昼、YOSHIOに『今日のランチは?』と水を向けると「今日は昼飯はなし。デザイン納品が遅れているので全く時間なし」と潔い返事が返ってきた。『そうか、それやぁ残念だ。オムスビを持ってきたんだが…』と云った。

「えっ、じゃあ何とか時間を作らなきゃ」と、前言を翻したのである。貧乏人は食い物に弱い、非常に分かり易いのだ。『それじゃ、ひと段落つける時間に公園へ行こうぜ』となった。春の陽の射す公園のベンチで、とは行かず。陽も傾き始めた4時、堀留公園のベンチでオヤジ二人が向かい合ってオムスビ弁当を食したのであった。

 

今夕は、横須賀時代に一緒だった平塚の住人、MITUHASHI君が人形町に来る。彼は大手町にあるN社の展示施設に勤めているが、今度閉館になるとか。過日、彼に会った折には契約の女性スタッフの仕事先を心配していたが・・・。そんな相談でもあるのかな?何れにせよ、彼と一献交わすのは二年ぶりである。

 

 

 

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