オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

メダカ稚魚全滅

2011-06-30 | Weblog

6/30(木) 今朝は悲しい知らせがひとつ。犬の散歩から帰宅し家人が「メダカの稚魚が全滅している」と伝えた。弁当作りに専念していた私はガックリ・・・。

親の魔手から逃れるために、バケツの中に隔離してあったがこれが仇となった。ここ何日か暑い日が続き日向に置いたバケツの水温が熱湯のようになったのだろう。ドジナ買主である。

ここの処、成長著しくてもう少ししたら水鉢に入れようかと思っていた矢先の出来事であった。先日、厚みのない金魚鉢を割り半分ほどを死なせ、バケツに入れて育てようとしたが、気の廻らぬ男であった。以前にもこんなことが在りながら・・・。

水鉢のメダカが三匹卵を抱えている、kれを何とか孵化させて育てたいものである。

さて今朝の弁当だが、家人が夏バテか疲れ果て「今朝は弁当をやめよう」などと云う。ここが出番と、「任せなさい」となった。

食材は、生協の配達で昨日届いた「豚肉ステーキニンニク風味味付け」と「冷凍小エビとイカのバター炒め」にシメジとアスパラのオリーブ炒めを添える。煮物がほしいと「インゲンと人参煮」、そして仕上げが定番「卵焼き」。以上となった。

                   

ご飯が炊きあがる40分でお菜が出来上がり完成。何時もながらの三人前の弁当である。娘とK君用には、鳥ソボロをご飯に載せた。

                         

 

 「忘れられた日本人」(宮本常一著:岩波文庫)

この本は、著者の宮本さんが大正~昭和・戦後と日本の各地(僻地の山村漁村)歩いて、古老からの聞き書きをしたものである。その中で明らかにされる村の成り立ち、人々の暮らし、外社会との交流・文化の吸収、地域社会の風土の成立、新集落の成立・・・実に面白い。

地域社会での物事の決まり方、発展への窓の開き方、家族制度と個の関わり、問題解決の方法、東と西の違い、農と魚の違いと実に細部に亘る知恵を含んでいる。

民俗学と云うものは、人間の英知を知る学問であると云うことを「忘れられた日本人」を手にして、初めて知った次第であった。それと、効率性やスピードだけを追う今の世相とは別世界の、物事の決まり方・決め方が新鮮に映る。一読ならぬ、ニ読・三読に価する。

コメント
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