徒然草

つれづれなるままに、日々の見聞など、あれこれと書き綴って・・・。

映画「ウルヴァリン:SAMURAI」―“和”の美学が息づく驚きのスーパー・ハイブリッド・アクション!―

2013-10-03 17:30:00 | 映画


ワイルドな風貌に孤高の魂、そしてあらゆる物質を切り裂く、長く鋭く伸びた鋼鉄の爪で、老いることのない不死の肉体と、脅威の治癒能力を持っている。
『X-MEN』シリーズで絶大な人気を誇るキャラクターが、ウルヴァリン=ローガンだ。
彼は過去の記憶を失っている、スーパーヒーローだ。
初めての異国、日本の地を踏んだ。
その彼が、人生を変えてしまうほどの、運命的な出会いを経験するという物語である。
本格的な日本ロケを敢行し、壮大で斬新な映像美を楽しませてくれる。

極限の肉体改造を施したヒュー・ジャックマンと共演するのは、ハリウッドでも確固たる地位を築いた真田広之だ。
“武士道精神”が、“サムライ”の国日本で炸裂する!!
ジェームズ・マンゴールド監督アメリカ映画である
 













      
カナダの山中で暮らしていたローガン(ヒュー・ジャックマン)のもとに、日本の大実業家で旧友の矢志田(ハル・ヤマノウチ)が使者として訪れる。

矢志田は、第二次大戦中にローガンに命を救われ、その後彼のことを片時も忘れていなかった。
日本の土を踏んだウルヴァリンを待ち受けていたのは、矢志田の息子シンゲン(真田広之)と、孫娘マリコ(TAO)だった。

だが、ウルヴァリンを待ち受けていたのは、実は孫娘マリコを守り抜くという不測のミッションと、不老不死の能力を奪い取られてしまうという危険な罠なのだった。
彼は、初めて直面する死の恐怖と、巨大な陰謀に立ち向かうことになるのだった。
彼は、謎の武装集団による襲撃を察知し、マリコを守りながら東京を脱出するが、その際に負傷した傷が癒えず、自身の再生能力が失われてしまったことに驚愕する。
命を狙われたマリコを守って、逃避行を続ける過程で、ウルヴァリンは彼女に恋心を抱く。
・・・そして、武道の達人シンゲンとウルヴァリンの二刀流返しの激突で、終盤を迎えるのだが・・・。

大体、ウルヴァリンというのは遺伝子の突然変異によって、人類とは違う能力や容姿を持つことになった“ミュータント”といわれ、このドラマ(シリーズ)のキャラクターとなったアウトローだ。
マリコや赤毛の日本人少女ユキオ(福島リラ)が、謎の組織に取り囲まれていったり、シンゲンとの戦いなど、アクションシーン満載で見どころは一杯だ。
東京、福山、今治と日本各地でロケが行われ、とくにマリコを追いかけてきた敵を相手に、超高速で疾走する新幹線での戦いなどスリル満点だ。
いやいや、これがまた凄いのなんのって・・・!
それから、鎖で動きを止められ、爪を封じ込まれたウルヴァリンの、雪降る街での静かだが激しいバトルシーンも、はらはらさせる。

ストーリーもとにかくエモーショナルで、深化していて和風テイストは満点に近い。
だが、ドラマのつくりには、かなりの無理もあったり矛盾もあったりで、ここはもう目をつぶるしかない。
まあ、凄いことばかり次から次へと、奇抜な娯楽性は十分なのだから、それなり我慢の覚悟も必要というものだ。
ジェームズ・マンゴールド監督アメリカ映画「ウルヴァリン:SAMURAI」は、不老不死と武道と、日本の風景を切り取るエキゾティックな雰囲気に超ド派手なアクションが加わって、緊張感たっぷりのヴィジュアルドラマだ。
それなりに見ごたえもあるし、面白いことは面白い。
     [JULIENの評価・・・★★★☆☆」(★五つが最高点


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
珍しいタイトルですね。 (茶柱)
2013-10-03 23:43:08
Julienさんがごらんになる映画としては。
そこはそれ,Julienさんですからストーリーにはややご不満があったようで。

アクション映画もたまにはよいでしょうか。
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いえいえ・・・ (Julien)
2013-10-05 20:08:56
それは、もとよりそんなものではないかと思ってもいましたので・・・はい。

この作品も「許されざる者」と並んで、日本が舞台で、日本人をくすぐるようなところがありますね。
これだけ日本の中に入ってきて、このような映画を撮ったという点では、画期的なことではないでしょうか。
出来不出来は別として・・・。
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