足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ハロウィーン相場の始まり

2015-10-24 14:49:00 | 投資戦略
NY株は大幅な続騰。
今週はユーロ中央銀行のドラギ総裁のハト派発言に続いて、昨日は中国が利上げを発表し世界の反騰相場を一段と堅固なものにした。
ウォール街では先日のハイテク3羽ガラスのアルファベット(グーグルが改名)、アマゾン、マイクロソフトの好決算がハイテク株を押し上げた。
相場は8月の安値から10%以上上昇し、相場のトレンドは強気相場いりした。季節的な弱気相場の展開中に、市場の現状を冷静に読み政策転換を先送りしたイエレン議長の判断に一段と市場の信頼感が高まる。
市場の雰囲気は確実に好転した。
年末高相場の始まりで、2016年相場への明るい見方が増えてきた。
このようなウォール街の人気を背景にして世界の株価の先行きのセンチメンの陽転が顕在化してきた。

東京市場でも”Sell in May and go away”(5月に売ろう)というウォール街のジンクスを思い出す投資家が散見される。これからはこのジンクスの続編が展開されるかどうかだ。
米国の有名な小説家マーク・トウェインが言い出した言葉で、ウォール街では確度の高い経験則して信じる向きも多い。
この続編に最近はハロウィーン指標というのが登場してきた。10月31日のハロウィーンに投資して、5月に売った場合での相場の勝率の高いことだ。
今月後半のNYダウの足取りの好転でこのジンクスが勢いづく。

昨日のMarketWatchには“最高の6ヵ月が幕開けした”という論説が現れた。
この1年間を振り返ると昨年の10月31日を起点して堅調な相場がことし5月まで続き、その後に下落相場が始まって8~9月に底入れした。今回もハロウィーン相場が始まり、向う6ヵ月間の強気相場が続くという説だ。
今週の欧米の株高、中国株の反騰をみると信じたくなる。

ソフトバンク(9984)に注目。ウォール街ではIT関連が先行しはじめた。

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