足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株は決算発表に左右・・・・快進撃のヘッジファンド

2015-01-28 07:02:27 | 投資戦略
NY株は大幅安で一部の景気指標のほか、マイクロソフト(MSFT)、キャタビラー(CAT)のダウ採用銘柄の業績不振が影響した。ヨーロッパ株ではギリシア、ドイツ株の大幅安が相場に影響した。
キャタビラーの不振は原油安で関連業界への売上の悪化が主因である。原油相場の急落が企業業績に影響を与えはじめた。
ヘッジファンドの2014年の成果は悪くない。業界全体では710億ドル(8兆3000億円)の利益を上げた。稼ぎ頭はビル・アックマン(パーシング・スクエア)だ。
当年48歳で最近は先輩連を差し置き頭角を現してきた。昨年は45億ドル(5300億円)の利益を上げた。M&Aやアクティビスト運用面での活躍が目立った。健康食品のハーバーライフ(HLF)の営業行為が“ねずみ講”に当たるとして攻撃、カール・アイカーン、ソロスの買いに向かい勝利をあげた。ハーバード・ビジネス・スクール出身で理論武装された投資戦略で、業界の大御所に勝った。
業界では新旧交代の時期にはいり、新しいスターの誕生が目立つ。ヘッジファンドについては様々な見方があるが、時代の先端を行くウォール街では資産運用面での技術革新を開く投資手段としての地位を堅固なものにしている。着実な資金流入が続き、業界の運用資産額は3兆ドル(354兆円)を超えたが、資産家の運用分野として人気は上がる。欧米の資産家の間で運用先としては不可欠な分野として評価はますます高まっている。問題はどのファンドを選択し入手するかの情報がカギをにぎる。
東京市場は今週から第3四半期の決算発表シーズンにはいる。
今週は富士フィルム、ファナック、任天堂、HOYAに注目したい。


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