NY株は7日間の連騰に休止符を打った。しかしナスダック指数はプラス。
相場の基調は上向きである。
市場で注目を集めたのは海運株の急騰である。ダイアナ・コンテイナーシップ(DCIX)が1日で3.2倍に上昇した。この日の商いは時として売買停止を伴いながら暴騰した。出来高は過去80日間の1日平均の80倍も増加という異常な大商い。さすがのウォール街もびっくりした。株価は11月10日に安値$2.19を記録したが、この日は$26.17の高値まであった。
1日の取引では安値$8.27が3倍以上の上昇になった。NY取引所には東証のようにストップ高、ストップ安の値幅制限がない。11月10日には$2.19の安値があったので11倍以上になった。
相場を押し上げたのは空売りが急増し先月は4倍に増えていたこと。
世界の海運業界を見ると足元の状況はよくない。ことしは韓国の最大手海運の韓進海運が経営に行き詰まり破綻、会社更生法を申請した。また台湾でも海運会社が苦境に追い込まれ政府が19億ドル(2000億円)の金融支援を発動した。
日本でも日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の9月中間決算は不振で2017年3月期は軒並み赤字決算に追い込まれる。
このような環境でウォール街では海運株に投機資金が殺到したのは、何を意味するのか?きっかけはトランプ旋風が打ちのめされた業界の海運に向かったことで、世界経済の回復を期待する人気が背景にあるのかもしれない。
強気人気の広がりが出てきたことは確かだ。ここで関心事は12月の連銀FOMCでの利上げが決まるかどうかである。金利先物市場では90%の確率で利上げを読むが、すでに金利が上昇し、ドル高の方向性が確実になった。共和党の支配する議会の動きをイエレン連銀議長がどのように読むかに関心が出てきた。
ウォール街の動きから東京市場でも忘れられた海運株に注目したい。21世記の変わり目に東京市場では海運株に大相場があった。そのときの模様が頭に浮かぶ。
相場の基調は上向きである。
市場で注目を集めたのは海運株の急騰である。ダイアナ・コンテイナーシップ(DCIX)が1日で3.2倍に上昇した。この日の商いは時として売買停止を伴いながら暴騰した。出来高は過去80日間の1日平均の80倍も増加という異常な大商い。さすがのウォール街もびっくりした。株価は11月10日に安値$2.19を記録したが、この日は$26.17の高値まであった。
1日の取引では安値$8.27が3倍以上の上昇になった。NY取引所には東証のようにストップ高、ストップ安の値幅制限がない。11月10日には$2.19の安値があったので11倍以上になった。
相場を押し上げたのは空売りが急増し先月は4倍に増えていたこと。
世界の海運業界を見ると足元の状況はよくない。ことしは韓国の最大手海運の韓進海運が経営に行き詰まり破綻、会社更生法を申請した。また台湾でも海運会社が苦境に追い込まれ政府が19億ドル(2000億円)の金融支援を発動した。
日本でも日本郵船(9101)、商船三井(9104)、川崎汽船(9107)の9月中間決算は不振で2017年3月期は軒並み赤字決算に追い込まれる。
このような環境でウォール街では海運株に投機資金が殺到したのは、何を意味するのか?きっかけはトランプ旋風が打ちのめされた業界の海運に向かったことで、世界経済の回復を期待する人気が背景にあるのかもしれない。
強気人気の広がりが出てきたことは確かだ。ここで関心事は12月の連銀FOMCでの利上げが決まるかどうかである。金利先物市場では90%の確率で利上げを読むが、すでに金利が上昇し、ドル高の方向性が確実になった。共和党の支配する議会の動きをイエレン連銀議長がどのように読むかに関心が出てきた。
ウォール街の動きから東京市場でも忘れられた海運株に注目したい。21世記の変わり目に東京市場では海運株に大相場があった。そのときの模様が頭に浮かぶ。
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