足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米大統領選まであと3日

2016-11-04 07:35:07 | 投資戦略
寄り付きはプラスになったが、その後は下落しダウ平均は-0.16%の28ドル安で終わった。
来週8日の大統領選の結果を懸念した。
最新の世論調査ではクリントン候補が1.7%の僅差で有利。しかし差は大きく縮小し逆転の可能性も高まる。投資家脳裏には6月23日の英国民投票で離脱問題が事前の予想を覆したケースがよぎる。
S&P500は7日間の続落になった。過去20年間では2回目の長い下落場面でリーマンショック時に匹敵する。ただこの間の下落率は3%と、極めて狭い範囲の動きである。
不透明感に対して投資家は完全に市場から離れた。
機関投資家やヘッジファンドは「まさか」の事態に備え、下落に対してのヘッジは終えたようである。

昨日も紹介したがバイロン・ウィン(ブラックストーン投資顧問副会長)は米バロンズ誌で「相場には好材料があるのに、なぜ慎重論をとるか?株価水準(PER)が高く、発表中の企業業績に失望感が出ているからだ。ドル高、連銀の政策転換、機関投資家とヘッジファンドの不振で投資家の失望感は拡大で、投資に大きな気迷いが出ている。」としており、新興市場株に注目をする。

立会い日数ではあと3日間、相場の行方の混沌は続く。




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