足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットと孫正義

2020-05-26 15:24:10 | 投資戦略

世界の富豪の顔ぶれに必ず顔を出すのは米バークシア・ハザウエィのウォーレン・バフェット会長と日本のソフト・バンクGの孫正義会長である。バフェット会長の資産は10兆円弱、孫社長は2兆4000億円。

両社の資産額を並べてみるとバフェット会長の金額の大きいいことがわかる。ただ年齢はバフェットは89歳、孫会長は62歳、その間には27歳の開きがあり、孫会長には年齢が低い分だけ、資産の額を縮小していく可能性は大きい。

ビジネスモデルは大きく異なりソフトバンクは情報通信時代の先端をいく企業グーループで構成されており、バフェットのオールドエコノミー関連企業が中心であるのとには大きな違いがある。

バフェット・グループの現在の中核は世界最大企業アップルの大株主という時代の先端をいく成長企業が支えており、現在の成長分野のトップを行く企業に力点をおいた投資を選考すると言う投資戦略が読みとれる。

90歳のバフェットの投資戦略には現在の先端技術に力点をおくという考えがにじみ出ている。

バークシア・ハザウエィの永遠の成長を考慮し、時代の流れを先見する戦略を経営の柱においていることが外部からも読める。

90歳のバフェットは次代を読んで、これからの成長産業の中核のビジネスに投資する姿勢を明確に打ち出している。では「バフェット時代の終焉」という見方も出ているが、この世間の見方にバフェットは微笑ながら満足している気持ちが見えてくる。その戦略の本質を見落としてはならない。

 

 

 


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