足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

2016年の相場・・・長期の上昇相場の小休止の年

2015-12-01 06:50:05 | 投資戦略
連休明けのNY市場は小幅安。
先週末から年末商戦が始まったが、インターネットによるオンライ取引が主流になってきた。休日中に商品をじっくり検討して、週明けの月曜日にタブレット端末で発注する傾向が一段と増加し年末ショッピングの53%になった。世の中の習慣をインターネットが大きく変える。ブラック・フライディ(黒字になる金曜日)に代わってサイバー・マンディという。
投資家の視点は2016年の株式相場に移ってきた。
大手投資銀行モルガン・スタンレーは2016年の相場の見通しを発表した。2016年のS&P500の予想は2,175ポイント(本日は$2080.41)で先に発表したゴールマン・サックスの予想2,100ポイントよりやや強気だが大差はない。
2016年はリーマンショック後、6年間続いた上昇相場は一服するが、基調は上昇トレンド上にあるとする。市場での景気、企業収益に対しての期待感が消えない限り基調は強いと読む。
2016年の企業収益は1株当り$125.9の予想だ。ゴールドマン・サックスは$120とみているので、この差が株価の予想値の差になった。
長期上昇トレンドは不変であることは同じ見方である。エネルギーや素材の下落は消費者の購買力を押し上げプラス材料とみる。
ウォール街の大方の見方は相場の一時的な踊り場があっても相場の基調には変化がないで一致してきた。

先日のNY市場では円相場が下落した。月末の米連銀FOMCで金利の小幅な引き上げが決定されることを織り込みはじめた。日本の輸出企業にはプラス材料である。

ウォール街での仕手戦であるバリアント・ファーマシュティカルズ(VRX)が、この日は+3.3%と上昇した。最近はヘルスケア関連には空売りを仕掛けるケースが散見されるが、空売り筋の攻撃を受けていたカロバイオス(KBIO)が最近、9倍も上昇して空売りした投資家が窮地にあることが話題になり始めた。空売りでの失敗での損失は無限大であるとMarketWatch(ウォールストリート・ジャーナル紙のウェブ版)は警告を発した。





コメントを投稿