足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バロンズ誌の新春座談会の第2弾・・・欧米株への注目

2015-01-26 07:04:07 | 投資戦略
今週のバロンズ誌に新年座談会の第2弾を掲載された。10人のベテラン運用者たちが集まり終日にわたり議論を展開し遠慮なく、おかしな見方が出ればすかさず突っ込む。
参加者には500億円~1000兆円の個人資産を保有する資産家もあり、成功者は自分の意見には強い自信をもつ。
先週、今週、来週と連続3週間にまたがっての記事だけに、マクロの見方だけでなく、個々の銘柄や投資物件に読み応えがあり、そこには実践にすぐに役立つ議論が満載されておる。
われわれも「トリトンスクエア通信」では海外株投資や日本株投資の参考になる記事を要約して伝えてきた。
今週はフェリックス・ズーロフ(スイスでの投資顧問会社運営)、アビー・コーヘン(ゴールドマン・サックス)、ブアイアン・ロジャーズ(T・ロープライス会長)、スコット・ブラック(デルファイ・マネジメント会長)4人が個々の銘柄、債券、マクロ運用などグローバルな視点で論じた。ズーロッフは参加者のなかで、目先にはもっとも慎重論でNY株は上半期に15%下落し、後半は取り戻し年間ではプラスになるとみる。極端な弱気だがときとして間違うこともある。
今週の論者アビー・コーヘンが株価は年間では多少の上昇と見るが、珍しくPER100以上の株を推奨した。サイバー攻撃の関連株である
銘柄はパロ・アルト・ネットワークス(PANW)で日本では知名度の低い企業である。それに対して異論も出たが、株価は注目できる。
ほかにクエスト・ダィアグノステックス(DGX)にも注目した。医療費節減のために米国でも血液検査の市場が拡大している。この銘柄のヒントから日本ではシスメックス(6869)に再度、注目したい。

先週も書いたがヨーロッパ株に当面は注目したい。ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁が予想を上回る大胆な金融緩和策の発動を決めた。日本株と同じようにヨーロッパ株が人気化することには間違いない。ヨーロッパに力点をおくヘッジファンドに妙味がある。


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