昨日はジョージ・ソロスの無二の親友のバイロン・ウィンの「年末にはS&P500が1,200になる」という話を取り上げたが、本日はブルンバーグにラズロ・Birinyiが登場したので取り上げよう。
ソロモンブラザーズのトレーディング・デスクで活躍し、独立して投資レターと資金運用を経営。彼がユニークなのは市場への資金の流れの分析の第1人者で、徹底した需給分析で相場の方向を予想する。ことし5月に「S&P500は2?3年以内に1,700まで上がる」と発表したことだ。
2007年10月のNYダウ平均が1万4000ドル台に乗せたときには金融危機を的確に予想した実績をもつ。
昨日のブルンバーグTVで「上昇相場の足どりは確かだ。相場はPERのE(利益)が予想以上に好調なことを暗示している。景気の回復は市場が予想しているよりも好調だ」と語った。
彼はニュースレターの出版とともに資金運用も行っている実践家だ。
来週からいよいよウォール街では第3四半期の決算発表が始まる。昨日も半導体メモリーの最大手マイクロン・テクノロジーが「半導体不況は終わった。業績の回復が始まった」と発表した。決算は赤字であったが、事前のアナリスト予想に比べて半減した。
目先、NYダウ平均が戻り高値(9829ドル)を抜くのは時間の問題になってきた。