足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ドル相場は転換点

2020-07-25 18:25:41 | 投資戦略
週末、円相場の上昇がひとり目立った。ブルンバーグ・ドル・スポット指数は1月7日以来の安値に落ち4日間の連続安。3月の高値から8%の大幅安になった。コロナウイルスが
頭をもたげ為替相場のかく乱をはじめ、ドル相場に打撃を与え始めた。
ワシントンと北京の間で不協和音がなりはじめ、米ドルに対しての弱気ムードが頭をもたげはじめた。米国と北京間での久しぶりの不協和音の台頭である。Covid19が米国で再燃し、国内での失業問題に注目が集まり長期金利が下落した。
ドイツ銀行のストラティジストは「ドル相場は長期的な転換期に来ている。下落相場の始まりを暗示しはじめた」と先行きに慎重論が出てきた。
ブルンバーグ・ドル・スポット指数は-0.5%となり、7月はこれまで2.6%下落した。対照的にユーロは2018年9月以来の堅調な展開になり、USドルは円相場に対して下落し、105.76円になった。
米国のムニューチン財務長官は「米国が目指すのはドル相場の安定で、世界の金融市場の準備通貨としての役目を果たす決意には変わりない」と持論を強調した。
金融市場ではコロナウイルスという天敵が相場のかく乱要因に踊り出たが、新しい天敵の出現に金融市場の安定化に難題が出現した。
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