足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

世界的に好転の兆し

2015-10-08 05:44:34 | 投資戦略
NY株は高く始まったあと、一旦は売り物に押されたが引けにかけて買い戻された。
1日の値動きは上下に200ドル動いたが、この日のNYダウの上昇幅は7月以来の好調さ。
市場心理にも落ち着きがみられCNNMoneyの「Fear&Greed」(恐怖&貪欲)指数も前日の30から36に上昇した。

この日はヘルケア、エネルギーに大きく反騰する銘柄が多かった。先週来の相場の反騰局面では初めてのことである。
特にバイオ関連株が軒並み上昇したことが注目される。ヘルスケア問題は大統領選ごとに大きく取り上げられる争点である。日本を上回る膨大な医療費補助を政府が行ってきたが、
業界での技術革新が急速に進化し、画期的な新薬の誕生が続出している。
C型肝炎の薬剤などは治療に1人当たり1000万円以上が必要。治癒率が100%に近づき患者には朗報だが、財政負担はこれまで考えられなかった大きな規模に膨れ上がる。長寿社会の出現は選挙民の大きな関心事だけに、政府はジレンマにある。クリントン候補が医療費改革の急先鋒だが、そのため最近は人気の評価が大きく分かれる。

今回の相場の反騰局面ではヘルスケア関連がいつまでももたついてきただけに、相場の先行きを読む上では大きな好材料である。
東京市場でも医薬品株の反騰は鈍かった。

昨日の「トリトンスクエア通信」では日本の医薬品株の下値を分析し、具体的な押し目買の銘柄を取り上げた。

訪日外人関連のインバウンド関連も底入れした。秋にはいって中国人の來日客の鈍化が懸念されたが、9月までは影響は皆無。
本欄で注目してきた関連株の寿スピリッツ(2222)が動き始めた。



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