相場の反騰をリードする銘柄に厚みが出てきた。
5月末から上昇を始めたが、リード役を入れ替えながら株価指数はしっかりとした足取りを取り戻した。
相場反騰の中味を見ると個々の材料を求めて循環買いが続く。先行きの相場は息の長い上昇トレンドを継続しそうだ。機関投資家、個人、外人といった投資家別ではなく、買い方の層に深みが出てきた感じを受ける。
きょう私の目を引いた銘柄は日本ペイント(4612)、ホシザキ(6804)、ネットワンシステムズ(7518)、任天堂(7974)、ニトリホールディングス(9843)などで、業種別を横断して、個別の理由から今後とも人気が続きそうな銘柄を選択して投資家は動いている。
さまざまな業種を横断的に物色し資金を投じるという人気は、銘柄分析に長けた手法を駆使できる投資家が動いている。
人気銘柄を追いかけていると、材料よりも個別の分析に力をいれて有望株を追跡するというのは、機関投資家、外人投資家、プロの個人投資家の集団が人気グループの村落を形成して、人気をつくりあげている。
現在の人気銘柄の選択に欠かせないのは主にテクニカル分析の手法である。
テクニカル分析で私が重要視している手法は25日移動平均と日々線の乖離率の数値で、これまでの経験から売買のタイミングをみるのに単純な数字の利用で役立つ。
個々の銘柄で目先、関心を引き付けられる一例を上げるとダイフク(6383)、ホシザキ(6465)、ソニー(6758)、ネットワンシステムズ(7518)である。