足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

デビッド・ヘロに学ぶ

2017-07-24 08:11:32 | 投資戦略
今週から米企業の第2四半期の決算発表が本格化し、東京市場でも市場の人気株の直近4半期~(4~6月)の業績発表が始まる。
先週のNY株はS&P500が+0.5%、ナスダック指数+1.2%、ダウ平均-0.3%と小動き。現在のNY株の動きをどう解釈するかが大きな課題だ、

ウォール街での反トランプの見方は根強く代表格はJP・モルガン、ゴールドマン・サックスの現経営陣など、株高の恩恵は無視して批判をつづける。
それでも相場が崩れないのは、米国民の50%はトランプ支持者の草の根の人たちで「米国再生」に期待をかける。現状の不確実な生活環境の変革を望む人たちだ。
不思議とバフェットのトランプ批判の声がでない。
当然である。トランプ相場で史上最高の投資成果をあげた2016年を経験したからである。

最大の関心事はロシアとの関係疑惑だが、安倍首相を悩ます加計学園問題の問題とは次元の異なる問題である。

日米とも相場は下値には硬直性が強い。理由は景気回復と企業業績である。このことはNY株についてもいえる。最近、ウォール街で出てきたのはハイテク株への人気再燃である。

われわれは投資戦略として「有望銘柄15選」を選んできた。米機関投資家の投資スタイルに同調している。われわれが注目している米ハリス・アソシエイツの運用者にデビッド・ヘロという運用者がいる。
10年前に21世紀の最高の運用者の栄誉をモーニングスター社から授与されたが、ことしは年初に国際運用部門でもトップの格付けを得た。過去1年間の運用成果は+40%、本年1~6月も+16.17%の好調。われわれの年金運用に参画しているのはうれしい。彼のポートフォリオをみると昨年とは大きな変化はない。

「われわれの15選」の成果は好調であるトリトンスクエア通信で選んできた。
私の近著「株で資産を蓄える」(開拓社刊)に一部の銘柄は掲載しているが、銘柄選択の視点はデビッド・ヘロのスタイルに教えられるところが多い。

例えばエムスリー(3413),日本ペイント(4612)、ダイキン(6367))、任天堂(7974)などもはいっている。

ビットコインの相場の変動が激しい・今月は6月の高値32万円から、先週は23万円台にになった。しかし1週間前から反騰し31万円まで短期間に+30%も戻った。世間の風評で暴落したが反動も大きい。全国紙の危機を扇るよな記事に振りまわれる。