足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

買いのタイミング到来

2017-02-28 06:09:50 | 投資戦略
NY株は12日間の上昇。警戒感をともないながらも日増しに強気が増える。
イエーレン連銀議長は「財政政策、企業業績の回復、アニマルスピリッツ台頭、企業寄りの政策、規制緩和など材料が多い」とコメントしている。歴代の連銀議長と異なり、現状を冷静に分析する。NYダウ平均は12日間の連騰で25年ぶりの強気相場の展開である。
3月には第1四半期の業績の見直しがでるが、基調は強い。
トランプ大統領は得意のツイートで“数十年ぶりの株価上昇、確信と楽観に減税が加わる”とコメントする。
今回の大統領選後の上昇相場にいち早く乗ったウォーレン・バフェットも現実主義者だ。昨年末からポートフォリオの一部を入れ替えアップル、空輸株など、これまでの投資哲学からは考えられない一連の銘柄に大量投資した。
機を見るに敏なヘッジファンドもその動きに追随するあたりさすがである。選挙後は慎重論を通していたヘッジファンドの雄デビッド・テッパー(アパルーザ・マネジメント)がCNBC出演し「今回は株も債券も買われる相場だ。米国景気の好調が日本多ヨーロッパにも波及し世界的な好景気になりそう」と昨年の慎重論を一掃した。

東京市場が出遅れてきた。円相場上昇を気にした内外の機関投資家の気迷いからだが、米国と同じように企業業績の好調が先行きの大きな材料になる。
個々の銘柄の25日移動平均は底値圏を暗示した。

25日移動平均との乖離率は次の通り。
NFレバ日経平均-0.86%,カルビー+3.8%、明治H+5.0%,塩野義-0.47%、そ-せい-0.65%、エムスリー+3.2%、コーセ+1.0%、小松-4.66%、ダイキン-4.4%、ソニー-1.7%、メガチップ-5.9%、ファナック-1.01%、ローム-2.06%、トヨタ自-1.4%。富士重工業-4.4%、三菱UFJ-1.3%、ソフトバンク-3.3%
どれをみても投資魅力のある数字である。