今週、18日に話題のフェイスブブックのIPOが18日(木)に行われる。
NY,ボストン、地元のパルアルトと3ヵ所でローソショーを行った。全米から機関投資家、ヘッジファンド、トレダー達が対象である。今回は市場に25~30%分が個人投資家向けにも配分の予定である。証券会社によって預かり資産、年間の手数料などの基準を設定して購入者を決める。
3回のロードショーではフェイスブイックの成長のポテンチャリシャリティを判断するデータがいくつかが提示されたが、しかし短時間の説明会では限界がある。
すでにアナリストはいままで公表されたデータに基づいて投資判断をまとめ公表した。
一部のアナリストは「買い」「売り」「目標値」の情報も出しその見方が行き渡たってきた。
3回の説明会であぶり出された「先行の問題点」は携帯端末向けのサーピスはまだ赤字であることだ。特にスマートフォンの分野で出遅れた。足元の業績の伸び悩みの主因の一つである。
うらやましいのはウォール街と日本の文化の違いだ。
日本ではIPO前には企業に関する情報は「目論見書の範囲内」と実に素っ気ない。
しかしウォール街ではあらゆるチャネルを通じてフェイスブックのデータを集める競争ができる。
IPO前であっても日本よりはるかに透明性が高い。
ここ1週間だけでも相当な量の情報があつまった。その気になれば不足のないデータが集まる。「トリトンスクエア通信」でも具体的な投資戦略を考えている。