足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新規公開にも光が見える

2007-03-08 07:56:24 | 株式

最近のグリーンスパン前議長の発言に注目が集まる。先週は「住宅不振がリセッションに入る可能性を3分1示唆している」として、市場に動揺を与えたが、昨夜はニューヨークで「円のキャリートレードの巻き戻しは終幕に来ている」と語った。

ウォール街に出ている見方を追認した。円相場が、最近は瞬間的には4%も上昇しただけに、キャリー・トレードを行っている機関投資家の手元での仕組みは大きく減ったはずである。当面、円問題が世界の株価に影響を与えるのは一巡した。

東京市場では新興市場の崩れがひどい。とくにジャスダック、マザーズ市場の売買代金をみてると、第1部市場の高水準に比べて半減したままの状況が続いている。

ただIPO(新規公開)市場には明るさが出てきた。先月末のゲームソフト開発のAQインタラクテイブ(3838・JQ)の株価が底入れ元気が出てき。任天堂の人気に応じて変動するだろう。

昨日公開のゴルフパートナー(3074・マ)はストップ高、銚子丸(3075・JQ)も価格は堅調であった。

「トリトンスクエア通信」のゴルフパートナーの理論株価の数値は高かったが、「見送り」としたのは間違った。訂正したい。2月28日号の再読をお願いしたい。

昨日公開の2銘柄の人気をみていると理論株価が有効であることが証明されるようになってきた。人気の回復の兆しである。