湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

冬の課題B:大観山と白銀林道とコンロ

2008年01月30日 | ランドナー
 昨日エントリーしたこの冬走っておきたいコースのなかのBコースを今日走って来た。本当はAコースを走るつもりで地図などの準備をしていたのだけれども、昨日の雨で諦めた。MTBで走るAコースは3つのなかで一番走りたいコースだったし、一番最初に片付けたいコースだったのだけれども、条件の悪いなか無理に出かけることもないと思いなおした。それで今日はこの冬にしてはかなり気温が高い日になるということだったので、少し標高の高い場所を含むランドナーで走るBコースに切り替えたのだ。

 6時少し前に起きて、部屋を出たのが6時35分。確かに今朝はそんなに寒さを感じない。ここしばらくずっと寒い日が続いていたから、生温かいような気さえする。これはやはりBコースにして正解だったかも。



 走り出して20分くらいたって烏帽子岩の少し手前で朝陽。そしてR134~R1と走り、



 三枚橋から箱根旧道に入った。ここらはさすがに空気が冷えていたけれども、すでに体は温まっているのでやはり寒さを感じることはまったくなかった。



 七曲りあたりからは路肩に雪があらわれる。でも気温が高いからか凍結などは一切なく、ごくごく普通の走行ができた。お玉が池は半分くらい凍っていたけれども、その時点でこちらの体は充分過ぎるくらいに温まっていたのでやはり寒さはまったく感じなかった。ここらではすでにアウターを脱いでいたにもかかわらず。

 何度か停まって写真をとったり休憩をしながら三枚橋から1時間15分ほどで芦ノ湖に到着。芦ノ湖に着いたら期待していなかった富士山がうっすらと見えた。ガスが結構出はじめていたので、今日もきっと無理に違いないと思い込ませていたのだけれどもどうだろう?これから向かう大観山からの富士山はずっと空振りが続いているので、もう安易な期待はしなくなっているのだ!

 なんて言いつつ実は内心は穏やかではなかったのだけど・・・



 芦ノ湖から大観山に向けて走り出すと、再びガスが・・・。そしてうっすらと見える富士山もガスが流れるたびに姿が見え隠れして、こちらの気持ちをどぎまぎさせる。そんなふうにどきどきしながら少しずつ高度をあげて、



 10時15分くらいに遂に大観山に到着!やったぁぁぁぁぁ!!ようやく大観山山頂からの富士山を見ることができた!!!



 少し薄っすらとしているし、雲も少しかかっているけれども、ランドナーにはこんな感じの富士山のほうが雰囲気があっていいかもしれない、と思った。

 薄皮つぶあんぱんや大福を食べながら20分ほどを山頂で過ごし、



 椿ラインへ。



 あいかわらず椿ラインの下りは素晴らしい!



 そして椿ライン途中のしとどの窟入口から今度は白銀林道へ。白銀林道はかなりメジャーな林道だと思うけれども、僕はまだ一度も走ったことがない。だからこの冬あたりにそろそろ走っておきたいと思っていたのだ。

 そうして走りはじめた白銀林道だけれども、出だしの5kmくらいは昨日の雨のせいかものすごいぬかるみですっかりまいってしまった。上の写真なんかは良いほうで、絶対に足を着きたくないような泥どろぐちゃぐちゃの場所も少なくなかった。おかげですっかりランドナーが泥だらけになってしまった。



 ただそんな場所もあったけれども、やはりランドナーでこんな感じの未舗装路を走るのは楽しい。部分的に舗装化も進んでいるけれども、近場でこんな感じの林道があったことを知って今日はとても嬉しく感じた。そんなに海の展望があるわけではないけれども、不思議と常に海の近くを走っているという感じがするのもいいと思った。今度路面が乾いているときにまた走りに来たいと思った。



 さて、そうこうしているうちにお昼になったので、車の来ない道端で本体もガソリンも実に10年以上振りのコンロを出してカップラーメンをつくる。ガソリンなんて果たして10年以上前のやつが使えるのかと少し不安だったけれど、何の問題もなく使えた。良かった。久し振りに聴くガソリンコンロのゴォーゴォーという迫力ある音がなんとも心地良かった。そしてもちろんカップラーメンも旨かった。

 こんな感じのコンロ持参のツーリングも久し振りにやりたいとずっと思っていたのだけれども、いざとなるとついつい面倒に感じてしまっていつもコンロを置いてきてしまった。だから今日久々にカップラーメンとはいえ、コンロを使って昼食をつくるような少しのんびりとしたツーリングができたことがとても嬉しかった。やってみればそんなに面倒じゃないし、フロントバッグに入れるときはずっしりと重量を感じたコンロも走ってみれば別にたいした重さではないとも思えたし。



 さて昼食後は再び林道走行。写真の公園からは真鶴半島を見渡すことができた。ただ今日は残念ながらくっきりと青々とした海は望めなかった。

 箱根湯元まで20kmあまりの白銀林道を走り終えたのが14時少し前。そしてそこからは再び往路をたどって江ノ島まで。結局江ノ島に戻ってきたのは15時半過ぎだった。走行距離は133.6kmと、適当にこれくらいだろうと思っていた130kmにかなり近かった。もう2ヶ月以上も100km以上を走った日がなかったので、暗くなる前に帰って来れるだろうか?と心配していたのだけれども、そんなに無理せずにこれくらいの時間に戻ってこれて少しほっとした。

 さてとりあえずこれで冬のあいだの宿題をひとつ終了。こんな感じで無理なく楽しみながらあと2つの課題もこなせたらいいなと思う。