湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

早朝、湘南平

2008年01月20日 | 自転車生活
 今朝は5時起き、そして5時45分頃部屋を出てLeMondで湘南平を往復。ちなみにLeMondに乗るのはほぼ2ヶ月振り。

 僕のここ最近の走りはほとんどがMTBによるもの。ブリヂストン号やランドナーに乗ることもたまにはあったけれども、そのほとんどがのんびり自転車通勤とポタ。MTBにしても僕はガンガンに走ったりはしないので、いずれにせよほとんど負荷のかかる走りはしていない。ここ1ヶ月半ものあいだ、通勤以外ではアベレージ20kmを越えた日がないのがそのことをよく物語っている(通勤にしても20km前後)。

 僕はのんびり走るのも好きなのでそれはそれで構わないのだけれども、少し気になったのが、こういう走りばかりだと体力がどれくらい落ちるのか、あるいはどの程度維持されるのかということ。それを知っておきたくて今日は湘南平に向かったのだった。本当はヤビツのほうが良かったのかもしれないけれども、時間もなかったし、この寒いなかヤビツを目指す元気はやはり僕にはなかった。それで去年、一度TTをやっている湘南平に向かうことにしたのだった。



 湘南平の上り口に向かうまでに今朝も例のごとくポジション調整を計4回。1度目はサドルを少し後ろにずらし、2度目は前下がりになっていた角度を水平気味に戻し、3度目と4度目は高さの調整。寒いなかいちいち止まるのはちょっと面倒だったけれども、ロードに乗るとどうしても微妙なポジションが気になるので仕方ない。

 しかしこれくらいの時間だと、全然体って温まってこないんですね。そんなに耐えられない寒さとは思わなかったけれども、あまりに体が温まらないのがなんか不思議な感じだった。あとやはり指先は冷たかった。

 さて、そんなこんなで湘南平の看板からのTT。今日の目標は7分以内。前回はじめてTTをやったときのタイムが6分23秒だったので、寒さでマイナス20秒、体力低下分マイナス20秒と適当に算出してみた。はみ出た3秒分はとりあえず気合で頑張ってみると。



 で、走ってみたんですけど、7分以内は全然無理でした。前回走ったときは急勾配部分はすべてシッティング、勾配が緩くなったところでギアをかけてダンシングでスピードを乗せて、それからまたシッティングで走り切ったのだけれども、今日は急勾配部分のかなり早い段階から足に来てしまって、途中からは立ち漕ぎせざるえなくなってしまった。予想はしていたのだけれども、今の僕の足は少し長い時間の強い負荷には全然耐えられないようだった。

 結局今日のタイムは7分16秒。うぅぅぅぅ、ちょっぴり悔しかったけど、仕方ないよな~。

 でも久し振りに息を切らせて上ったヒルクライムはやっぱり気持ち良かった。たまにはこういうのも必要だよなと思って、水道の水をボトルに入れて気持ち良く飲もうと思ったら、ボトルのなかが黒カビだらけで愕然としてしまった。確かに最近はこのボトルは全然使っていなかったのだが。入れてきた水、ここに来るまでに飲んじゃったけど大丈夫だろうか?でもとりあえず、飲んでしまったものは仕方ないと諦めることにする。で、帰りは結局一滴も水は飲まなかった。

 ヒルクライムでの気持ち良さはダウンヒルで一気に消失した。たかだか1.5kmの下りなのに、ものすごく体が冷えてしまったのだ。手足の指先は当たり前だが、首までもちぎれそうな冷たさを感じたのにはとにかく驚いてしまった。湘南平でこれなんだから、やはりこの時期のヤビツや箱根は僕にはちょっと厳しいと思う。

 復路は、速く走りたい気持ちととのんびり走ることを楽しみたい気持ちをどうやって両立させればいいのだろう?と悩みながらペダルを漕いでいた。ロードで走るならもちろん速くも走りたいけれども、でもそればかりになっちゃうのは僕には窮屈なんだよなぁ、とかあれこれ考えながら走っていた。でも部屋に着いたときは、結局久し振りにロードに乗った楽しさが勝ったようで、あまりあれこれ悩まずに、速く走りたいときは速く走って、のんびり走りたいときはのんびり走ればいいか!という適当なところに気持ちが落ち着いた。全然結論は出ていないが、どちらも楽しみたいのだから仕方ない。

 ところで、昨日あらためて「言いわけはやはり良くない」と思いなおしたのだけど、今日走ってみてまた考えが変わった。で、結論は

 「やっぱり寒いときはあまり無理をしないほうがいい」

 湘南平の下り、ホントに寒かったから。