湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

自鑑水と箸を忘れていたこと

2008年01月31日 | 日常生活


 昨日は久し振りにガソリンコンロを持って出かけて、外でお湯を沸かしてカップラーメンを食べたわけだけれども、本当はサッポロ一番の袋入りのラーメンをつくるつもりで用意していっていた(大差ないけど)。それがカップラーメンに変わったのは、芦ノ湖に着いてなんだか嫌な予感がしてフロントバッグを確認したら案の定しっかりお箸を忘れていたことが影響している。何の買い物もしないのに割り箸だけもらうのは気がひけたので、芦ノ湖のコンビニで割り箸をもらいやすいカップラーメンをとりあえず購入したのだ。



 でもそれよりも重大な理由は目当てにしていた水場で水が発見できなかったから。僕は林道から少しだけ山道を入っていったところにあるらしい自鑑水という水場を勝手にあてにしていたのだけれども、コッフェルとボトルを持ってその場所に行ってみたらどこにも水場らしきものがなかったのだ。窪地に注ぐホースがあったからそれを確認してみるも、水はまったく出ていない。ではと思いホースを少したどって上のほうへ行ってみるもやはり水が流れていたり湧き出ているような場所はない。それで結局使用する水の量が少ないカップラーメンにせざる得なかったのだ。

 今回はサッポロ一番の他にコーヒーと紅茶のパックも持って来ていたのだけれども、そちらのほうはボトルに残っていた水の関係でつくることができなかった。でもお箸を忘れたことによって、カップラーメンを買う機会を持てたことに今回は感謝をするべきなのだと思う。もしお箸を忘れてこなかったらものすごい味の濃いサッポロ一番を食べて、多分そのあと喉の渇きに耐えながら林道を走らざる得なかっただろうから。



 ところで帰ってきて調べてみたら自鑑水というのは水場ではなく、石橋山の合戦に敗れた源頼朝が敗走中に自害をしようと思いたった(あるいは自害を思いとどまった)由来のある場所ということで、今ではすっかり水は涸れているのだと。なるほど自鑑水の横に自害水とあったのはそのためなのか。でもハイキングコース途中にこういう名前はちょっと紛らわしいよなぁ。なんにせよ今度からもう少ししっかり下調べをしてから出かけるようにしよう。最初から水が涸れているのを知っていたら、沢の水を汲めるような他の場所でお昼に出来たりもしたので。