湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

テレビが映らなくてもあまり困らない

2007年07月30日 | 日常生活
 前夜の雷雨もすごかったけれども、この日の雷雨はさらにすさまじかった。ただ静かに自然の猛威を見つめるしかないといったようなすさまじさだった。この雷雨のせいでケーブルテレビの回線に何らかの障害があったのか、部屋のテレビは何の映像も映し出さなくなっていた。ただ僕は日常的にあまりテレビを見ない生活を送っているので、テレビが映らなくてもほとんど困りはしなかった。

 前日図書館に行って、なんとなく読みたいと思う本を5冊ほど借りてきた。ネットで蔵書検索や予約ができるようになって以来、図書館の書架をぼんやりと眺めてなんとなく面白そうな本を借りてくるといったことがほとんどなくなっていた。ネットで予約を入れて、その本だけを受け取ってくるといったような借り方しかしていなかった。でも日曜日は久し振りに狭いスペースに並ぶ書架のあいだをぼんやりと歩き、適当な本を手にとってページをぺらぺらとめくったりした。

 そんなふうにして借りてきた本をこの日さっそく読みはじめた。その作者にはあまり相応しくないような官能的な表現の連続に「これってエロ小説?」としばらくのあいだかなりたじろぎ驚いたのだけれども、読みすすめているうちにちゃんと物語に引き込まれていった。読んでいたのは『なぎさの媚薬2』という本。重松清ってこういう文章も書くんだぁとでもやっぱりびっくり。でもさすが、ちゃんと読ませます。

 もし過去に戻れるのであれば僕はどこに戻ろうとするのだろう?“あのとき”というときはあまり思い浮かばないなぁ。やはり過去より今とこれからのほうが大事だよなぁ。とりあえず物語を読みすすめることにしよう。