goo blog サービス終了のお知らせ 

山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

平成24年度 200名山・300名山 安平路山 池口岳 黒法師山

2012年06月04日 | 200名山・300名山

 南アルプス南部、赤石山脈が太平洋側に延びその高度を落とす辺りに、最後の砦のような山々がある。安平路山、池口岳、黒法師山、大無間岳などがそれである。安平路山と池口岳は前回の山行の際登山口の様子など下調べをしている。中でも安平路山は、途中まで登ったが天候やら積雪やらで引き返した山。あれから2週間ちょっと経ったので雪も消えたことだろうと勝手な判断をして、再度挑戦となった。

            道の駅から恵那山を望む                    摺古木山・安平路山登山口にある休憩舎横

                  

 5月24日、朝早めに松江を発つ。いい時間に登山口に着いた。中央高速を飯田で降り、大平街道に入る。人気の無い大平宿を横目に、摺古木山への案内板の前から林道に。しばらく進むと下山者に出会う。丁度下山してきたところだった。この男性、道路に張られたロープの手前に車を置いて歩いたそうだ。ここから歩くと、登山口まで約1時間30分は掛かる。自分も、ここから歩くつもりだったが、心変わりがしてロープを外す。車を入れてまたロープを締め、休憩舎まで慎重に行く。この道を行くのは冷や汗ものだが、腹をこすることなく何とか到着。今日は誰もいないので気楽だが、ちょつと寂しい。車中泊とする。

 翌25日は曇り。5時40分スタート。先般歩いた道の記憶を辿りながら進む。雪はほとんど消えていたので道に迷うことはない。

                       分岐。直登コースと展望コーとスに分かれる。直登を登る。

                 

 前回、この辺りはほとんど雪におおわれていたが今回は、雪も溶けて登山道がはっきりと現れている。もう迷うようなことはないだろう。7時に2169mの摺古木山山頂。途中、シャクナゲの林を抜けたがまだまだ花は早い。この辺りは、シャクナゲでも有名なようだ。

                      積雪が有り、視界が悪いとここら辺りで迷うらしい。

     

         笹におおわれた斜面を下り、さらに登り下りを繰り返しながら2265mシラビソ山着。雪も出てきました。

      

 雪の多さに驚きながら、目印をたよりに進む。視界があるからいいものを、ガスったりしていたら困っただろう。慎重に進むと安平路避難小屋が見えて来てホットする。

           8時55分、安平路避難小屋着。水場が少々遠いのが難点か。雪はあるのだが・・・。後ろが安平路山。

    

                土間の奥にこざっぱりとした部屋があります。土間では火がたけそうです。

     

 小屋の後ろをしばらく登ると水場あり。但し今は雪に埋もれている。 10時、2363m安平路山頂上着。天気のせいか眺望はあまりありません。

         雪におおわれた水場                             頂上はシラビソの林                      

      

 天気の具合が思わしくないのですぐに下山。休憩舎で昼食を摂り少し休む。この頃から小雨がぱらつき、遠山はガスにおおわれる。11時50分シラビソ山、13時15分に分かれ着。14時無事下山するもびしょ濡れ。休憩舎で着替える。どうしたことか靴下もグショグショになった。クツの防水能力も低下したらしい。

                       雨に濡れて咲くいわうちわ。私も濡れました。    

     

   落石と土砂崩れ、それに車の腹がこすらないように気を配りながら林道を退散する。道の駅「遠山郷 かぐらの湯」までが遠かった。

    

 26日(日) 晴れ

 今日は遠山郷和田宿で休養日としてぶらぶらする。町中を歩いていたら珍しいお店を見つける。肉屋なのだが普通の肉屋ではない。何と熊の肉をはじめとしてシカ、イノシシ、ウマ、ヒツジなどを売っている。熊の肉などちょっと手に入らないと思うが、ここでは普通らしい。夕刻池口岳の登山口で泊まることにしていたので、少々買って行くことにした。

                     熊鍋 ゴボウにキノコやモヤシを入れて煮込む。地酒も良かった。

                                                   (肉のスズキヤ http://jingisu.com/)

                     

              

 遠山要氏(故人)宅前に車を停めさせてもらう。主のいない家は何ともわびしい限りです。料理をしていたら、近くの住人が犬を連れてやって来た。聞くと、そろそろ熊が出始めるので様子を見に来たとのことでした。しかし、すぐに帰って行った。熊とは、人間の事なのかもしれないなあ・・・。写真左手をさらに入ると登山口です。翌朝、そこまで車を入れることにし、今日はここで泊まる。登山口は見晴らしも悪くちょっと暗い。

             

 熊肉をつつきながら地酒に酔う。いい気分で眠る。

 27日(日) 

 朝早めに起きて登山口へ移動。車が1台止まっていた。多分、昨日山に入った登山者のものだろう。左手が登山道入り口。最近、ここまで車が入るようになったか?すぐ近くに避難小屋もある。

           

 昨日食べた熊肉のせいか朝5時、元気にスタートする。池口岳は登り6時間、下り3時間30分。遠山邸前のボックスの中に登山者のための詳細な地図が入れてあり、その地図に、登り下りの所要時間が書いてあった。

 7時20分、黒薙三角点着。かなりのペースだ。ガイドブックには、ここまで4時間20分程度掛かるようだがこのタイムはテント泊を想定した重荷を担いだ場合のようです。休憩していたら後から来た男性に追い越された。

                              左が池口岳、右は鶏冠(トサカ)山

      

                     写真中央の白くガレた地点が黒薙三角点 池口岳方向から見る。

                                                                   

                                       ザラナギ平のテント場付近  水場がない。                                        

      

 サラナギのテント場を越した辺りから、急な登りが待っていた。ここから約2時間かけてやっと北峰頂上に着く。

                       北峰頂上 2392m 頂上からの景色はあまり無い

       

     時間的な余裕が出来たので北峰頂上まで行ってみる。ここも眺望はないが、鶏冠山方面に下るといいらしい。  

                                     鶏冠山方面

      

                                 樹間から南アルプスを望む。

     

 帰りは幾分ゆっくりと下山する。黒薙三角点14時20分、駐車場着が16時頃か? くたびれてまたまた「かぐらの湯」までかえり車中泊。明日は、黒法師岳へ向かう。

 28日(月)

  今日は黒法師岳2067mへの下見だ。遠山郷から国道152号線を途中から兵越林道に入り、山王峡のそばの水窪ダムに行く。登山口は、このダムの横を入るのだが、奥でゲートに阻まれる。車はここまでだ。               

                   ゲート前 ここから右手の林道を1時間30分ほど歩くと登山口だ。                                                              

       

 水窪ダムまで引き返し、休憩所や公衆電話・トイレ等がある駐車場で車中泊の予定だった。まだ時間があるので「秋葉山」に行く。この神社は、火難から身を守る神社として有名。今も「秋葉街道」の名前が残っている。

          

 

          

 ちなみに、こちらは京都の「愛宕神社」。火災火難から逃れられるという御利益がある。山は、300名山でもある。

          ファイル:Atago05.JPG

 

 秋葉詣での後、水窪に帰るが、途中お茶畑に寄る。静岡は茶畑が多い。この場所は、静岡県でも有名なお茶の棚田。老夫婦が管理しておられました。他で聞いたがこのあたりも後継者に悩んでいるらしい。

           

 夕刻、水窪ダムまで帰ったが大雨と雷。気持ちが悪いので町まで帰り、町の無料駐車場に車を停めここで車中泊とする。夜中、県警のパトロールに職務質問を受けた。

 29日(火) 曇り時々木晴れ

 早朝、水窪ダムから林道ゲートまで移動。ゲート前に車を置き自転車を押しながら登山口を目指す。しかし、行けども行けども登山口の標識は出てこない。途中、山に入る道はあったが登山口の標識がないのでここではないだろうと、どんどん奥へ進む。時間ばかりが経ち不安になる。1時間30分を過ぎても登山口は現れないので行きすぎたのかと思い、引き返そうかと思っていたらやっと現れました。ここまで、1時間45分かかりました。

  

 自転車を置き、登山道に入る。今日はゴムの長靴を履いての登山です。山によってはこの方が歩くのに気持ちがいい。このあと、高塚山も大無間岳もずっと長靴で登りました。

 黒法師岳は、とにかく登りっぱなしの山。登り下りではなく、登り登りです。その分帰りは楽か?                      

                     ツツジの花がきれいでした。(山ツツジか三つ葉ツツジだろう)

      

                               アカヤシオではないと思うが・・・。

    

                                  急な山道がつづきます。

     

  そして、稜線に出ました。視界が広がります。黒法師岳や丸盆岳が見えて来ます。

                            奥に見えるのが黒法師岳。最後のがんばりです。

    

                                 こちらは、丸盆岳。

    

                             着いた着いた、とうとう着いた。 

    

 6時30分ゲート発。8時15分登山口。11時10分頂上着。頭の上はいい天気だが周囲の山々は雲の中。時々雷がなる。天気さえ良ければこれから登る高塚山や大無間山も見えるはずだ。

 登山口まで下り、自転車に乗ろうとしていたら大きなザックを背負った男性がやって来た。浜松市の方で、今日は登山口にテントを張って一杯やるそうです。 帰りの自転車は正解でした。ルンルンでゲートまで。しかし、この後大変な事が待ち構えていました。 

 ゲートまで帰り車に自転車を入れていい気分で動かす。何か変? 妙な音がするし車が左に寄っていく。何だろうと思い車を停めて点検してびっくり仰天。前輪左のタイヤがパンクしてペッタンコ。ガックリきた。この車にはスペアータイヤは無い。JAFを呼ぼうにも携帯はつながらない。水窪ダムの休憩所に公衆電話があることを思い出しパンクのままユルユルと車を動かす。この間00分は何と言ったらいいのだろう。寿命が縮む思いとはこのこと?それでも最後まで車は動いた。水窪ダムまで帰りタイヤを見たら凄い。左前のタイヤは大きくすれて外れ、ホイールはむき出しで傷だらけ。公衆電話からJAFに連絡して応援の要請をする。気持ちのいい登山の後にこんな事が待ち構えているとは思いもしませんでした。車は水窪町の修理工場まで運んでもらい修理を頼むが田舎なので(?)タイヤはすぐには手に入らない。 翌日まで待つことになったが今度は泊まる宿が満員で無いとのこと。どうしようかと思ったら工場の2階にある従業員の部屋が空いているからそこに泊まればいいと言われてホッとする。 夜、大雨とかみなり。浜松の男性はどうしているのだろうかと心配しながら眠る。

  30日(水)

 今日は朝から暇。タイヤが届くのがお昼頃だと言うから暇つぶしに自転車で水窪をうろつく。民俗資料館があったが開館には早いので駅まで行き電車に乗る。佐久間ダムに近い駅で降り喫茶店を探すが見当たらない。閑かな町で、目立っものといえば病院と老人の施設と学校とそれに川。しばらくぶらついて駅にかえろうとしたら駅の近くにお店がありパックの寿司があった。店の中にばあさんが3人いた。焼酎のようなものを飲んでいるので聞くとやはり焼酎でした。こちらはビールでパックの寿司を食べる。氷川きよしの写真が至る所に貼ってあった。この店の主人(ばあさん)が大のファンだそうで、死ぬまでに一度福岡に行きたいと言っていた。福岡は、氷川きよしの故郷らしい。帰り際、ばあさんに「また来てね」と言われる。「それまでおればね(生きていればの意)」といって店を出る。水窪駅まで帰り民俗資料館に入る。折口信夫や山頭火の記録があった。

    

 

                                                                                                                                                  

  昼過ぎて工場へ帰り車を受け取る。午後遅く山を越えて島田市に入り道の駅「川根温泉」に車を停める。

 

 


平成24年度 200名山・300名山 熊伏山 奥茶臼岳

2012年05月12日 | 200名山・300名山

 5月2日(水) 安平路山に向かうも敗退。途中より引き返す。とりあえず遠山郷の道の駅に車を入れる。途中、池口岳登山口を観察する。この道の駅には「かぐらの湯」があり客も多い。結局ここで三泊することとなった。理由は、天候と疲れ。3日は、時折雨が降る。止み間を利用して車に積んできた自転車を乗り回す。4日目は、映画で有名になった(大鹿村騒動記)大鹿村に行く。大鹿村は、遠山郷より近い。行く途中、秘境の里として有名な「下栗の里」を通り、さらに奥茶臼山への登山口(しらびそ峠)を知る。

              天空の里 下栗                                  しらびそ峠

          

             奥茶臼岳登山口                                   ハイランドしらびそ    

           

 大鹿村は、神楽で有名になっているが、かっては赤石岳への登山口としても知られていたらしい。ついでにこの登山口の観察もすることにした。

             大鹿村 1                                   大鹿村 2 花ももがきれいです

            

               温泉がありました                          県道235号線は赤石岳登山口への道

                       

                                                        赤  石  岳  公  園  線

            

 この道をどんどん進むと赤石岳温泉があり、さらに進むともう一軒小さな旅館がある。そのすこし先が上の写真。旅館のおばさんに聞いたら、最近こちらから登る(赤石岳や奥茶臼岳)人はいなくなったとのことでした。道も荒れて大変だそうですが、たまには物好きな登山者を見るとのこと。 大鹿村を見学して遠山郷まで帰る。

 5月5日(土) 快晴 熊伏山(1653m 長野県)

 熊伏山登山口は、国道152号線青崩峠にあります(兵越峠からも行けますよ)。道路地図でも分かるようにこの線は青崩峠でストップしています。遠山郷(長野県)の方から静岡県に抜けるには、この152号線を兵越峠の方に行かなければなりません。青崩峠は、兵越峠手前で分かれることになり、峠を越えるとまた合流するようです。かって武田信玄は、駿河国に出るにあたり兵を二手に分け、一隊を兵越峠へもう一隊を青崩峠に回したそうです。

                         ここの分岐は見落としやすい。右手への道は暗い。

                         

 152号線は、信州街道と呼ばれますが秋葉街道とも呼ばれていますし、塩の道ともいいます。秋葉とは、静岡県の秋葉山(神社)のことで、秋葉信仰が盛んになってからこの道はそう呼ばれるようになったもの。

 青崩峠への下見の際、間違えて兵越峠の方に行ってしまiいました。道は狭く対向車があると苦労します。峠の手前で対向車が一台溝に落ちてちょっとした騒ぎでした。兵越峠に着いて道を間違えたことに気づく。車を降りてウロウロしていたら、青崩峠への遊歩道がありました。静岡県側の人は、ここから熊伏山を目指すようです。しばらく引き返してやっと上の写真の場所にまで帰りつきました。

            ここを右に                                   心細くなるような道ですが、大丈夫です。

             

                                  登山口と駐車場です。

             

                                  信 州 旅 人 記

   

 後はひたすら登り続けるだけです。

               青崩の頭                                    駐車場が見えます

           

                頂 上                                     南アルプスを見る

             

 6時35分スタート。7時35分青崩の頭、8時25分頂上。10時30分に下山しました。

 登山道は良く整備されています。天龍村側からも登れるようです。こちらからだと4時間は掛かる。 大変な好天に恵まれたが、明日からは天気も下り坂らしい。とりあえず道の駅に帰る。

 5月6日(日) 曇り時々雨

 今日は休養日とする。ゴミや洗濯物などが溜まったので場所を移動する。ゴミは、高速のSAで処理した。喬木村近くのコインランドリーで洗濯。喬木村は椋鳩十の生まれ故郷でした。記念館をのぞいてからシラビソ峠の駐車場で夜を過ごす。夕刻、南アルプスがきれいに見えました。

                                    椋 鳩十の記念碑

                      

 記念館で、二本のビデオを見る。一本は、熊の親子の物語。親熊が子熊を助けるため滝上から飛び込むものです。もう一本は、忘れました。彼の作品は、地域の風土に根付いた心温まる感動的な物語が多い。子どものみならず、大人が読んでもいい。

 シラビソ峠に着いたとき、丁度3名の下山者がいました。山の様子を聞くと、天気が悪くて道に迷い引き返したとのこと。雪もあり、倒木が凄くて大変だったようです。だいぶ疲れた様子でした。

                                          赤石岳 大沢岳 聖岳などが見えています。     

                 

                                     今日も暮れました

                 

 5月7日(月) 曇り 奥茶臼山  (2474m 長野県)

 奥茶臼山へは、尾高山経由となる。尾高山までは遊歩道も整備されていますが、ここを過ぎるあたりから雪も出てトウヒやシラビソが密林のようです。時々目印を失ったり、足跡が消えていたりで何度かさまよいました。迷い込んだ所まで引き返し、改めて探すとテープや足跡などが見つかり、また前に進むと言った事の繰り返しで何とか頂上に着きました。

          トウヒ、シラビソの林                                       頂上です

             

    振り返って。中央のこんもりしたあたりが頂上。                 アルプスが見えますがあいにくの天気で・・・。

             

 天気が持って、視界もあったので頂上を踏むことが出来たようなもの。昨日のパーティーが倒木が凄かったと言っていましたが、正しい登山道にはあまり倒木はありません。しかし、迷い込んだあたりは倒木だらけでびっくりしました。

 6時10分スタートで、7時35分尾高山。8時15分奥尾高山、9時35分岩本山で11時奥茶臼山頂上へ。下山したのは15時10分でした。時々小雪もちらついて、本当に緊張した山登りとなりました。近くにある「ハイランドしらびそ」のお風呂に入りホッとする。奥茶臼岳への登山は、時期的にはまだ早いようでした。さっぱりしたところで、下栗の里に移動。大展望を独り占めにしながら酒を飲む。

  下栗の里。 民宿もあるようです。この集落を抜けて易老渡(聖岳や光岳への登山口)に行けるようです。写真右手上あたりに大きな駐車場があります。その駐車場から20分ほど歩いてこのビューポイントにやって来ます。

  

                  駐車場。連休も終わりだれもいません。 この下が下栗の里。

   

                「信州サンセットポイント100。夕陽に照らされる聖岳と兎岳の美しさを望めます」とある。

   

  今年の連休はこれで終わる。当初計画していた安平路山、池口岳、黒法師山は残ったが雪が溶けてからの方が無難のようだ。

 

 


平成24年度 200名山・300名山 小秀山、奥三界岳、南木曾山

2012年05月11日 | 200名山・300名山

課題だった残雪期の山、笈ヶ岳を終えたが息つく暇もなく次の山に向かう。白山の裾野をぐるりと回るような形で車を走らせ200名山の小秀山を目指す。途中、一ノ瀬入り口を通る。白山での山スキーが気になるが通過。勝山市の温泉につかり、またまた荒島岳登山口を右手に見て、最近車泊した道の駅「九頭竜」を過ぎるころから夕闇が迫る。国道158号線美濃街道から、越前街道に出て道の駅「古今伝授の里やまと」泊。

 4月29日(日) 晴れのち曇り 小秀山(1982m 岐阜県・長野県)

 今日も朝から天気はよい。中津川市を目指して進む。途中、行きすぎて道を間違えたが、引き返すと乙女渓谷への看板を見つける。登山口はすぐに見つかった。管理棟はまだお休みらしく人気が無い。その真ん前に車を置かせてもらうことにした。

      ちょっと見づらい写真ですが、左下が現在地。その前が管理棟で、その横に登山道がある。2の谷から登る。

 

            素晴らしい渓谷に沿って進みます。イワナなどバンバン釣れそうですが釣り師はいません。

       

                これがメインの夫婦滝です。このあたりまでは桟道が整備されています。

       

                     夫婦滝の上部。ここでトイレ休憩?下に沢山の若者がいた。

       

               御岳山の展望が良い山頂。途中、岩場や兜岩の巨岩などもありけっこう楽しかった。

      

       小秀山を振り返る。頂上小屋のすぐ向こうが頂上。尾根筋には雪がありスパッツが必要でした。

      

    無事帰りました。9時40分にスタート、10時45分夫婦滝で頂上着が13時40分。下山したのが17時10分です。

                                 管理棟と登山口。

     

 4月30日(月) 曇り 奧三界岳(1810,5m 岐阜県 長野県)  

 岐阜県川上(かわうえ)村夕森の奥に位置する奥三界岳は、ゲートからしばらく林道歩き。いよいよ登山が始まると思いきや、しばらく登るとまた林道にぶつかる。

 写真左手から登って来たらここに出ました。この林道は、夕森ふれあいキャンプ場から続いているらしいが、車は途中までしか入れないようだ。

       

 気を取り直して進む。林道は遙か彼方まで続いていてきりがなさそうです。

      

                時代劇の映画に出てきそうな凄い橋です。この橋を渡りさらに進むとやっと登山口。

       

                      ここが正式な登山口? ここまで約1時間30分は掛かった。

       

  いよいよ本格的な山登りが始まる。しばらく登ると視界が開けて来るがあいにくの曇り空。頂上らしき山が見えて来た。

        

             幾分荒れた感じですがここを登ると尾根に出る。頂上は近いが、途中から雪道となる。

        

  頂上の展望台。前後して登った若者が3名います。この日はあまり展望には恵まれませんでした。パンフレットによれば、「北に御岳山、南に恵那山、東に駒ヶ岳、西に白山や飛騨の山々を見渡せ、正に息をのむほどの美しい風景が楽しめます。」とあったがこの日は、息をのむほどではなかったので、ドリンクを飲んで帰ることにした。

        

                            帰り道、バイカオウレンの清楚な花々に出会う。

       

                     7時25分スタートで11時10分頂上。下山は14時10分。

 下の休憩所でラーメンを注文する。「焼き豚を切らしているのでかまぼこしかありませんが良いですか」と言われたが、かまぼこラーメンでも良いですよと言うと笑っていた。温泉の場所を教えてもらって店を出る。この温泉は、福祉施設の中にありお年寄りが多かった。お風呂のタイルがヌルヌルしていて尻餅をつき笑われたが、これは良くタワシでこすっていないからだ。もう少し清潔にしておけばいいのに・・・・

 5月1日(火) 曇り時々晴れ 南木曾岳(1677m 長野県)

  昨夜、雨音を聞く。天気は下り坂か。懐かしい妻籠を通り過ぎ標識に従って進む。南木曾温泉からしばらく行き左手にキャンプ場の案内があり進むと最初の駐車場あり。さらに奥の登山口にも駐車場があったのでここに止める。

                  奥の駐車場                        どちらからでも登れるが、左から登る。        

            

                 頂上です。                     頂上からの展望は良くないが、これは何という山だろうか?

             

      しばらく行くと御岳山を見る展望所がある。               避難小屋前の見晴らしは抜群。小屋も整備されていた。

             

 南木曾岳の登り下りは結構きつい。しかし、良く整備されているのと頂上までに要する時間的や景色の素晴らしさなどから登山者も多そうです。御岳山はもちろんだが、中央アルプス南部等は見渡せた。明日登る予定の安平路山も目の前です。途中、木曽五木(ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ)の学習をしました。スギは入っていないのに気がつく。

                    6時40分スタートで8時35分頂上。10時50分下山。

  

   

 


日本200名山・300名山 残雪期に登る山 笈ヶ岳

2012年05月10日 | 200名山・300名山

 4月27日(金)、快晴。早朝松江を出発する。北陸道あたりで桜前線に追いつく。満開の所もあるし、散りかけているところもあった。小松インターで高速を降りる。小松市は、松井秀喜の故郷らしく、あちこちに宣伝の看板を見る。途中、コンビニで買い物をして国道360号線に車を走らせ、白山スーパー林道を目指す。

 笈ヶ岳への登山道は、従来なら白山中宮温泉より入るのだが、最近スーパー林道料金所手前の白山保護センター展示館横からジライ谷を入るコースが整備され、こちらから日帰りで登る人が多い。前回行ったときは、スーパー林道入り口のゲートが閉まっていたりして引き返さざるを得なかったが、今回はゲートの前までも入れたし、奥の温泉も営業を開始していた。但し、白山スーパー林道が開通するのは、6月中頃らしい。早めに到着したので登山道の下見に出かける。カタクリやイチゲの花が満開を迎えて、避難小屋(観察舎)の前の沢を渡り急な登りに掛かるとイワウチワの花々が目につく。急な登りが続くが、足場や手がかりはしっかりしているので特に慌てることもない。しばらくして、上から男性が2名下りてきた。聞くと、尾根まで写真を撮りに登って来たとのことでした。地元の方らしく、クツはやはり長靴。そうこうしていたら、単独行の男性が下りてきた。頂上まで6時間掛かったとのこと。山の様子を聞いて車に帰る。

                    白山スーパー林道料金所 開通は6月中頃です。

 

                奥の中宮温泉 クロユリ荘   サルが帰って行きました。

  

 連休前日だったが風呂には入れてもらえた。客はまだいないらしく浴槽は貸し切りで良い気分でした。駐車場まで帰り車の中にいたらサルの一団が川向こうから帰ってきた。写真のサルは、歩き方から片足が悪そうでした。急な斜面は登りません。遠回りしながら山に入っていきました。夕暮れ時、何だか寂しそう。

 翌28日(土)、朝起きてびっくり。駐車場は満員です。すでに歩き始めている人もいる。誰も夕方から朝に掛けてやって来たらしい。こちらも慌ててスタートする。休憩舎前あたりで沢山の登山者に追いつく。徒渉に手間取っているらしいが、こちらは昨日の下調べがある。

                      これは帰りに撮った写真です。

 

 ここから一気に急登となる。道も狭まるので、前の方のおしりを見ながら後に続く。

        いよいよ尾根筋に出ました。視界は一気に開ける。後ろは白山の雄姿。

 

              写真中央のこんもりしたあたりが冬瓜(カモウリ)山か。

 

            冬瓜山の手前あたりから見たテント場、冬瓜平。テントは見当たらず。

 

               冬瓜山はナイフリッジだがたいしたことはなかった。

 

 大笈、小笈が見えて来ました。このあたりでアイゼンを着ける人が多かった。しかし、今日は要らない。サッサと追い越して行く。

 

 前に人影を見なくなったので先頭かなと思いきや、もう下山して来る男に会う。聞くと、昨日はテント泊まりとのことでした。しばらくすると、頂上近くに人影が。先には先がいた。

 先着の男性に聞いたら、私より遅くスタートしていた。多分、4時間30分くらいで登っている。私は5時間10分。このコース、人によっても違うが6~8時間が相場。

               何もない笈ヶ岳1814mの頂上です。バックは白山が雄大です。

 

                 こちらは、大笠山方面。大笠山からも登れるらしいが・・・。

 

 後からどんどん人が登って来ます。間もなく頂上は満員。

 

       頂上より登って来た尾根を見る。中央下のトラバースは、雪が固ければ怖そうです。

 

     笈ヶ岳を振り返る。いい山だが、山スキーにはどうか?雪はたくさんあるのでスキールートがあるかも・・・。

 

 帰りはだいぶんへたばって何度も休みながらの帰還。

                         イチゲの花

 

                           カタクリの群生

 

   これは何でしょう?登山道の入り口あたりです。先に進むなと言うことでしょうが、ここを越えなければ山には登れません。誰も無視して入って行きます。大体に、このあたりの道は自然観察路になっているようです。登山者のための便宜も考えられるべきだと思うが・・・。

  

  駐車場発5時05分~頂上10時15分。下山が13時20分。快晴。                                                                   

 

 

 


日本200・300名山 残雪期に登る山 野伏ヶ岳と猿ヶ馬場山 (笈ヶ岳)

2012年04月16日 | 200名山・300名山

 日本200名山と300名山の中に、残雪期ではないと登れない山がある。笈ヶ岳と野伏ヶ岳それに猿ヶ馬場山。どれも北陸の山々だ。早めにかたづけてしまおうと意気込んで出かける。

 4月12日、朝6時松江発。中国縦貫道から舞鶴若狭自動車道を経て北陸自動車道小松ICから笈ヶ岳登山口に向かう。登山口は、白山スーパー林道料金所の入り口、中宮温泉近くにある。素晴らしい天気の下、桜を気にしながら進む。当初の計画は、最初に笈ヶ岳を登る事だった。しかし、ゲートが閉まっていて登山口まで行けず今回はあきらめる。登山口となる中宮温泉は、連休頃から営業開始とのこと。それまでは除雪や道路の整備で一般は入れないらしい。(笈ヶ岳については、後に記す) 仕方なく、野伏ヶ岳に向かう。荒島岳登山口前を進み、道の駅九頭竜湖で車泊。地図で見るとこの近くから野伏ヶ岳登山口まで道路がつながっている。この道路は、白山中居神社朝日線とある。

 翌13日、早朝スタートしたがこの道も途中で進入禁止。がっくり来たが気を取り直しもう一つの道路に回る。こちらは、東海北陸自動車道に並んで走る国道156号の道の駅「白鳥」付近から入る道で、中居神社に通じている。一山越えて石徹白(いとしろ)の集落に出ると中居神社がありそのすぐ下の橋を渡ると駐車場だ。すでに2台の車が停めてあった。急ぎ支度をしたが8時5分のスタートとなる。

                          駐車場です。部分的に雪ががあった。左の大杉の下あたりが白山中居神社。

                 

                     雪の積もった林道を歩くこと2時間30分で牧場跡に出る。

                  

 一気に視界は広がり野伏ヶ岳が現れた。天気は良く上々のコンディション。先行者の足跡を辿りながら尾根に向かう。途中、テレマーカーに出会うが、この方は登山では無いらしい。牧場の奥からダイレクト尾根の横っ腹に取り付く。急な登りでへとへとになりながら登りきる。

                  

                                   左奥が野伏ヶ岳

          

 ここから頂上までが正念場だ。しばらく登ると、前方に2名の先行者を見る。様子を伺うに、かなりバテているようだ。よろよろとした足取りで超スローテンポなのがよく分かる。これを見たらなぜか急に元気が出た。サッサと追い越して先に出る。今まで足下を固めてもらっていたから交代することにもなる。

                          この尾根を一気に滑り下ることになる。

          

                           二人組もだいぶん登って来ました。後一息、頑張れ。

          

 緩み始めた雪の尾根道を登り切ると野伏ヶ岳の頂上だ。標識は雪の下で、頂上の目印は何もないが、ここから上は何も無いからやはりここが頂上だろう。バックは白山か?

                  

 写真を撮りスキーを着ける。雪質はザラメ。ショートで滑るには最高です。頂上からスタートするとすぐに遅れて登って来た2人組と出会う。一人はガイドさんらしが、年配なのでバテバテの様子でした。後ろの男性はニコニコしてこちらは元気そう。頂上の標識が見えなかったというと、ここらはみんなそうだと言われた。今登ったばかりの尾根筋に沿って滑り下る。まことに快調。途中から、牧場に向かって樹林帯の中を滑る。だいぶ雪も腐っていたが無事平地まで下りる。

 あっけないと言えばそれまでだが山スキーとはこんなもの。林道は、杉の枝葉で埋まりあまり滑れないが、それでも板を着けたまま下るといよいよ雪も切れてきた。板をザックに縛り付けて歩き始めるとせせらぎの音が聞こえだして間もなく駐車場に着く。中居神社前で一人の男性に出会う。彼は、300名山も、花の100名山も、富士山をはじめとした高い山100山も、各県の最高峰もすべて登ったそうだ。今は、あまり有名でない山を登り歩いているとのこと。色々な登り方もあるものだと感心する。

 今日は、8時5分スタートで、12時40分頂上。下山したのは14時50分でした。この後、白川郷に行き、猿ヶ馬場山の登山口を確認してから道の駅「白川郷」で車中泊。夜半から雨。明日は雨模様らしい。

 14日(土)。

 朝方雨はやむが、山々は深い霧におおわれ天気は良くない。仕方なく、この日は白川郷の見学とする。10時過ぎ、白川郷温泉に入りさっぱりする。カメラ片手に街をぶらつき、ついでにまた登山口まで行ってみると何と車が一台止まっている。こんな日でも登山者はいるものなんだと感心する。猿ヶ馬場山への登山口は、ちょっと分かりづらい。案内板など何一つ無い。明善寺のすぐ横手の狭い道を入り、右に曲がる。周囲は雪だったが車が入れる範囲でかいてある。夏なら、この道もかなり奥まで車は入りそうだが保証はない。この日は、入れるところまで入ると1台だけはおけるスペースがあり、一番に来たものが止めることが出来る。たいていの人は、町の有料駐車場(500円くらい)に止めるようだが、季節的には無料駐車場もある。城山に登り白川郷の全景を眺める。夜景など素晴らしいだろう。

          

                                    城山からの白川郷

      

 翌15日(日)、早めに起きて登山口へ急ぐ。車は無かったが、スキー板を担いだ男性がやって来た。ここは初めてだそうだが、ヘルメットに重そうなスキー板だ。体は頑丈そう。その後から、間もなく単独の女性が来る。こちらはスノーシューで身軽そう。自分は、駐車場を確保したのでゆっくりと朝食でも摂ろうと思っていたのだがそうも行かなくなって来て食べながら準備に入る。今度は、やせ形の男性が現れる。山スキーにシールを貼ってあった。富山の人でここは3度目だそうだ。ただし、天候の加減で頂上まで登ったことはないとのこと。場慣れしているのだろう、シールを貼った板でサッサと登っていく。

                                  富山の男性。登るのは早い。

             

  こちらもあわただしくスタートする。間もなくヘルメットの男性に追いつき追い越す。ゆっくりやりましょう。峠のような所で、女性と富山の男性が休憩していたが、私の姿を見るとすぐにスタートした。朝はまだ下が固いので、スノーシューは要らない。女性もそれに気づいたらしい。

                      左が猿ヶ馬場山。右が帰雲山。帰雲山まで登れば頂上は近い。

             

       結局、6時5分にスタートして10時50分頂上着。富山の男性もだいぶバテていたがタッチの差で追い越せなかった。

                           頂上標識は顔を出しています。バックは白山。

             

 良い天気に恵まれて360度の大パノラマです。富山の男性にいろいろと山の説明を聞く。御岳、乗鞍、北アルプスの連山がすべて見渡せるのは珍しいとのこと。

                            北アルプス全山が・・・。カメラに収まりきらない。

             

                         アップした写真。右手に大キレットが見える。槍も薬師も剣も見えます。

              

 一休みしてから先にスタートする。今日もショートスキーは快適。ルンルンで滑り下る。ヘルメットの男性と出会う。私のスキーをうらやましそうに見ていた。彼のスキー板は重くて大変だとのこと。いよいよ調子に乗って滑る。

             右手上の方が頂上。あまり急な斜面はないが結構おもしろい。このまま駐車場まで滑って帰れると思っていた。

              

 帰雲山を過ぎたあたりで板を担いだ登山者数名に出会う。「良いですね」とうらやましそうに話しかけられる。「この季節はショートスキーのものですよ」などと軽くかわして益々良い気分になっていたら転倒した。やれやれと思いながら起き上がろうとすると、右足の板が見えない。一瞬、流れ止めが切れたのかと思った。板は雪の中にもぐりこんで見えないが、なにやらビンディングのかけらのような物が出てきた。左のスキー板にセットされていた留め具が割れて外れ、ばらばらになったということでした。ここまで来て歩いて下りるのはしゃくなので、雪の中から板を掘り出しザックに結びつけて片足で滑ってみる。トニーザイラーのようには行かないが、歩くよりは少し早そうなので転びながらもとにかく下りる。そのうちに、片足スキーおもしろくなり幾分滑れるようにもなってきた。結局、下の林道まで出てから板を外し、車まで歩く。これからは、片足スキーの練習もしておこうと思った。車に帰ったのが1時50分。結構早く帰れたものだ。

  白川郷の湯で、富山の男性と再会する。風呂の中で暫しお話をして別れる。帰りは、御母衣ダム沿いを通る。この途中で荘川桜に出会う。

                                      花はまだでした。

          

                             正に桜の怪物。樹齢450年くらいだそうです。

          

 東海北陸自動車道には、荘川ICから入り名神の養老SAで車中泊。買い込んでおいたビールをたらふく飲んで酔っ払って寝る。深夜に目覚めてから又運転をはじめ、中国縦貫の西宮名塩SAで再度寝る。昼前に松江に帰りました。

 おまけ 

  笈ヶ岳  今回は登れませんでしたが・・・。

 北陸自動車道小松ICから360号線で白山スーパー林道を目指す。途中おもしろいものに出会う。仏御前の碑。

 

 

           

             

  仏御前は、平家物語に出てくる有名な白拍子。歌も踊りも出来る当時の有名な芸人といったところか。平清盛に呼ばれ芸を見せ大いに気に入られるがやがて忘れられる。物語には、もう一人の白拍子が出てくるが結論としては、世のはかなさを知り仏門に入る。こんな所で生まれ育ったのかとなにやら気になったので寄ってみた。詳しくは、平家物語仏御前の部を読まれたし。

 途中下車を終えて、一路スーパー林道へと向かう。道の駅「瀬女」を過ぎると間もなくスーパー林道入り口のゲートにぶつかる。ここから登山口まで約4キロなので車を置いて歩いてみる。

                                  ゲート前から笈ヶ岳方面。

             

                       発電所のダムの放流。すさまじい勢いで雪解け水が・・・。

             

               登山口近くで雪を搔いていました。連休までに間に合わせるようです。ここは、中宮温泉の近く。

             

 雪かきの横を抜けてあるいていた作業員の方が車の中で休んでおられた。笈ヶ岳への登山口を訪ねたら、「知らん」と一言。そして、「こんな所に来ては危ないじゃないか」としかられる。相手にならないのでしばらく歩き回り周りの様子を見て引き返す。確かに、危険が一杯だ。雪崩か落石が起きてもおかしくない。

              

                             ゲートのすぐ上にブナオ観察舎というものがありました。

              

 笈ヶ岳は、200名山の中で北海道のカムイエクウチカウシとならび山頂までの時間の掛かることで東西の横綱だそうです。しかし、笈ヶ岳は最近では中宮温泉前あたりから日帰り出来るようになっています。但し、12時間から14時間くらい掛かるようですが・・・。残念だが今回はあきらめて道が開通してから再度訪れることにしました。

                                                                              今回 完

 

                                                                               


年末・年始の名山巡り その2

2012年01月13日 | 200名山・300名山

 2012年1月3日(火)晴れ 三頭山 1531m (300名山) 

和奈倉山登山をあきらめて今日は三〇〇名山である三頭山。東京都民の森として整備されているが、3日までは休み。駐車場へは入れないので昨夜はゲート前に車を停めて休む。朝は早くから数名の登山者がやって来て、やはりゲート前に車を停めた。普通の日なら注意されるところだが・・・。ゲート横からスタートする。

                   よく整備された道                             滝も凍る。 大きな滝ですよ

            

                                    頂上は三つありました。 

  

                                     ここからも富士山が

  

 三頭山は、いわゆるハイキング的な山。ジョギングコースにもなっているようです。島根県でいえば、県民の森から琴弾山へのぼるようなものです。頂上からの見晴らしは良かった。富士山、大岳山、和奈倉山、雲取山などが見晴るかせた。連日晴天続きで各地の雪だよりが嘘のように思える。おかげで年末・年始の名山巡りは、予定以上の成果が得られる。今回の予定では、御正体山、箱根山、大山を残すだけとなった。少し体もくたびれてきたが、次の山へ向かう。

 御正体山への登山口も何本かある。鹿沼、道志峠、山伏峠など。しかし、一番短いのは、国道413号線「道の駅どうし」から山中湖寄りに少し行った白井平からのようです。この日は、「道の駅どうし」に泊まり、翌4日朝、臼井平から御正体山登山口に入る。

 4日(水) 晴れ 御正体山 1682m (200名山)

                         ここから山手に入る。見落としそうな標識です。

    

 暗ければ絶対見落としそうな標識に従って山手に進むと、古びた数件の別荘地がある。この横の道をさらに奥へ進むと奥の別荘地に出る。ここは、人の匂いがする。駐車場はないので、少し手前の道路脇に停めて歩き始める。標識は所々にあるから心配はないがあまり利用されていないような感じだ。7時50分にスタートして9時50分頂上。

                 眺望のない頂上です。皇太子さんの登頂記念碑が(H16.10.15)ありました。  

  

 風が冷たいのですぐに下山して、箱根の山に向かう。上のロープウエイ駅の駐車場に登山道があるが、車の渋滞で大分待たされました。

 箱根山 神山1438m (300名山)

    

                               箱根から見る富士山。右下が大涌谷の駐車場。

    

 御正体山を登った後なので、時間的にどうかと思いながらとにかく登る。噴気と多少イオウの匂いに驚かされビクビクしながら登っていると若いハイカーがポツポツと下山して来る。装備はとても登山という姿ではない。特に足下はデタラメ。ハイヒールを履いている女性もいた。しかし、道はあまり良くない。所々、ごつごつした岩や石が現れるから足下はそれなりの準備が必要だ。ただし、私は相変わらず長グツだが・・・。箱根の山は、いくつかの山をまとめた呼び方でありその、呼び方は赤城山とか天城山と同じ。神山が最高峰だが駐車場辺りからでは冠ヶ岳が主峰のようにそびえて見える。   

                 冠ヶ岳                                      神山1438mの頂上

              

 私の持つガイドブック「関東の山ベスト100」によれば、芦ノ湖東岸の箱根園から、駒ヶ岳ロープウエイで登れるとあるが、このロープウエイの場所が分からなかった。(駒ヶ岳は1327mだから神山までの標高差あまりはないので楽である) とにかく、この日は二つの山を登ったことになる。明日は今回最後の山となる大山(おおやま)だ。

 1月5日(木) 晴れ 大山1252m (300名山)

 

  朝、東名高速を下りて大山へ向かう。大山第一駐車場に車を停める。古い町並みは風情があるが駐車場の位置がよく分からなくて困った。ここの駐車場はすべて有料。ケーブル駅まで緩い登り道を歩く。門前町の賑わいは、新年のせいか活気がある。土産物を売るお店が続き、旅館や食堂も多い。「湯豆腐」が目に付き、なぜだか急に食べたくなった。がまんしてケーブル駅まで行く。ケーブルを利用すれば数分で阿夫利神社下社に着くが歩くことにする。 稲わらを編んだ大きな輪をくぐって女坂を登る。

 

              立派な神社です                                浮世絵にもなった富士山

              

            頂上 上社奥の院                                      見晴らしも良かった

              

 10時に駐車場をスタートして、下山したのは14時10分。近くの温泉につかってさっぱりしました。これで今回の名山巡りは終わる。明日は、白馬八方尾根スキー場で初滑りだ。

 5日は、安曇野SAで泊まり、翌6日白馬村に入る。やはりこちらは雪が多いが、昨年に比べるとどうだろうか? 午後から初滑り。

 6日(金) 曇り 八方尾根ゲレンデ

                  広くて大きなゲレンデだが天気が良くない。白馬3山も五竜も鹿島槍も見えない。

          

 7日(土) 曇り~晴れ 

 午前中は滑り昼から帰松に向かう。途中、安曇野の風景が美しかった。

           正面は常念岳・蝶ヶ岳。安曇野SAから。煙突が邪魔です。(この写真は6日のものです)

            中央手前は有明山。今年の夏に登る予定の山です。そういえば、餓鬼岳も残っている。

               2012年は名山巡り最後の年。おかげで50座を切ったかな?。無事終えればいいが・・・。

                                                                              

                                                                     

 


年末・年始の名山巡り その1

2012年01月10日 | 200名山・300名山

 12月28日(水)、昼過ぎ松江を発ち21時頃に浜松SA着。今日はここで車中泊とする。珍しく酒なしで寝る。翌29日は朝から快晴です。目指す毛無山は200名山。富士山を見るにはよい位置にある山の一つだが、同じ名前の山が近くにもうひとつある。この山は、河口湖に近くやはり見晴らしも良い。縦走路も整備されていて十二ヶ岳へとつながっている。昨年の今頃登った山だが、今回の毛無山は、田貫湖に近い方のそれだ。田貫湖は静岡県にあり、いわゆる富士五湖には入らない。富士五湖は、山梨県にある湖で、本栖湖、精進湖、西湖、河口湖、山中湖の五湖。

                                   田貫湖からの富士山

      

 あまり天気が良いので田貫湖でしばし休憩。今年富士山は雪が少ない。少々期待はずれ。

 2012年12月29日(木)晴れ  毛無山1964m (200名山)

 14時20分、毛無山登山口をスタート。今夜は頂上で泊まり、夕焼けの富士と朝焼けの富士が写真に撮れたらと欲張りな期待を抱き急な山道を登る。思いザックを担ぐのは毛勝山以来だ。その間あまり鍛錬をしていなかったのですぐにバテる。それにしてもこの山は平坦なところがなくてひたすら急な登りだ。時間ばかりが過ぎて、明るいうちに頂上に着けるのか不安になる。薄暗くなりかけた頃に、やっと九合目に着く。所々消えずに残っている雪が現れる。尾根を挟んだ山梨県側は気温も低く、吹く風も冷たい。17時10分、暗くなった頃やっと頂上に着く。休む暇もなく、テント設営だがやけに寒い。寒さの向こうに、富士が黒々とそびえている。期待した夕焼けなど見えもしなかった。

 夜中、テントの中から外を見る。富士は相変わらず暗くそのすそ野の果てにキラキラと街の明かりが輝いている。あれは、富士宮あたりだろうか。富士の位置と街の輝きの位置関係が全く悪い。ここからでは夜景は写真にはならない。それに、寒さ対策を考えておかないと写真なんぞ撮れたものではない。プロはどうしているのか?。

               翌30日朝の富士山。 右手下辺りから太陽が出ました。おもしろくない日の出。

  

                頂上とテント                                  南アルプスがチラリと

       

  左から、毛無山、雨ヶ岳、少し離れて竜ヶ岳。毛無山から雨ヶ岳寄りにもっと良い展望の場所があるようです。竜ヶ岳も富士を見るにはよいポイントらしい。昨日は、もっと早めに登れば良かったといつものように反省しました。

    

 30日(金) 晴れ 御坂山(300名山には入らない山)

  毛無山を下りてから時間的にも余裕があるので御坂黒岳への登山口を調べに行く。ガイドブックによれば、天下茶屋の前にある太宰治の碑の横手から登山口があるようなので行ってみる。富士吉田から国道137号線の鎌倉往還御坂道に入り、途中から旧御坂を行くと旧御坂トンネルにぶつかる。ちょっと前まではこのトンネルは通れたのだが今は通行止めとなっています。そのトンネルの入り口に天下茶屋があり今も営業をしている。かって、この茶屋の二階に太宰治がしばらく居ついていたことでも有名だが今は大分寂れた感じがする。                                                                                 

  

 茶屋は、一階がお店で二階には太宰関係の資料や写真が展示してあり、窓からは富士山がよく見える。この辺りのことは、「富岳百景」に詳しく述べられている。「富士には月見草がよく似合う」の言葉は、ここで生まれたようだ。

 トンネルの入り口左手に太宰の句碑があり、かすれたような文字でこの言葉が刻まれている。この句碑の横丁から、御坂山を経て黒岳へと続くハイキングコースが整備されているが、途中、三つ峠からの縦走路ともぶつかる。

           

 カメラをぶら下げてぶらぶらと歩いてみる。尾根までの登りは思った以上にきつく、毛無山の上り下りでくたびれた足の筋肉がギシギシと痛む。やっとの思いで御坂山まで行き着くと向こうから男性が二名やって来た。黒岳までの様子を聞くとまだ大分時間が掛かりそうなので引き返すことにする。      

                                 御坂山頂上 道は良く整備されている。

           

                              途中で見た富士山。 ここからの富士もいい。

 

 黒岳碑の登山はあきらめて温泉に行く。天水という温泉が近くにあり毎年利用しているが、ここも以前の賑わいはない。夜は、ここ数年利用している河口湖畔の無料駐車場に車を停める。

 31日(土) 晴れ 御坂黒岳 1793m (300名山)

 今日は、御坂黒岳に向かう。この山は三百名山だ。登山口もいくつかあり、一番楽そうな新御坂トンネルの横手から登ることにした。

           建物の前が新トンネル入り口。自動車は旧御坂トンネルの方向(天下茶屋・三つ峠)に向かっています。

   

  案内板 鎌倉往還とあるのは昔の道です。今は登山道として利用されています。御坂トンネルがいわゆる新しいトンネルで甲府方面に抜けられます。

     

 今日もはじめからきつい登り。筋肉の痛さをこらえてやっと峠までたどりつく。道はよく整備されているのだがなにせきつい。

          木の間から富士が。                                    御坂黒岳頂上。  

                   

頂上には何もないが、展望台へ行って驚いた。富士の麓が一望の下に。今までで最高の景色か?ここでカメラを据えて朝日、夕陽に輝く富士を撮ればちょっとした作品になりそうだ。夜景などは特に素晴らしいと思う。いつかテントを担いで来ようと思った。

 

  御坂黒岳を終え、甲州市に入り途中で恵林寺を見学する。恵林寺は武田信玄の菩提寺である。

                 恵林寺                                     信玄とその妻の墓

               

                                       武田信玄公訓言

 恵林寺は、織田信長によって焼かれたが、後に徳川家によって再建されている。「心頭滅却すれば火もまた涼し」の言葉は有名。ブドウ畑の多い甲州市から山梨市を抜けると雁坂峠への山道にさしかかる。途中、昨年登った乾徳山の近くを通る。昨年より雪が少ない。甲武信ヶ岳への登山口(毛木平とは反対側)近くで車を停めてウロウロしていたら、甲武信ヶ岳から降りてきたという男性に会う。毛木平からスタートして二泊がかりで降りてきたそうだ。間もなく夕暮れ時なのだが、バスを待っているとのこと。そういえば、明日は元日。今日は、大晦日ということだ。私の元日の山は、武甲山となる。雁坂トンネルを抜けると奥秩父。この日は「道の駅ちちぶ」泊とする。

 2012年1月1日(日) 晴れ 武甲山 1304m (200名山)

 道の駅ちちぶより、武甲山へと向かう。武甲山は石灰岩で出来ているため、セメント原料確保のため年々削り取られている。現在も数社が計画的に削くつを行っていて日頃はダンプカーの行き来が激しいとのこと。しかし、今日は元日だから会社もお休みのようです。登山口にある駐車場までは近かった。すでに数台の車が停めてあり、登山者の姿もチラホラ。登山靴に履き替えるのも面倒なのでゴムの長靴(少し短め)を履いて出かける。これが歩きやすくてよかった。最近、あちこちの山で、ゴム長靴を履いて歩く人を見かけるが、実際に履いて歩いてみるとその良さがよくわかる。山によっては、このほうがいいようだ。どこかの山小屋のご主人が、長靴が一番良いと言っていたのを思い出した。杉林を抜け、約二時間ほどで頂上。天気は良いが相変わらず寒い。

      

              武甲山頂上                         ちちぶの街が見渡せます。下の白い部分が削られた所

         

 頂上から、浅間山や両神山などが見渡せた。団体さんがおられて御神酒を頂戴して下山する。何とも平凡な元日ですこの山も、地元では人気の山のようです。今日は時間的にも余裕があるので三峯神社に参ることにする。和奈倉(白石)山の登山口にも近そうなので下見がてらにお参りすることにした。

               三峯神社                                    日本武尊の像

       

 この神社は、秩父から国道140号線の雁坂トンネルに向かう途中から別れて山手に入る。二瀬ダムを渡り秩父湖を横に見てどんどん進むと神社駐車場に着く。今日は元日のためか車は満杯。従って人も多い。この神社から雲取山へ続く登山道があり、登山者の姿もチラホラ。おやっと思ったことは、なんと大山倍達の大きな碑があったこと。

 和奈倉山の登山口への手がかりはないものかとしばらくウロウロしていたら、案内板の隅のほうに小さくありました。それは、だいぶん引き返した辺りで、埼玉大学の寮の横手からです。

           寮の横に道があります                               秩父湖に掛かる吊り橋

              

            山頂行き止まりとあります                             登山道ですが荒れた感じ     

          

 大学の寮は、秩父湖のほとりにあり、すぐ近くにバス停と狭い駐車場があり。この後ろ辺りから吊り橋へと降りる道があります。吊り橋は、向こう側にある集落への生活道だったようだけど今では廃道となっています。和奈倉山へは、この吊り橋を渡り左へと進みます。私は、はじめ「山頂行き止まり」の意味が分からず、こちらからは登れないものと勘違いをしてもう一つの登山口(東京都側)に回ることにしました。後で思うに、「山頂行き止まり」の意味は、こちらは山頂への道で、行き止まり。生活道の方向ではないという意味。大変残念なことをしました。近くに「道の駅大滝温泉」があるので、ここに泊まって翌日登れば登れたものをと反省下のはもう遅い。結果として、和奈倉山は登れませんでした。この日は、雁坂トンネルを引き返し、「はなかげの郷まきおか」の道の駅泊。ここは、昨年、乾徳山に登った折りに利用したところ。(秩父方面からの和奈倉山登山道は大分荒れているようです)

 2日(月) 晴れ 和奈倉山 2036m(200名山) ・・・ 登れませんでした。

 青梅街道(大菩薩ライン)に出てから一ノ瀬を目指す。

              一ノ瀬の有料駐車場                        駐車場からしばらく行くと将監峠登山口

              

 この辺りは、民家もパラパラあるが人影はない。駐車場も有料だが人は居ない。困ったのは、和奈倉山(白石山)という文字が出てこないこと。笠取山とか唐松尾山とか飛竜山とかの山名は目にするのだが・・・。人も居ないし登山口への看板も見当たらないのでしばらくウロツキながらキョロキョロ。駐車場看板のすぐ横に小さな標示があり、将監峠(和奈倉山)登山口への矢印が。やれやれです。早速長靴を履いて出発進行。長々と続く林道の登りでくたびれた頃、下山者に会い色々と情報を得る。彼は、昨日将監小屋に泊まり飛竜山に登った帰り 。和奈倉山へは、今からでは遅いと言われる。道もあまりはっきりしていないようで無理しないほうが良いでしょうと・・・。小屋に管理人がいるが事前連絡をしておかないと食事はない。テント場はあり、水も手に入る等々を知る。

          木の間に将監小屋が                           笠取山、飛竜山、和奈倉山などへの分岐

      

                  あと二時間も歩けば着いたかもしれない。吹雪いてきたので引き返す。

     

 結局、途中で引き返すことにする。雪が溶けた頃、暖かくなってからまた来ましょう。その折は、テントかな?。しかし、日が長ければ日帰りも十分可能なようです。この後、近くにある丹波山村の道の駅に寄りのめこい湯にはいる。ここは、雲取山への登山口に近い。数年前に入った温泉なので懐かしい。

                                                                                その1終わり   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                   

                                                                

 

 

 


東北200名山・300名山(その3)和賀山 神室山 舟形山 泉ヶ岳 一切経山 大滝根山

2011年11月02日 | 200名山・300名山

 10月20日(木) 晴れ 和賀山

 秋真っ盛りの焼石岳を終えた後、北上して和賀山に向かう。国道105号線の道の駅「なかせん」(0187-56-4515)泊。この地はドンパン節の発祥地だそうな。翌早朝、真木渓谷を詰める。案内板を見て方向を確認していたら車が一台入っていった。やはり、和賀山を目指すのだろう。

        

 最奥の駐車場で先ほどの車を見つける。朝早くからご苦労さん。自分は、とりあえず朝食を摂る。若い頃と違って、朝食を摂らないときつい。最近では、リポビタンDなどの類も飲むようになったが、案外効くような気がしている。朝早くて食欲がないときは、バナナやゆで卵等は食べやすい。準備を終えてスタートしたら、先ほどの車の主が引き返してきた。登山口が分からないという。一緒に歩いてみたら、登山口の大分手前でウロウロしたらしい。原因は、ナビの頼りすぎ。もう5分ほど進んで登山口に着く。

                                   登山口にある甘露水

              

 今日も晴天、ゆっくり登ることにする。林の中を歩くこと3時間ほどで薬師岳のピークに着いた。先ほどの男性に追いつきそうなのでここでしばらく休憩。稜線を目でたどると和賀山の頂上は近い。

      

 しばらくしたら、夫婦連れがやって来た。しばらく話していたら島根県へも行ったことがあり、浜田市付近の「・・・神社」に参拝したから自分たちは健脚だと言う。その神社には、足が丈夫なる神様が祀ってあるそうです。確かに二人とも元気そう。さっさと先を越されてしまいました。

                          縦走路は、途中が藪になっていて幾分歩きにくい。

        

                                        頂上です

                      

                遙かに鳥海山が                                早池峰も見えました

                  

 この日も眺望に恵まれて、鳥海山、早池峰、栗駒山、月山、秋田駒ヶ岳などが見えました。 薬師岳まで帰って休んでいたら、またまた健脚のご夫婦に追いつかれそうになったので本気で歩くことにしたら先にスタートしていた男性にも追いつきました。

        7時20分に駐車場をスタートし、9時40分薬師岳。11時30分頂上。下山が14時30分。

 この後、またまた南下して道の駅「おがち」(0183-52-5500)まで。雄勝は世界3代美人の一人である小野小町生誕の地とされています。小野小町の叔父に当たる人で、小野篁は島根県隠岐に流されています。隠岐道前に彼を祀る神社があったはずです。その神社の宮司が、最近何とかという歌うたいと結婚し、ちょっと騒がれました。しかし、すぐに離婚(逃げられたか?)したようですが・・・。

 10月21日(金) 曇り 神室山

 今日も道の駅から出勤です。国道13号線の金山町から地方道73号線に入り、神室ダムを目指す。ダムを回り込んだ所に駐車場と登山口が。

      もう少し奥まで入れました。                           ヤマボウシの実がびっしりと。

 

              

                               頂上小屋が見えて来ました

   

             神室山頂上                              ここでも鳥海山が見えます

                 

 駐車場を7時20分、合流点10時15分。頂上が10時40分です。下山は13時40分。天気は下り坂。

  東北の山もいよいよ後半戦となる。明日予定している船形山(御所山)に近い温泉をさがすと天童温泉がある。天童市は、サクランボと将棋の駒で有名。ナビに導かれて天童へ。ところが、天童市の天童温泉は、ハイクラスの温泉宿ばかり。やっと日帰り入浴の出来るホテルを見つけて入ると・・・。入浴料が1,500円。日本全国探してもこんなに高い入浴料をとるところはない。それでも我慢して入る。今までの温泉宿と違うのは、料金だけではなかった。まず、ロッカー室に入り、浴衣に着替えなければいけない。多分、宿泊客への配慮だろう。宿泊客にとってみれば、外からふらっと入ってきた汚い服装の客と一緒になるのはいやだから。それで、サッサと汗を流して出る。それにしても、カウンターの女性はみんな美人ぞろいだったな~

 道の駅「天童温泉」(023-651-2002)は、足湯だけ。こんな名前をつけるなと言いたいが・・・。翌22日(土)は天気は良くない。船形山登山は明日に延ばす。此の近くに最上川が流れていて、いくつかの名所がある。かって、松尾芭蕉も乗ったであろう川船もまだある。最上川3難所下りの一つ、碁点のすぐ裏に碁点温泉有り。ここで暇をつぶす。入浴料200円だった。天童温泉とは大違いだ。この日は、道の駅「河北」に泊まる。

 10月23日(日) 曇り 船形山(御所山) 

 天気はパッとしないが、船形山に向かう。昨日、登山口まで行ったので今日は気分的に楽。登山口の駐車場に早くも車が。どうもキノコ採りらしい。

                    船形山へは、黒伏山の前を通る。東北一の岩壁を持つ。

         

                                     船形山全景

  

 

              

 今日もなぜか7時20分にスタートとなる。雨の心配をしながらひたすら登る。この頃、体が慣れたせいか歩くのがそう苦にならなくなった。ドリンクのせいかもしれない?尾根に出たらやはり風が強い。ガスも出て、すぐ側にある頂上標識が見えず引き返したりする。

             

             頂上小屋                                  立派なストーブが

          

 ガスの中で写真を撮り、小屋に入ろうとして戸を開けたが中は真っ暗。外に出て窓から中をうかがうと人がいた。もう一度中に入ると、何と二重のドアだった。単独の男性が休んでいたが、どうも反対側の登山口から来たそうで、朝5時30分に出発したとのこと。暫しお話をして別れる。下山途中、数名の登山者に出会うが、天気は下り坂。駐車場に帰り着くと同時に雨が降る。

             7時20分、駐車場発で9時50分頂上。 12時30分下山。 船形山は御所山とも呼ばれる。  

 天気は思わしくない。明日は泉ヶ岳だがどうだろう。乳頭山のようなら困る。夕刻、泉ヶ岳駐車場に着く。案内を見る限りではたいした山でない。スキー場があるので何かと整備されている。この日も、スキー場の整備工事だろうか、ダンプの出入りが激しい。

    

 10月24日(月) 小雨 泉ヶ岳

 少年自然の家の横から水神コースを登る。一番楽なコースだそうだ。 雨模様でも風がないからいい。紅葉の中、しっとりして趣がある。すぐに道が分かれ、川沿いに行くコースと山手に入るコースとなる。案内がないので困ったが、山手のコースに入ることにした。これで正解。川手のコースを行けばどうなるのだろう?。間もなく水神碑に出た。どんないわれがあるのか説明がなかったので分からない。

とかくするうちに頂上につきました。

 

 何も見えません。カモシカコースを下る。途中、やっと登山者に出会う。麓付近で、これから登ろうとする小学生の一団と出会い次々に朝の挨拶を交わす。

  

                      7時スタートで頂上が8時50分。10時20分下山。

 少し湿っぽくなったので、近くの温泉へ直行。体を温めてからビールを飲み昼食を摂る。今日は、あまり運動したような気分にならない。なんだか、朝から酒を飲んでいる感じ。適当なところで出ようとしたら、飲酒運転になるから運転はダメですと従業員から指導を受ける。しょうがないのでもう1時間水を飲んだりして酔いを覚ます。今日は、東北自動車道を南下して、国見SAで泊まることにする。明日は、一切経山へ。

 10月25日(火) 曇り 一切経山

 東北自動車道から福島吾妻裏磐梯線を経て磐梯吾妻スカイラインへ。時折陽が差して、紅葉が映える。雲海も素晴らしかった。

         

                   一切経山は、火山性の山です。噴気があり登山道は一部制限。

       

       

 浄土平ビジターセンター裏の登山者用駐車場からスタート。やはり天気は良くない。 反対側の吾妻小富士は見えるのだが、肝心な一切経山は見えない。

                   中央左にビジターセンター。吾妻小富士は、ぐるりと回れるようです。

        

           火星の表面のようです。ガスが出ると迷う。                  頂上は何も見えない  

                  

                        真っ赤にいろづいていました。何という植物でしょう?

       

  ガイドブックによれば、「吾妻連峰の山並み、磐梯山や飯豊連峰、朝日連峰など、周囲の眺めは素晴らしい。北面をのぞくと絶妙な色合いの五色沼が見える」とある。山は、やはり天気である。

                          9時駐車場をスタートして、11時に下山。

 明日の大滝根山で、今回の名山巡りも終わる。本当は、あと三座残る。佐渡の金北山、浅草山、御神楽岳だが来年に持ち越すことにした。大滝根山は、阿武隈山地の最高峰。福島県の山で原発に近い。昨日の午後あたりから天気も良くなってきた。登山口の確認のため、ガイドブックにあるあぶくま高原ホテル前まで行ってみた。ガイドには、温泉とキャンプ場があることになっている。ところが、着いてびっくり。ホテルは荒れ放題。駐車場は草茫茫。大きな石垣が地震のせいか道路に崩れ落ちて惨憺たる状況だった。第三セクターかなんかのなれの果てか?近づくきにもならない。登山口と思われる道のすぐ横丁に、これも無人の教会がひっそりと建っていた。後で聞いたことなのだが、ここで結婚式が行われていたらしい。今は、ドラキュラの屋敷のようで凄みがある。 こんな場所で夜を過ごすのはいやなので、移動する。近くに、星の村「ふれあい館」(0247-78-3100)があり、温泉もある。ここで、登山情報を得る。

 10月26日(水) 晴れ 大滝根山

 昨日教えてもらった登山口から登る(すぐ前に駐車場有り)。 杉林から広葉樹林へと変わり、展望が開ける。

             

           頂上間近の展望台。                            頂上には自衛隊のレーダーが。

           

         風もない穏やかな日和でした。 7時30分スタート、8時30分ブナ平。8時50分頂上、9時57分下山。

 これで今年の名山巡りはほぼ終わった。11月、12月は天気の具合を見て登れそうなら登ろうと思う。そろそろ、スキーの手入れだが、今年の雪の量はどうだろうか。来年度は、残雪期の山々から始めることになる。

 

 

 

 

 

 

 

        

 


東北200名山・300名山(その2)摩耶山 以東岳 太平山 乳頭山 五葉岳 焼石岳

2011年11月01日 | 200名山・300名山

 摩耶山への登山口はいくつかある。昨夜12日(水)は、国道7号線羽州街道の道の駅「あつみ」で車中泊だったので、ここから近い登山口を目指す。鼠ヶ関を少し後戻りした地方道52号線を入る。大体にナビ任せだがこれでよかった。関川という集落に入り関川口登山道を見つける。

  

 ここから駐車場まで少し神経を使う。道が狭く、車が腹をこすりはしないか心配だった。あまり利用されていない道らしいがここからが一番近いと後で分かった。

               奥の駐車場                                     水    場

              

           地蔵さん 表情がよかった                         頂上だがあまり視界がない

             

                                 奇峰・怪峰 鎗ヶ峰と鉾ヶ峰

  

   7時10分スタートで、9時山頂に。10時20分下山。

 コースの取り方によると、他におもしろそうな景色も見られるようだが同じ道を引き返す。そして、今回のメインの一つでもある以東岳へ。この山では、小屋泊まりだ。山形自動車道の庄内あさひから地方道349号に入りまずは荒沢ダムまで。ダム周辺で道を間違えた。時代がかったトンネルを真っ直ぐ進むのが正解。この辺りも豪雨の影響があったらしい。

 どんどん進む。心細くなるような道路が続くがやっと到着。駐車場周辺では、ダムの建設工事中。一番奥は工事用の車が停めてあり、その手前に一般車用の駐車場がある。10台近く止めてあった。この頃より天気も回復。今日は、大鳥小屋まで行けばいい。14時スタートして16時20分小屋着。宿泊者3名あり。感心するほど充実した山小屋です。但し、小屋の利用代金は一〇〇〇円(確かこの額だったが・・・?)です。自然を利用した発電がなされていて夜も明かりがともる。トイレもきれいだ。週末には、管理人がやって来て、ビールなどを販売する。

               キャンプ場                             小屋の前から大鳥池

              

                               釣り師の客も多いと聞いた

   

                                   紅葉も盛りです     

                

                                 翌朝頂上を目指しました

      

                      遙か向こうには大朝日岳。縦走コースです。

 

        山頂小屋に泊まれば、さらに素晴らしい景色に出会えます。期間中は、水場も整備されるとのこと。

 

              一泊ではもったいないような素晴らしい山でした。しかし、明日から天気は崩れる。

  

この日14日(金)は、朝6時にスタートして直登コースから頂上小屋(以東小屋)へ。8時40分小屋着。頂上が9時。11時30分に大鳥(タキタロウ)小屋まで帰る。帰ったら管理人さんがおられました。ビールを飲みながら山の話。13時に駐車場着。

 15日(土) 雨。雨がガラス窓をたたく。道の駅「鳥海」から道の駅「象潟」まで移動する。ここは、確か3度目の訪問となる。

                        象潟や 雨に西施が ねぶの花 (芭蕉)

                    西施像を見に行く。傾国の美女と言われた女だがどうですか・・・。

       

 雨を恨んでもしょうがないのでとりあえず明日の山、太平山の登山口駐車場まで行くことにする。

     駐車場・登山口                   秋田杉の美林             菅江真澄の碑(江戸期の民俗学者)

                

   赤い地蔵さんにびっくり                   頂上鳥居                       三吉神社

                

                        雨に煙る大平山。建物は頂上に立っていました。

    

 昨夜、駐車場に泊まり朝は6時にスタート。9時頂上着で、10時55分下山。帰りに、すぐ近くにある仁別森林博物館(018-827-2322)を見学。

                                                 オオカメノキ 紅葉

                          

 

10月17日(月) 乳頭山。この日も朝から天気はよくない。前日の太平山とよく似たような空模様なので傘をさして出発。黒湯温泉の前から横手を流れる川沿いに歩く。

  

                黒湯温泉                                上流の泉源か?  

                       

 川沿いに進み、橋を渡る。しばらく行くと徒渉地点。川の水が増えているので、傘をしまい慎重に渡る。徐々に風と雨が強まりめがねが曇る。頂上近くでは先が見えないほどになるが足下を確認しながら何とか頂上に着く。

                          写真を撮り、標識にタッチしてすぐに下山

                 

 雨と風は最高潮。足下は川のようになって水が流れる。とにもかくにも避難小屋まで急ぐ。

           やっと着いた避難小屋                               小屋の前の池とう

                

 今日は人は居ないだろうと思いながら小屋に入る。ところが、4名の登山者が。孫六温泉からピストンのようです。黒湯温泉へ降りたいのだが徒渉が心配で同じ道を下るそうだ。川のようになった道の中を選びながら下る。

                      孫六温泉です。黒湯温泉より閑かでより秘湯の感が強い。

         

                        ブナの紅葉の中を帰る。明日は五葉山(岩手県)だ。

           

 9時20分、黒湯駐車場発、11時10分頂上、13時15分下山。風雨強く、雨川のごとし。しかし、靴に水がしみ込まなかった。靴は、ス   ポルティバで松江のアウトドアー菊信で買った。

 翌18日(火)は、快晴。国道283号道の駅「みやもり」を立ち、国道107号を東に。大船渡の手前で地方道193号に入り赤坂峠まで。

                                赤坂峠駐車場・登山口

    

                                     案内板

      

             頂    上                                     頂上付近

                   

                避難小屋           ( 立派な小屋です )         入り口に鐘がつるしてあります               

                   

  赤坂峠7時55分、頂上9時40分、11時30分下山。五葉山の頂上付近で男性登山者に会う。男性は、この後陸前高田市へ行って震災復旧のボランティアをすると言っていた。 近くに5葉温泉(0192-22-5400)有り。下山後汗を流す。

 最近、天気の変化がめまぐるしい。地元の新聞やラジオなどで情報を集める。天気が悪そうなときは、なるべく簡単な山へ、良さそうな時はきつそうな山に向かうようにしている。そのため、日々東奔西走だ。

 10月19日(水) 焼石岳 

 焼石岳登山口の駐車場。国道397号から尿前渓谷を入るのだが、道路の工事が行われていて道はよくない。明るいうちに入りたい。此の駐車場で車中泊。夜は誰も居ないので少々気持ちが悪かった。 しかし、朝早くから、次々に車が。あっという間のことだった。皆、地元の人なので暗くても道はよく分かるらしい。奥にトイレが見えます。

   

 

 朝食を済ませて出発。6時40分でした。秋晴れの好天気。中沼に秋の山が映えて。ここは、早朝の写真ポイントらしい。登山者が前後する。登山道はしっかりとしているが、水の流れが多い。

 しばらく歩くと、銀名水避難小屋へ。きれいな小屋です。ここでトイレを済ます人も多い。水場もある。ほとんどの人が長グツを履いて歩いていた。冗談で、東北には登山靴は売っていないのかと聞いたら、この山は長クツで登る山だと言われた。ハハハ・・・。

 

  姥石平に着けば頂上はすぐそこ。秋晴れの素晴らしい一日。

 

  鳥海山がまるで富士山のようでした。

 

   左に岩手山、右に早池峰。東北の名峰がすべて見渡せました。

  

                                    頂上です

            

              何も言うことなしの山でした。6時40分スタートして頂上10時15分、13時25分下山。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                

 

 

 

 

 

 

 

 


東北200名山・300名山(その1) 米山 守門岳 粟ヶ岳 えぶり差岳 二王子岳 祝瓶岳

2011年10月31日 | 200名山・300名山

 9月に引き続いて10月も山巡りです。東北地方には、まだ手をつけていない山が21座残っているが、何とか今年中に終えておきたい。北の山々に初雪が降るのは早い。それまでに何座登れるだろうか。雪の降る前に・・・・。

 10月4日(火)、早朝松江を発つ。北陸道を北上し、夕刻、国道8号線道の駅「風の丘米山」に車を止める。この道の駅は、高台にあるため国道とは少し離れている。そのためか車もまばら。高台にあるため眺望はよいところらしいがあいにく曇り空。早めに休むこととする。

 10月5日(水) 予報では、午前中の天気は持ちそうなので米山に向かう。登山口は、国道8号線を少し引き返した所に標識有り。ここから山手に入る。

   

 6時35分、登山開始。1時間ほどで見晴らしのきく尾根に出る。頂上小屋が見えて来た。振り返ると、わずかに雪化粧した妙高山や火打山が見える。頂上から佐渡ヶ島が見えるかもしれないと、後からやって来た地元の方にいわれて先を急ぐ。

         登山口にある駐車場前                    登り始めて約1時間。

         

 頂上には、神社と避難小屋それにトイレがありました。ボランティアの方によりいつもきれいに保たれています。気持ちのよい小屋でした。天気さえよければ、ここに泊まり日本海の夕焼けを見るのも良さそうです。残念ながら佐渡は見えませんでした。

  写真(右)の方に色々なお話を聞きました。地震で家をつぶされたそうです。2日に1回のわりで登ってくるとのことで、地震の時間に山に登っていて圧死せずにすんだそうです。熱いコーヒーをいただきました。ありがとうございました。

         

  

      柏崎市とその向こうに弥彦山が・・・。                              妙高山(左)と火打山・焼山

       

 10時50分下山。時間的にも早いので、上杉謙信の居城である春日山城跡を見学する。この頃から雨が降り始めるがとりあえず明日の予定の守門岳に向かう。近くに浅草岳もあるのだが、最近の台風被害で車道が寸断されて近づけない。守門岳の登山口を確認して近くの温泉に入り、道の駅「いりひろせ」で車中泊。

 10月6日(木) 朝から雨。仕方なく温泉で一日を過ごす。昼間からビールを飲んだりしてゴロゴロして過ごす。

 7日(金) 天気はパッとしないが登ることにする。

      スキー場の奥が登山口です。                                登山口の前に駐車場有り。

        

       尾根を抜けると眺望も開けます                           頂上が見えて来ました

        

                 滝も見えます。天気も幾分回復したが・・・。

    

              頂上ですが、またガスってきました。誰も居ない寂しい頂上でした。

      

 10時15分スタートして、頂上に12時30着。下山は14時35分でした。近くにある浅草岳と、その奥にある御神楽岳は道路の都合でカットする。

 次に目指すは粟ヶ岳。道の駅「漢学の里しただ」(0256-47-2488)に移動する。近くに公共の温泉施設があつたがしばらくは閉館とのこと。水害で壊滅状態でした。そういえば、川の氾濫がひどかったらしく多くの田んぼが土砂で埋まっていました。温泉はあきらめて、道の駅で車中泊。夕方、パトロールの警官が来て職務質問をされた。こんな経験は、かってなかったことだが、明日粟ヶ岳に登ると言ったら気おつけてくださいと言われた。粟を栗と間違え、「くりがたけ」と言ったら訂正された。

 8日(土) 粟ヶ岳に登る。天気は上々、7時20分登山口をスタート。しばらくは川沿いを進む。 

   

                                   水         場

        

      左が頂上かと思って登りました。頂上は右手です。見る位置の関係からか左が高そうですが登れば納得します。

      頂上で多くの人に出会いました。登山ルートはいくつかあるようです。今日も眺望に恵まれず残念。

     

  7時20分スタート。9時50分薬師奥の院避難小屋。10時30分頂上は曇り。12時50分下山。間もなく雨降る。

 明日は、いよいよ朳差岳だ。東北地方の200名山、300名山の中では一番にきつい山だろう。山小屋泊まりを覚悟で重荷に耐えなければいけない。今日は、道の駅「胎内」でゆっくり休み、明日を待つことにする。

 9日(日)、登山口に向かう。登山口手前に奥胎内ヒュッテがあり、その近くに車を置き登山口まで1時間の歩きだと覚悟していたが・・・。

    シーズンには、乗り合いタクシーが運行していました。しかし、着いた時はもう遅かった。歩いていたら、ヒュッテの方が親切にも登山口まで乗せてくれた。これで、1時間ほど短縮できました。ありがたや~。自分以外に、もう2名も乗せました。

                           事前の情報収集は必要ですね

 

              登山口                               こんなピークが次々と

            

              山は深い                                中央が登って来た尾根

           

      鉾立山。頂上はこの後ろでした。                   地神山。これが頂上かと思っていました。

        

                      ここまでが大変でした。あと1時間ちょっとで頂上です。大石山にて。

                   

  頂上小屋が見えて来ました。あとひとがんばり。この男性もだいぶんくたびれていました。小屋の中で話をしましたが、地元の方で年に何度かは登られるそうです。この辺りの景色は、いかにも東北の山という感じです。天気にも恵まれ最高でした。

       

  中央右手のピークが大石山。ここから稜線沿いにしばらく歩くと頼茂木小屋有り。わざわざこの山小屋までビールを買いに行った人がいました。シーズン中は、食事も付くようで、ここを利用して朳差岳へ登る人が多いようです。重荷にあえぐ心配もなく便利。東北では、こんな山小屋をつないで縦走を楽しんでいるようです。写真奥に飯豊山本峰が見えるか?。

       

                                  頂      上

                        

               頂上を越えた向こう側には池とうがありました。花の季節なら、きっと桃源郷でしょう。

 

   

 翌10日(月)は、奥胎内ヒュッテ(0254-48-0161)に泊まる。簡易ホテルといった感じの宿ですが、立派なお風呂と食事に満足しました。キャンプ場もありました。一泊2食8000円也。朝食は、おにぎりを作ってもらうことにして明日は二王子岳へ。

                   8時登山口スタート、12時大石山。13時10分朳差小屋着

 11日(火) 二王子岳。

 二王子岳は、朳差岳からよくみえました。横に長い感じの山で幾分優しそう。8時二王子神社前の駐車場をスタート。11時10分頂上着。ガスも出て周囲は見渡せません。13時35分下山。

   二王子神社。この前はキャンプも出来ます。                             二王子岳頂上

                        

                           派手な色の避難小屋。ここが頂上です。

          

 二王子岳(地元ではにんのじと呼んでいます)を終え、すぐに道の駅「白い森おぐに」 (0238-62-3719)へ。車を停める場所が決まると後は楽。案内で温泉の場所を聞き汗を流す。明日の祝瓶山もさほどの困難さはないだろう。要は、天気次第。この辺りは、東北地方でも山の中の中。ここ小国は、かってまたぎの里として名をはせていたらしい。  

 10月12日(水) 祝瓶山

 登山口へは、道の駅から朝は早めに移動する。しかし、すでに車が停めてあった。車の中で簡単な朝食を摂り、7時30分スタート。

                        登山届けの奥にトイレ。良く整備されています。

            

                       色々な橋があります。積雪を考えてのことだろう。

             

                頂上は風が冷たくて、誰も風の当たらない場所を選らんでの食事です。

           

  祝瓶山は、大朝日岳への縦走路入り口。登山口も二つあります。 7時30分スタートで、10時20分頂上、12時50分下山。