知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

不幸のスパイラルに陥らない。

2010年02月03日 | 自分の未来を組み立てる。
不幸のスパイラルとは、
 しつけが十分でない(マナー・礼儀作法ができていない)
→他の人にマイナスの影響を与える
→知的成長の機会を失う
→お金(物質的な幸福)や人(精神的な幸福)を失う

→人や社会を憎むようになる
→社会に適合できなくなり、ますます孤立する

→ますます知的成長の機会を失う
→ますますお金や人を失う

→不幸な一生を送る

というスパイラルです。


社会は、人と人のつながりが重要であるため、
 人とうまくやっていけない人は社会の中では幸せになりにくい
という原則が導き出せます。

知的成長は、他の人によって達成されるので、
 損をする性格であると、コーチや先生に恵まれず
才能を開花する機会を失うことになります。


もちろん、嫌な印象を与える人も
 「何か」があれば、人は集まってくる
と思います。

人は、
 その「何か」
に引きつけられるわけです。

例えば、お金であったり、容姿であったり、才能であったり。

しかし、その「何か」を失ったときに、
 その「何か」のために、やってきた人は去っていく
はずです。

そして、その「何か」は、
 いずれはなくなる運命にあります。

お金や才能や美しさが永久にあるということはないからです。


弥子瑕がそんな感じです。
「余桃の罪」で検索するとでてきます。
食べかけの桃がおいしかったので美少年の弥子瑕が王にあげたところ、
王は私を大事に思ってくれていると喜んだ。
容姿が衰えるに従って、王の弥子瑕に対する憎しみが募っていく。

そして、かつて食べかけの桃を喰わせた罪で処断される。


このお話(「韓非子」)から学べることは、
 お金や才能や容貌
のみならず、
 人間関係を維持するための人柄(スキル)を磨いていく必要がある
ということです。

弥子瑕は、容貌に頼らず、王の役に立つスキルを身につけることができていれば、
 処断されずにすんだ
わけです。

金を稼ぐのがうまい。
宮廷内に情報網を完備している。
博学で一緒にいて勉強になる。
人柄がよく、一緒にいると落ち着く。
・・・・

別の何かが必要で、最後には人柄(スキル)が大事ということだと思います。

よく、
 お金を失ったときに手を差し伸べてくれる人が本当の友達だ
などと言われます。

そういった友達がいるということは、
 少なくともその友達には、自分の人柄が受け入れられている
といえます。

もちろん、その友達の度量が大きいからかもしれませんが、
 少なくとも、その友達はお金を目当てではなかった
ということです。


 「成功して不幸になる人々」ジョン・オニール
は、成功することによって、
 逆によい人柄の維持が難しくなっていく
様子が描かれています。

努力をしないと、
 成功と人柄は、反比例していく
おそれがあります。

成功すれば、おごりが生まれてきます。
おごりが生まれれば、嫌な奴になっていきます。

嫌な奴になれば、不幸のスパイラルに入ってしまいます。
不幸のスパイラルに入ってしまうと、
 事業がうまくいかなくなる
可能性が高くなります。

そして、不幸へと陥ってしまうわけです。
コメント
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