知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

無関心が成長を阻害する。

2010年02月01日 | 自分の未来を組み立てる。
いろいろなことに関心を持つ人が増えると
 社会は成長していきます。

ルネッサンスなどは、
 多くの人が文化に関心をもった時代
です。
関心をもっていた人は貴族のみと思われがちですが、
 庶民の人にも教会などを通して文化が根付いていた
といわれています。

そもそも、教会に絵画を飾ったり、聖書の物語を彫刻したりするのは、
 信者を増やす
目的です。

文字が読めなくても、芸術に接した感動により、神を信じられるようになる。
「フランダースの犬」の貧しいネロがルーベンスの絵画を見たがっていたように。

このように関心を持つ人が増えることで、
 文化やビジネスが育つ
わけです。

IPOTも音楽に関心がある人がたくさんいるから、ヒットするわけです。
その反面、衰退産業は、
 関心をもってくれる人を育てることに失敗した
といえます。

関心をもってくれる人が増えれば、お金が集まります。
任天堂などがよい例です。WIIやDSで関心をもってくれる人を増やしていった。
日本国内の小さなおもちゃメーカーが世界へ行けたのは
 世界中に関心をもってくれる人を育てていった
からです。

他の人に関心をもつ人が増えれば、社会は発展します。
社会という仕組みは、持ちつ持たれつの構造です。
個別にバラバラなことをするよりも、
 効率が良いシステムにする
というのが社会の役割です。

社会では、社会の構成員の間で
 役割を分担したり、情報を共有したり
するということが発展のために重要となってきます。

例えば、僕がすごく役に立つと気づいたことを、独り占めにしていたら、
 僕しか利益を生み出さない
わけですが、
 情報を発信して共有すれば、その情報を利用して他の人も利益を生み出せるようになる
わけです。
その結果、社会全体で、合計してみれば、
 一人の時よりも利益が大きくなる。

これは、功利主義的な発想です。
最大多数の最大幸福。

ただ、現状としては、無関心な方向へ向かっています。
とりあえず、自分がよければいいかなというような感じです。
これが、利己主義的な発想です。

そして、教育(しつけ)を軽視した社会は、
 わがままであったり、自分勝手な人が増えていく
ので、
 そんな人のために、自分が何かしてやらなくてもいいかな
という考え方が主流になっていきます。

そうなると、利己主義的な発想が強まっていきます。

誰しも、いい人には何かしてあげたいなと思うでしょうが、
嫌な人には、何であんな奴のためにと思うはずです。

マナーや作法がしっかりしている人をみると
 だれでもすがすがしさ
を感じます。

高級ブランド店や一流と言われるレストランでは、
 感じのよい社員が多い
と思います。
マナー等の社員教育を徹底することにより、
 社員が接客というスキルを習得して、知的に成長している
からです。

接していて感じのよい人に接客されれば、
接していて感じの悪い人よりも
 財布のひもが緩む
はずです。

社会としてみた時に、感じのよい人が増えれば、
 助け合いの精神が高まり、相互に関心をもつ
ことができる優しい社会につながると思います。
感じのよい人には、困った時に、多くの人からたくさんの手が差し伸べられるからです。

そして、感じのよい人は、自分に余裕ができた時に、
 困っている人に手を差し伸ばすはずです。
それをするのが、感じのよい人ですから。


そんな風に、知的に成長して、
 他に関心をもってもらえるような感じのよい人になる
ことが、目標です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする