知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

学習法の学習はしない。

2010年02月10日 | 自分の未来を組み立てる。
自分の未来の戦略を立てる際に
 現時点の資産がない場合には、知(技術も含む)を磨く
必要があります。

天然資源がない国家が、
 技術立国を目指す
のと同じ発想です。

相続財産がない個人が、
 スキルを身につけて収入を目指す
わけです。


そうすると、
 スキル(知識、技術等)を身につけなればいけない
ことになります。

そこで、勉強するため、
 勉強法の本
を読もうかなと考える。
ところが、
 勉強法の本がいっぱい出ている
ので、
 どうしたらよいか分からない。


そこで、「勉強法の本を解説する本」が出版される。

これを、本屋で見て
 なんだこれ。
と思ってしまいました。

勉強法の研究会みたいなところが書いていて、
 勉強法の本の批判をしている。

例えば、東大生や弁護士が書いた本は、
 もともと頭のよい人が書いたものなので、役に立たない。
みたいな感じで。
☆いくつなど。

ご丁寧に、東大コンプレックスとか、
ひがみで言っているわけではないというコメントも。


この発想自体が、間違っていると思います。

 ごく例外は存在していたとしても、
 生まれたときの一人一人の能力は、それほどたいした差はない
というのが、一般的な見解です(「天才!」など)。

その後の成長過程で、時間や努力をどの分野に集中投資してきたかで、
 大きな差が生じてくる。

そうであれば、
 東大生や弁護士は、試験に合格する
ということに、時間、お金などを集中してきたというだけで、
 先天的に優れた能力を持つ人ではない
といえます。

脳は、筋肉と同じように鍛えれば、誰でもある程度はよくなるからです。
以前の日本最難関と言われた司法試験も、
時間をかけて鍛えれば、
 普通の能力しかない人
でも合格しています。

もちろん、運や体調などもあるので、必ず合格できるとはいえませんが、
合格者の友達がいたり、合格者をたくさん知っている人は、
 特別な人ばかりではない
と分かっているはずです。

東大生や弁護士は、もともと頭がよいと思う発想自体が間違っています。


そうであれば、今まで知力を磨いてこなかった人も、
今から取り組めば、数年後には、十分、同レベルになれるということです。

もちろん、同レベルになる必要はないわけです。
つまり、社会人が、東大にいくわけではないので、
 目的地が変わってくる
からです。
試験を目的とするのではなく、別のモノを目的とする。
つまり、
 東大卒と出世やビジネス
で勝負するわけです。

目的が変われば、ルールも変わるので、
 そのルールを学ぶことになる
はずです。

お金儲けがうまいことと学歴が高いことは
 必ずしも一致しない
ことが、このルールの違いを物語っています。

弁護士が必ずしも、儲かっているわけではないこともルールが違うことの現れです。
もともと、多くの弁護士は、お金儲けよりも大切なもののために、働いていると思います。


社会人であれば、
 自分の目標をどこにするか
を決めて、
 それに役立つ知を身につけていけばよい
わけです。

勉強法を比較する本を読んでいる時間があれば、
 自分に役立つ知に関する本を読んだ方がよい
と思います。

それに時間とお金を使えば、
 よい結果が得られる
と思います。
コメント
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