ここにいる

　　昨日の地方祭のこと。年々この日にスピーカーから流れる早朝の「神輿音頭」の歌が住民からの苦情からか、早朝は云うに及ばず昼中でさえボリュームを押え押えて流しておる。かすかに聞こえる音で、お祭りが始まったことがわかるくらい。昼前には近所の家で獅子舞をしていた。





　明後日から墓石の改修工事が始まる。なにせ地震や豪雨により段々と傾いておるではないか。まるでピサの斜塔のように。で、仏教の習わしごととなるんだろうが、閉眼供養をして、つまり魂抜きをやって、たんなる石にしなければならないそうだ。そのために午後お寺の住職に墓地まで来ていただいた。宗教上の約束事は複雑で面倒くさいと思うけれど・・・信仰心の薄いわが身ゆえ・・・。

　墓石はここで眠る父母弟が、ここにいる、との標。