年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

今日は間違いなく

2010-05-17 00:00:00 | Weblog
 先日、少年院への面接日をすっかり忘れていたことがあるので、今朝は呪文を唱えるようにケサイクケサイクとつぶやいていた。ところが、フッと不安になり、今朝だったんだろうか明日の朝ではなかったんだろうか・・と思い始めた。それで、確かめるために先方に電話を入れた。確か今日の○○時にお伺いすることになってますよね、と確認した。すると先方の方から、ハイお待ちしております、と答えが返ってきた。それでちょっと安心した。このようなことがあったので友人Tに電話で話をすると、そりゃ立派な老人性痴呆症の始まりじゃ・・などと勝ち誇ったような声で喋っておった。
 17歳の少年と向き合う。カギのかかっている個室での面接。まずワタシが少年に出来る、就職するための支援方法から説明しはじめる。そしてありきたりではあるが。仕事への興味ややりがいを感じることの話を聞いたり将来はどんなことしたいのか、などと教官目線ではなくあくまでも少年目線で話を聞いていく。無論傍らにはメモをとる職員が立ち会っているものの二人だけの時間につき、少年の考えを聞いていくことが中心になる。面接が終わり少年が職員に連れられて部屋を出る時に、少年の後姿を見送りながら思ったことは、確実にこのA少年は失敗をした社会的経験の履歴があるものの、今後自分の意思でどのように生きてゆくんだろうか、ということであった。事件を起こした少年の成育状況や事件の背景などは自分に知らされていない。人は失敗しながら生きてゆんだろう、例え大きな失敗にせよ小さな目に見えないような失敗にせよ、経験しながら生きていくのだろう。反面、成功などと晴れがましい経験は大きな成功であれ小さな成功であれ自分の気持ちを落ちつかせるものなんだろう。サテ、どのように小さな成功から経験してもらおうかと、自分は考えた。

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