暘州通信

日本の山車

00240 府八幡宮祭

2007年09月05日 | 日本の山車
00240 府八幡宮祭
静岡県磐田市中泉
府八幡宮祭典
□祭は十月上旬
屋臺十七臺を曳く。

□山車
・新栄社栄町
昭和五九年の建造。工匠は小池工務店(小池清)。
彫刻は鈴木嘉一。
大正四年に西町より分離して新栄社が結成された。

・心誠社 坂上町
昭和十二年の建造。工匠は平野孝。
彫刻は大村善太郎。

・玉匣社 久保町
平成一〇年の建造。工匠は天峰建設(澤元教哲)と田仲工務店(田中由男)。
彫刻は山梨由博。

・東組 東町
明治二十八年建造?_工匠は不明。
大正一三年に三層」だったものを二層に改修している。

・旭祥社 旭ヶ丘
平成元年の建造。工匠は田仲工務店(田中由男)。
彫刻は鬼童木彫。

・志組 西新町
大正一〇年の建造。工匠は小池工務店(坂田歌吉)。
彫刻は伊藤松太郎。

・鴛鴦社 桜ヶ丘
平成六年の建造。工匠は福井久雄。
彫刻は京都のオリタ商店。

・□(らん)留閣 西町
大正九年の建造。工匠は小池工務店(坂田歌吉)。
彫刻は伊藤松太郎。

・鳴鶴軒 中町
大正期の作で、大正八年に龍山村より譲り受けたと言う。
工匠不明。

・大泉 大泉町
昭和五九年の建造。工匠は福井建築(福井久雄)。

・宮本 中央町
昭和六十一年の建造。工匠は小池工務店(小池清)。
彫刻は鈴木嘉一。

・盛友社 田町
大正二年の建造。工匠は山本菊五郎、山本寅吉。
彫刻は渡邊重晴。

・御殿 御殿
昭和五十五年の建造。工匠は内山三津雄。
彫刻は台湾の職人の手になる。

・泉湧社 泉町
昭和五十八年の建造。工匠は小池工務店(小池清)。
彫刻は鈴木嘉一。

・石渓社 石原町
昭和九年の建造。工匠は平野孝。
彫刻は平野勘蔵、信行。

・騰龍社 七軒町
大正六年の建造。工匠は不明。
彫刻は大石廣吉。

・本町 国府台本町
平成十三年御殿の花屋臺を譲り受けて改修。


00238 那古野神社大祭

2007年09月05日 | 日本の山車
00238 那古野神社大祭
名古屋市中区栄三丁目
那古野神社
□祭は七月中旬
車楽一臺を飾りつけのみ行う。

□汎論
もとは名古屋城三の丸に祀られる天王社だったが、明治九年に名古屋鎮台を設置するために移転し、明治三二年に那古野神社となった。
江戸期は、車楽(だんじり)二臺と見舞車が十六」臺が曳かれた。
その内訳を古資料に見ると。
・茶屋町
車楽を飾る。

・和布刈車 車町
和布刈車のめに胡蝶車があった。

・靱猿車 益屋町
靱猿車のまえに司馬温公車が曳かれている。明治初年に岐阜県美濃市上有知町(こうずち)に譲られた。美濃市ではいまでも靱猿車(うつぼざるしゃ)の名で曳いている。

・翁車 新道
戦災で焼失した。

・殺生石車 新道
戦災で焼失した。

・散手車 郷
戦災で焼失した。

・湯取車 小伝馬町
戦災で焼失した。

・浦島車 万松寺領
天保十三年(一八四二)の建造。
明治十二年に岐阜県美濃市泉町に譲渡した。

・神功皇后車 新屋敷
文政七年(一八二四)の建造。
明治十九年、名古屋市東区西筒井町に譲渡された。

・弁天車 戸田道
戦災で焼失した。

・胡蝶車 禰宜町
焼失。

・神楽車 古江
明治期に譲渡。

・張良車 中之切
天保十三年(一八四二)に旧広井村中之切で曳かれたが、三之丸天王祭が中止となり、明治一一年に、常滑市西之口に譲られた。当初、龍神車。後に雷神車と改名sれている。

・人形車 禰宜町
所在不明。


00235 沙田神社御柱祭

2007年09月05日 | 日本の山車
00235 沙田神社御柱祭
長野県松本市島立三三一六
沙田神社(いさごだじんじゃ)
祭神
彦火火出見尊
豊玉姫命
沙土煮命

□祭は九月中旬(六年毎、卯・酉歳)
御柱をたてる。

□汎論
もとは、筑摩郡波田村地鷺沢山口に鎮座していたものを、大化五年に現在地に遷したと言われ、延喜式内社で、信濃国三之宮となっている。
神社参道は東に向かって一直線に約二丁(約一六〇メートル)ほど延び、奈良井川のすぐ下に鳥居が立つのは不可解である。もと奈良井川から参詣したものであろうか?不思議な配置である。御柱を水運を利用していたのであろうか?
沙土煮命が本来の祭神であり波田村に創祀されたときは彦火火出見尊と豊玉姫命は後祀であろう。松本城主の祈願所として代々尊崇され、社領が寄進され、社紋は三葢菱である。
□問い合わせ
沙田神社
電話0263-47-1234
松本市観光温泉課
電話263-34-3000