暘州通信

日本の山車

00240 富士宮秋祭

2007年09月06日 | 日本の山車
00240 富士宮秋祭
静岡県富士宮市宮町
浅間大社
□祭は十一月上旬
山車二十一臺(屋臺を含む)を曳く。

・常磐
本坐人形は素盞鳴尊。
平成二年の建造
高瀬家より山車が寄進される・

・琴平
昭和三六年の建造。工匠は四條建築。
平成六年山車に改造された。

・瑞穂区
大正七年の建造。せり上げ式三層の豪華な山車だったという。
平成元年改修。一〇年屋根改修。
瑞穂区は、昭和初期ま軌道馬車の発着地で、馬子屋御者詰所や旅館等も数軒あり、たいそう賑わった。底抜け屋臺があったという。
昭和七年の大宮町大火の際も焼失を免がれている。

・福地
本坐人形は鐘馗。昭和六二年の作。
昭和六〇年の再建。
明治四四年の創建、昭和三八年火災により焼失したので。

・羽衣
本坐人形は天人。
平成四年建造。
創始は大正一〇年某所より譲り受ける。

・松山
本坐人形は日本武尊。
沼津の根古屋より譲り受ける。

・浅間
平成四年の建造。工匠は佐野威風、加藤正五。
大正一五年の創始。昭和天皇の即位大典で曳いたあと。昭和三年に譲渡、昭和五十三年に買戻した。

・大中里
平成元年にはじめて参加。

・宮本
大正四年の建造。
福住町と御幸組を結成。山車を建造、一時屋臺に変更されたが、昭和五七年、山車に復元した。

・大和
本坐人形は源頼朝。
平成四年の建造。
昭和三年の創建、七年に焼失。
昭和九年に山車を建造、天災で山車蔵が倒壊、昭和四五年に解体された。

・咲花区
本坐人形は神武天皇、平成四年の作。
昭和二十七年の建造。
しばらく休止期があったが、昭和五十七年の市制四〇周年記念に復活した。

・神田
人形は猿田彦命。
昭和三年の建造。平成二年に改修が行われている。

・城山
平成一四年に屋臺を建造。

・神立
本坐人形は加藤清正、神谷良一の作。
平成八年の建造、工匠は内藤太郎。
彫刻は塩川勇。

創建時の山車は焼失。
一五年の皇紀二六〇〇祭は立(福地)と共同祭礼を行う。

・木ノ花
平成九年の再建。工匠は大政」内田雄三、不二男)。
彫刻は坪井彫刻(坪井正、由紀雄)。
塗師は小川勝司。
昭和二十六年の創建、工匠は鈴木峰吉。

・高嶺
平成四年の再建。
創建は不明、明治中期には存在したという。

・二ノ宮
平成二年に神田より譲り受ける。

・神賀
昭和二十一年の創建、工匠は山田和吉。
平成二年大改修を行う。

・貴船
大正二年の創建。
彫刻は元田氏。

・日ノ出
昭和二十五年の建造。

・阿幸
平成十二年に木ノ花より譲り受ける。
昭和二十六年の建造。工匠は鈴木峰吉。

□山車文献資料
・富士の研究浅間神社の歴史 浅間神社社務所編
・富士宮市史 上巻 富士宮市発行
・浅間文書纂 浅間神社社務所編
・富士宮秋祭り関連資料集 佐野雅則篇
・富士宮囃子練習テキスト 浅間大社青年会囃子同好会編 
・富士宮のまつり 富士宮市
・富士宮秋祭り 富士宮秋祭り委員会、秋祭り青年協議会
・富士宮郷土資料館 調査報告書 第七号
・富士宮市無形文化財
・富士宮ばやし 編集 富士宮市教育委員会、発行 富士宮市教育委員会