行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

コアジサイ、サイハイラン、ユキノシタ

2024-07-27 20:00:35 | 花,植物
5月15日の山の林縁にて。


山の斜面にコアジサイ(小紫陽花)が木いっぱいに花をつけていました。


コアジサイはアジサイ科アジサイ属の落葉低木。
アジサイよりも全体に小さいのでコアジサイ。
しかし、アジサイ属としては異端、
アジサイ属の特徴である装飾花はなく、すべてが普通花で両性花です。


花期は5~6月、径5 cmほどの散房状花序を枝先にいくつもつけ、
そこに直径が4mmほどの小さな花をたくさん咲かせます。
花色は白色から淡青色と変異があり、雄蕊の花糸が淡青色ときれいです。
青色をきれいに写したく、WB を白色蛍光灯にして撮影しました。


林縁の草原にサイハイラン(采配蘭)が咲いていました。
ラン科サイハイラン属の多年草、
サイハイランの名は花をつけた草姿が武将が指揮するときに使う采配に似ているところから。


花茎は直立し、高さは30~50cmほどで、
5~6月に淡紫褐色の花を総状花序に10~20の花を下向きにつけます。
紅紫色は唇弁で長さ3cmほど。


林縁の草地にユキノシタ(雪の下)も花をつけていました。
ユキノシタ科ユキノシタ属の常緑の多年草、
イドクサ、コジソウなどの別名があります。
山地の湿った場所に生育しますが、観賞用に庭にも植えられます。


開花期は初夏、高さ20~50 cmに花茎を出し、
円錐花序を形成して複数の白い花をつけます。
花は5弁で長短があり、
上の3枚が3~4 mm と小さく濃紅色の斑点と濃黄色の斑点が目立ちます。
下の2枚は15~20 mmと大きく、白色で細長く、垂れ下がるようにつきます。
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