行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アキノキリンソウとフユノハナワラビ

2022-12-14 20:00:19 | 花,植物
10月27日 、久しぶりに南山の山道を散歩、
アキノキリンソウとフユノハナワラビなどの花を見つけました。


それほど大きくない個体が3茎ほど、
ほそぼそとですが、今年もアキノキリンソウ(秋の麒麟草)が花をつけていました。
山地や丘陵の日当たりのよい場所に生えるキク科アキノキリンソウ属の多年草、
黄色の花がきれいです。


かつては里山地域にごく普通に見られた「秋の道ばたの黄色い花」でしたが、
生育環境の減少や荒廃でいまは大きく減少しているそうです。
そんなこともあり、見つけるとレンズを向けてしまいます。


フユノハナワラビ(冬の花蕨)。
ハナヤスリ科ハナワラビ属の冬緑性シダ植物です。
花のように見えるのは胞子葉と呼ばれる胞子を包む袋をつけた穂です。
子持ちワカメのような姿です。


秋に葉を出し、枯れないまま冬を過ごし、
直立した胞子葉の様子が花の穂を連想させるので、
フユノハナワラビの名です。


栄養葉は大きく3つに分枝し、3~4回羽状に深裂します。
秋から翌春まで展葉しています。


タイアザミでしょうか、
総苞片や花の形状からノハラアザミとは違うように思います。
背景の黄色はアキノキリンソウではなく、セイタカアワダチソウです。


ベニバナボロギクはたくさん見られました。
キク科ベニバナボロギク属の1年草、
原産地はアフリカで、第二次大戦後の帰化植物です。
森林が伐採された際などに出現するパイオニア植物として知られ、山地に多く見られます。
コメント
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