行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

秋の花とウラナミシジミ

2020-10-09 20:00:54 | 花と虫
9月下旬の散歩道、
ウラナミシジミの姿が目に付くようになりました。
萩など秋の花とウラナミシジミを写して見ました。


道ばたに咲いた萩の花に、
ヤマトシジミより少し大きめのシジミチョウが
数羽で追いかけっこをしていました。


花はミヤギノハギ、蝶はウラナミシジミ。
飛んでいるのを撮るのは難しく、
とまるのを待ってレンズを向けました。


7月ごろから咲いている萩ですが、秋の七草の一つ、
花付きがよくなるのは涼しくなってから、秋の彼岸過ぎです。
萩の花にウラナミシジミ、秋です。


ウラナミシジミ、
春に南方で発生し、繁殖を繰り返しながら北上する習性のある不思議なシジミチョウ、
東京で目にするのは秋の声を聞くころ、たくさんの個体が現れます。


葛も秋の七草の一つ。
クズの花にもウラナミシジミが吸蜜、
花によく来るウラナミシジミです。


花壇のケイトウの花にもウラナミシジミがとまりました。
個体数が多いのですが、新鮮な個体は美しい波模様の翅裏です。


翅を広げたウラナミシジミ。
薄青色が翅全体に広がっているので雄の個体です。
雌は胴体に近い翅の中心部だけに青色があり、残りは褐色です。
このウラナミシジミの北上北限は東北地方、稀に北海道まで行くこともあるとのことです。
しかし、かなり温暖なところでないと、卵、幼虫とも越冬できず、
関東や東北に来たものは子孫を残せません。
それでも毎年秋になると南からやって来ます。
個体数を増やさないための自然の理なのか、不思議です。

コメント
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