行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アオイトトンボ、オオアオイトトンボ

2020-10-16 20:00:54 | 昆虫
アオイトトンボとオオアオイトトンボ、
よく似た名でよく似た姿、イトトンボにしてはやや大型のトンボです。
9月30日、昭和記念公園でその両方を観察しました。


昭和記念公園の「こもれびの池」にて、
複眼が美しい空色のイトトンボを写しました。
アオイトトンボの雄です。
アオイトトンボは初写しになります。


アオイトトンボのカップル。
このカップル雌雄ともに複眼が空色をしています。


上のカップルの雌を切り取って見ました。
調べて見ると、雄型と言われる雌がいて,
雄と同じように複眼が空色で胸部に白い粉がふきます。


上とは別のアオイトトンボのカップル。
この雌の複眼にもわずかに空色が感じられますが、
雄型でない雌の複眼は褐色のようです。
そして、雌雄で最も異なるのは腹部の太さ、
雄の腹部は細く長く、雌の腹部は太く短いことが分かります。


再びアオイトトンボの雄。
背面は金属光沢の緑色、
アオイトトンボの仲間は他のトンボと違って、翅を開いて止まるのが特徴です。


オオアオイトトンボ♂。
複眼は緑色、背部も光沢の強い緑色をしています。
アオイトトンボによく似ますが、本種の方がやや大きめです。
とは言っても、個体差もあり、両者を一緒に見ないと大きさの違いはよくわかりません。


アオイトンボは池の水辺に写しましたが、
オオアオイトトンボは公園の薄暗い草藪の中で、
草の花にとまっていました。


今年の写真ではありませんが、
オオアオイトトンボのカップルの写真がありました。
こちらも雄より雌の腹部が太いことがわかります。
水面におおいかぶさったような木の樹皮に産卵する習性があり、
木陰のある池で発生し、
成虫は、池の周辺の林床や、うすぐらい草藪でよく見かけます。
コメント
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