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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

雌雄マユタテアカネ

2020-10-12 20:00:06 | 昆虫
散歩道や公園の池近くで写したマユタテアカネを並べて見ました。
谷戸の木陰、トンボ池などによく見られるアカネ属のアカトンボです。
アキアカネより小型で腹部がきれいな赤色のトンボがいたら
多摩丘陵では、たいていはマユタテアカネ♂です。


(マユタテアカネ♂1)
成熟したオスは腹部が赤色、胸部はこげ茶色。
腹部の赤色の色調はナツアカネの赤とは微妙に違うように感じます。


(マユタテアカネ♂2)
雌雄とも顔面上部に、
眉班(ビハン)と呼ばれる黒色の斑点が2つ並びます。
これが名の由来です。
位置的には大きな唇の上、眉というより鼻の孔です。


(マユタテアカネ♂3)
アカネ属の中では小型。
ほぼ同じ大きさで姿もよく似ているものに
ヒメアカネ、マイコアカネがあります。
この2種は数が少ないようで、なかなかお目にかかれません。


(マユタテアカネ♂4)
ススキの穂を背景に写した一枚。
マユタテアカネの雄は尾部上付属器が上に反り返るのが特徴、
眉斑とこれが見分け方になります。


(マユタテアカネ雌1)
メスは成熟しても赤化せず体色が全体に濃くなり、茶褐色です。
また、メスにはノシメトンボやコノシメトンボのように
翅の先端に褐色の斑紋がある個体と、
アキアカネのように翅に褐色斑がない個体がいます。


(マユタテアカネ雌2)
翅の先端に褐色の斑紋がある個体。


(マユタテアカネ雌3)
翅に褐色斑のないマユタテアカネ♀。
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