行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツリフネソウにトラマルハナバチ

2020-10-24 20:00:12 | 花と虫
咲きはじめの頃には姿を見なかったトラマルハナバチ、
ツリフネソウの群落の花が盛りになり、姿を見せてくれました。


きれいに咲いたツリフネソウにトラマルハナバチがやってきました。
飛んでいる個体少しボケてしまいしたが
早くも口吻を長く伸ばしています。


トラマルハナバチ。
背中が黄褐色の毛でおおわれているのが特徴です。
いかにも花粉をたくさんつけて運んでくれそうな柔らかそうな毛です。
ツリフネソウの花をよく見ると、
花筒の上にぶら下がるの白い組織があります。
その白い組織が蕊、そこに雄蕊が雌蕊を包むように存在しています。
雄性期には雄蕊から花粉が出ていて、ハチの背中の毛に花粉をつけます。
そして、その花粉は雌性期の花に受粉されます。


トラマルハナバチが
翅を動かしながらツリフネソウの花の上にとまりました。
ツリフネソウの蜜源はくるくると巻かれた距の中、
長い花筒のさらに奥です。


花の中に潜ったトラマルハナバチ、
お尻だけが確認できます。
長い口吻を伸ばしてもここまで潜らないと蜜にはありつけません。


9月早めに咲いた花からはもう果実ができています。
花横の緑色の槍状のものが果実です。


前にも載せましたが
ツリフネソウにはホシホウジャクも吸蜜によくやってきます。
花筒の長く、蜜源が花奥の距にあるツリフネソウ、
長い口吻の持ち主でないと蜜にありつけません。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする