行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

スイカズラとテイカカズラ

2019-05-26 20:00:39 | 花,植物
よい香りを放ち、
花色が白色から黄色に変わる蔓性の木本、
共通点の多いスイカズラとテイカカズラです。
いずれも5月中旬に花を咲かせていました。


スイカズラ科スイカズラ。
アカメガシワの紅い新葉と並び、
スイカズラが早くも咲きはじめていました(5/9)。
咲きはじめの花は白色です。


道端や林縁など、やや湿り気のある場所に生育する蔓性木本。
咲きはじめの花は白色ですがやがて黄色に変化します。
その花色から金銀花、
また冬でも葉が残るのでニンドウ(忍冬)の名があります。


花は筒形で先端が上下に大きく裂け、
雄蕊、雌蕊ともに暴れて、花の外に飛び出します。
そのせいで花に表情、個性があり、どこか人の顔のようにも見えます。
白いお嬢さんが二人、おしゃべりをしています。


こちらは黄色い人が二人、
「ねえあんたゆっくり歩いてよ」というところでしょうか。


キョウチクトウ科テイカカズラ。
他の木に絡まり蔓を伸ばし、
花をたくさんつけていました(5/18)。


けっこうな高木ですが、
幹の根本から天辺までテイカカズラで覆い尽くされています。
山野に自生し、
岩や木に絡まり這い上がり広がるテイカカズラです。


花の咲きはじめは白色、やがて淡黄色に変化します。
丈夫で花の香りがよく、
江戸時代から庭木や生垣としてもよく用いられています。

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