ニホンカワトンボ

4月下旬、長い連休に入る前日、
今年も谷戸の小さな流れにニホンカワトンボを写すことができました。
環境が劣化し、そして近くに住宅が立ち並び、
休日には川で魚や昆虫採りで遊ぶ親子連れが何組も見られます。
ここのカワトンボも年々生息場所が狭くなり、
個体数も急激に少なくなっているように感じます。


(雄1)
毎年、ゴールデンウィーク近くになると、
稲城上谷戸の短く小さな流れに発生するニホンカワトンボ。
金緑色の体色、橙赤色の翅色、
美しいので毎年この時期撮るのが楽しみです。


(雄2)
岸辺の草から草へ飛び移りますが動きは緩慢、
そっと近づけば逃げられず近くに撮れます。
美しく、ストレス少なく撮れる、好きなトンボの一つです。


(雄3)
この日は晴れ日、草の若葉も日に映えて美しく、
若草にとまるカワトンボには絶好の撮影日です。


(雄4)
吸蜜することはないと思いますが
水辺のケキツネノボタンの花にとまりました。
橙赤色の翅を持つのは雄、
上4枚はすべて雄の個体になります。


(雌1)
雌の翅色は透明、
縁紋(翅の前端近くにある矩形紋)が白色です。
なお、透明の翅を持つ雄もいますが縁紋が紅色となります。


(雌2)
翅が透明、縁紋が白色、これも雌です。


これは5月1日の長池公園にて、
翅色が透明ですが縁紋が紅色、雄です。