行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

シャガの花

2019-05-12 20:00:31 | 花,植物
4月初旬から5月まで、
公園、人家近くの林の周辺などのやや日陰地帯に
群生して花をつけているシヤガ(著莪)、
美しい花なので、気が向くと写して見ます。


シヤガ、
アヤメ科アヤメ属の多年草、
4月最初、他のアヤメ属よりいち早く花をつけます。


今年最初の花は4月1日の皇居東御苑にて、
まだ昨年の枯れ葉が残る中、早くも咲き始めていました。


中国原産、かなり古い時代に日本に持ち込まれた帰化植物とのことですが
日本の里山など、人家近くの林などにすっかりと定着しています。


花弁は白が主体でアヤメに似ます。
濃い紫と黄色の模様が微細に入り、
好きな花の一つです。


シャガ、
実は三倍体のため種子ができません。
つまり、その広がりは根茎を分けて植えるなどして、
人為的に行われたことになります。
日本全国、人の住んだ痕跡のある場所に見られます。


ということは、日本に存在するすべてのシャガは同一の遺伝子、
どの花も紫と黄色の模様など全く同じに見え、
違い、変異が見られないのはこのことによるものと思われます。


最後に皇居ではありませんが
4月中旬過ぎの群生したシヤガの花を。
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