行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

深大寺にて

2015-07-17 20:00:20 | 風景
連日の厳しい暑さになった7月15日、
調布の深大寺に行って見ました。


深大寺山門から眺めた参道、
ここは深大寺蕎麦として名高い場所、
参道には蕎麦を食べさせる店が多く並んでいます。


参道に並ぶ店は木造、
雑然とした店構えは昭和30年、40年代を感じさせます。
裸電球に赤い氷の文字、
風通しのよい緑の下で涼をとる、
クーラーなど必要のない世界に思えます。


「ひえひえかき氷」の旗が眼をひく板張りの店、
氷だけではなくラムネ、ソフトクリーム、ダンゴ、ソバパンと
何でも売っています。
向こうから首手ぬぐいのおじさんが
汗を流しながら自転車を引いてやってきました。


雑然とした中の昭和レトロ、
モノクロの子供のころを思い出すとともに
どこか安らぎも覚えます。


ウィークデイの午前中ですが子供の姿、
ちょっと変わった観光地ということで
中国などからの観光客もかなり見られました。
これ蕎麦食い地蔵と呼ばれているそうですが、
子供のソフトクリームを食べようとしています。


深大寺は湧水の多い場所、
境内には今でも複数の湧水源があり、
それらの豊富な水が参道の側溝を流れています。
下流では蕎麦屋の主人らしき人が
水を汲み、道路に打ち水をしていました。


その湧水の一つ、
涼をもたらすように寺の池に流れ落ちています。


帰り際、空を見ると、鱗雲が広がっていました。
鱗雲に百日紅、夏の終わりのようですが、
台風11号が去ると多分梅雨明けです。

コメント
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