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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ワレモコウとツルボの花

2014-09-28 20:00:20 | 花,植物
9月の彼岸の入り、
久しぶりに南山を歩いてみました。


道端に吾亦紅(ワレモコウ)、
数本が花を風に揺らしていました。
日本の山野に自生するバラ科の多年草です。
こんな花とは思えない花ですがバラ科なのです。


ワレモコウの花と思われている楕円形の紅い塊、
実は花が終わってたくさんのガク(萼)が残った姿なのです。
その中に一つだけきれいに花があるものを見つけました。
花びらもあり、これならバラ科の花です。


まだ紅くなる前の若いこれもワレモコウの花です。
花は上から順に咲いていき、
だんだんと紅くなっていくようです。、
そして吾亦紅(吾また紅なり)と主張します。


少し明るい道沿いには蔓穂(ツルボ)が
所々に花をつけていました。
ヒガンバナより少し早く花を咲かせるツルボ。
古くはヒガンバナと同様、
飢饉の時に役立つ救荒植物として植えられた
ユリ科ツルボ属の球根植物です。


そのツルボにチャバネセセリがとまっていました。
最近は見るのはイチモンジだけ、
チャバネでも少し新鮮です。


山の下りに、
紅いゲンノショウコが咲いていました。
関東地方では白花に比べ、紅花は少ないそうです。


帰り道、
ツツジの植え込みから姿を出していたウスイロツユクサ、
普通のツユクサに比べ、青色が薄く、薄紫色です。


6月下旬の梅雨時から花を咲かせるツユクサですが
露草、秋の花なのです。
9月になり、花の青色がより深くなったように思えます。
写真は午後2時ごろの花が閉じはじめたツユクサ、
花色がなおさら濃く、群青色でした。
コメント
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